2015年3月5日木曜日

20150305:セイヨウフキ

先生に「足元もちゃんと見んにゃ〜」と言われて
ブータンヤマボウシの足元を見てみると、セイヨウフキが咲いていました。
入り口近くの木々の足元には、先生の大事にしている植物があるのですが、
冬の間、地上部には何も出ていなかったりして、
木をしっかり見てみようと近づく意欲的な人(私も)がどんどん踏み込んで
ついには地上部に出られなくなってしまうことも。
足元注意。
こんなにかわいい植物も不意に見られたりするので、
むしろ、足元も楽しみに。

セイヨウフキは、フキノトウとカタチが似ています。
(この写真のは似てないけど。もっと花がたくさん穂状につくのです)
でも、同族別種。先生曰く「これは有毒じゃ」とのこと。
調べてみると、たしかに、急性肝炎や肝不全の恐れがあるそうで、
使い方には注意が必要のよう。
ハーブとしての歴史は古く、ギリシャ時代には
皮膚潰瘍の治療など民間薬としても使われていたとか。
他にも、セイヨウフキの大きな葉を帽子にして遊んだりと、
ヨーロッパではかなりポピュラーな植物だったよう。
私は初めてお目にかかりました。

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セイヨウフキ(学名:Petasites hybridus)
キク科フキ属
薬用部分は根っこ。ペタシンやイソペタシンなどの薬効成分は、根茎部分に多く含まれている。
また、イヌリンやペクチンも含んでいる。
鎮痙作用を示し、偏頭痛、鼻づまり、花粉症、尿管の炎症改善に用いられ、
ドイツではOTC、アメリカなどではサプリメントとして普及している。
日本でも、健康補助食品などの素材として注目され始めている。
ただし、ピロリジジンアルカロイドを含んでおり、
単離したピロリジジンアルカロイドは肝毒性を有するため、
ハーブとして使うときは毒性アルカロイドを適切に除去していないものは危険。
ピロリジジンアルカロイド以外の成分も肝毒性に関与している可能性があり、注意が必要。
日本では2012年2月に厚生労働省から、消費者に摂取を控えるよう呼びかけがあった。
(参考:/Wikipedia
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Tahiri 80 "Heartbeat"

"Can you feel my heartbeat when I'm close to you?"

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