2014年6月14日土曜日

20140614:トウキ

トウキの葉はちょっと複雑なカタチながらも左右対称。

鉢に植えられたこの人、5月の薬草マイスター講座で
「この葉っぱをもんで匂いかいでみい」と先生からちぎってもらったトウキ。
言われた通りに匂いをかいでみると、
セロリとよく似た、爽やかな香りがスーンっと鼻に通ってくるのでした。
  先生「この匂い、好きな人」
  熟練の生徒たち「はーい」
そこにいた人のほとんどが手を挙げたんじゃないでしょうか。
私もこの香りは好き。

匂いをかがれたこの枝を最後に受け取っていた私は、
「好き」と言った手前、捨てるワケにもいかず、
手にしっかりと握ったまま持って帰ってきてしまったのでした。
なんとなく、そのまま放っておくのも気が咎めるので、
しばらく水につけておくと、3週間後ほどでしょうか、根っこが出てきました。
先生が言うには、トウキを挿し木にするという栽培方法は、
センモンカのジョーシキとしてはあんまり誰も思いつかなかったらしく。
でも最近、挿し木の方法も論文で発表されていたそうで
「出るんじゃなーって思っとったけど、本当にやる人がおるんじゃね」と。
何の狙いもなくただ水につけていた、というだけなので、
なんだか、おこぼれを拾った気分です。

根っこの出たオオモトの枝は、上の写真のように鉢に植え替えました。
あと、先生の助言に従い、枝分かれの部分から3本にわけて、
また水につけています。今、ちょうど1週間くらい。

早く出てこないかなぁ。














--------------------
トウキ
セリ科シシウド属の多年草。
薬用植物としても栽培される。
根は血液循環を高める作用があり、充血によって生じる痛みの緩和に有効。
日本薬局方では「生薬トウキ」の基原植物は、
トウキおよびホッカイトウキとされる。
四物湯、当帰芍薬散、当帰建中湯、補中益気湯、紫雲膏、当帰湯などの
漢方方剤に使われる。

0 件のコメント:

コメントを投稿