2014年12月14日日曜日

20141214:紅。


ナンテン。
茎の紅の濃さが、モノクロームの薬草園に映えるのです。
いや、正確には、入り口にはクチナシの実もあるし、
紅葉していたり、カボスやスダチもすっかり熟しているし、
モノクロームではないのですが、
なんとなく終わりかけの雰囲気の中に、
ピンと生気の張ったナンテンの佇まいは目をひく。
こないだ、「赤は縁起物」と、先生の講義で聞いたことを書いたけど、
縁起物の話を聞かなかったとしても、ちょっとうれしくなるのでした。

その斜め隣にはカラスビシャク。
新しい茎がニョキ、と伸びています。
こちらも紅。

さて、いつもの通りにせっせと水をまいていると、
事務のフジトモさんが「がんばるねー」と通りかかったのでした。
「このトウガラシは完成形?」と聞くので、
「完成をとっくに過ぎたものです」と答えました。
畑にあるのは、葉っぱももう終わりかけているし、
青々としていた実はすっかり熟しきって赤くなったのを通り過ぎ、
シワシワにしぼんでしまったものが大半。
一時期は南蛮漬けにしてみたり味噌で炊いてみたり
佃煮にしたりと工夫を凝らしてがんばっていたのですが、
さすがに毎日トウガラシ(というよりシシトウ)というのも飽きてしまいました。
ときどき出入りしていたおばさま方も同じでしょう。
できたばかりのころは、ナイロン袋片手に
うれしげにお土産として収穫していたのに。
「赤くても酸味と甘味が増しておいしいんですよ」とは言ったものの、
自分が食べないものを人に勧めてもね、という気がして、
トウガラシの説明はそこでやめました。

会話が終わって、薬草園の中。
鉢に水をあげている最中に見つけた新しいトウガラシ。
サイズは小さいものの、こちらは、ピンと張って若くて食べごろです。
たぶん、畑のとは違う種でしょうが、いったい何でしょう。
京都の植物園や湧永で見た、あの黒いトウガラシを、
もっかい先生にプッシュしとこう。

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--Zombie Disco Squad "Righteous Sound"
私の中で超ホットなサウンド。

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