2014年6月25日水曜日

20140625:ギンブロウ


今日は、銀不老という豆を植えました。
…というか、銀不老って、ご存じ?
どうやら高知・大豊の特産らしいのですが、
私(高知出身)は恥ずかしながら知りませんでした。
社団法人農山漁村文化協会のホームページ「故郷に残したい食材」によると、
県内でもこの地域だけで伝えられてきた豆。
いぶし銀のような光沢を放つ。
黒大豆の旨味と金時豆の甘味を併せもつやさしい風味。
とあります。
さらに、同じホームページによると、
「銀不老」という名前の由来は、
「ぎん」はこの豆が黒色で艶があること、
「ふろう」は「不老」で、多くの機能性成分が体に活力を
与え若さを保つことにちなむと考えられている。
と。

つい先日、先生から、「あんた、高知やったら知っとるか?」
と言われたんだけど、全然知りませんでした。
地元ではこれを、ロールケーキ入れたり、
アイスクリームに入れたりして地域おこしの一端を担っているとのこと。
古くからは、おにぎりや混ぜご飯、お寿司などに混ぜられていたとか。

マメ科でツル性だと、見た目のインパクトにはやや欠けるので、
一度聞いただけでは忘れてしまいます。
だから今日も「先生、銀不老って、どれでした?」。


今日はフジマメと比較して見てみました。
(フジマメは写真を撮らず。迂闊でした)
フジマメは葉脈まで赤紫っぽいのに対し、
こちらはもうちょっと緑。
でも、葉のカタチはほとんど同じようです。

植えたのは、冒頭の写真の3〜4倍ほどの量の豆(種)。
薬草園はまた、豆だらけになってしまいそうです。苦笑。

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ギンブロウ(学名:Phaseolus vulgaris)
マメ科
特に品種としての固有名はなく、一般にギンブロウと呼ばれ、
それぞれの家単位で個別に採種されている。
特定の地域で隔離栽培に近い状態で長年にわたって栽培採種されているため、
品質的には純粋な品種といってよいと考えられる。
(参考:「地方品種をめぐる2」西悦子著)※PDF

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