2015年1月2日金曜日

20150102:番外編。雪。

私の実家は高知ですが、いわゆる、
海の近くの南国的なアッパーな高知とはかなりイメージが異なります。
四国山地の山頂の村に私の家はあります。
正月が明けると、目の前には銀世界が広がっていました。
私は2日に高知から出たのですが、
車での山越えは、時速40kmでもスリップが怖い難所となりました。
たくさんの、スリップをしてしまった車にも遭遇しました。
写真は、道路の壁面にびっしりと付着した雪です。

写真を愛する父曰く「雪は余計な情報を覆ってくれる」とのこと。
確かに、全部が真っ白なので、家の壁の青いのとか、
木のクネクネとした形状が際立って見える。
いつもなら大きくてイカツいトラックの方々も、
こんな日には出番などあるはずもなく、
てっぺんに雪を積もらせて、駐車場に肩を寄せ合っているように見えました。
この壁面の雪模様の後、クルマで走り去りながら、
氷麗の暖簾に隠されたお地蔵さんが目に入りました。
道路のそこら 中の標識も雪帽子を被せられて寒そうでした。
「雪で物語が生まれるもんなんやな」と思い、
そこここでイメージが膨らんで胸がキュンとなるのです。

いやしかし、さすがにこの豪雪を予想してなかったもんで、
街履きのブーツでは車外に出る勇気などなく、
信号待ちのその隙間に、またはちょっと休憩のときに
窓からの風景を撮るにとどめました。



単なる証拠写真ですな。


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--Bill Withers "Lovely Day"