この土曜日には、薬草園で、ベニバナを摘んで
お茶にしたり、染め物もやったりしたのかな。
私は昨日は行けなくて、今日行ってみると、テントの下のテーブルの上に、
ベニバナの花びらが入った紙コップが置いてあった。
白い紙コップの中に散らばったオレンジとキイロの細長い花びら。
何と言うべきか。なんとなく美しい。
このベニバナたちはただいま満開。
もうひとつ、ベニバナ畑の筋がある。
この満開の花たちと同じ時期に蒔いたものだと思うけど、
そっちの花期はまだ先のよう。
雑草に覆われすぎて、日光を受けられないヤツもいたのか。
金曜日の夕方と今日の午後は、こちらの畑の草引きをずっとしていた。
ベニバナとほぼ同じ場所に生えている雑草など、
いっしょにベニバナを抜いてしまわないよう、
ベニバナの根っこを傷めてしまわないよう、抜き方には技術を要する。
間違って抜いてしまったときなど、
言い訳のように埋め合わせをしてしっかりと土を押さえ込む。
草引きをしていると無心になれる。
ぼんやりと考え事でもしているつもりでいたけれど、
今日、少し自分のことを観察していたら、
雑草をどの方向に、どの角度で抜くか、
みたいなことしか考えていないことに気づいたのだった。
ベニバナ
キク科ベニバナ属
一年草または越年草。雅称を末摘花(すえつむはな)とも言う。
エジプト原産、日本にはシルクロードを通じて4〜5世紀ごろ渡来。
染料としても薬草としても使われる。
染料としては、花を発酵・乾燥させたものが紅色の染料や着色料の材料となり、
生薬としては、紅花(こうか)と呼ばれ、養命酒にも含まれる。
ベニバナのキイロを紅色にするには、
花を摘んですぐに水にさらして乾燥させる作業を何度もくり返すらしい。
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