2014年6月19日木曜日

20140619:ウイキョウより始めて。







































花の先をちぎって食べてみると、甘い味、
その後にスーッと爽やかなハッカのような香りが口に広がります。

ウイキョウ。
薬草園ではものすごく背が高くなってしまっていて、
その“伸びすぎた”足元(茎)ばかりが目につくので、
あんまり美しいと思ったことがありません。
でも、先生に勧められて口に入れると、上の如く。
「これ、サラダにいいと思わない?」と先生。
たしかに、パセリの代わりに入れておくのも、
刺身のツマとして食べるのも、変化があって楽しそう。
私は食べたことがない、というか、
日本ではほとんど食用に出されることはないそうで、
多くは生薬「茴香」として、漢方や、市販薬なら太田胃散や仁丹に使われている。
食用としては、日本ならば沖縄料理で、整腸作用のある島野菜として扱われ、
あるいは西洋でなら、付け合わせ(臭い消し)として供されるとも。

ウイキョウ、上半身。大きい。

これは、単なるキャベツではありません。
呉市は広の特産のキャベツ。
その名もヒロカンラン。
私は食べたことがないけど、先生曰く、甘いのが特徴とか。
今はもう時期は過ぎてしまっているけど、
いつかおいしいヤツを食べてみたいなぁ。


今日は、昨日とはうってかわってのいいお天気。
土はからっからに乾いています。


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ウイキョウ(和名。英名ではフェンネル)
セリ科ウイキョウ属
ここでは和名で紹介しましたが、英名ではフェンネル。
Wikipediaで検索すると、「フェンネル」で出てきたので、
こちらが一般に使われている名称なのかも。
芳香の主成分はアネトールという物質。
(参考:Wikipedia

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ヒロカンラン
アブラナ科アブラナ属
明治時代から呉市広地区で栽培されていたキャベツ。
一時期は市場から消えてしまっていたが、
呉市農業振興センターの呼びかけで地道に守られてきた。
広のゆるキャラ「ひろげんき君」の栽培絵日記もある。

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