2014年6月17日火曜日

20140617:雨の日のゴボウ


















写真を愛好する父は、雨とあらばすかさずカメラを持って外に出ます。
雨の日のほうが植物の色が濃く見えるし、
雨粒の光具合がちょっと色っぽいから。
私もマネして長靴履いて、行ってみました。
写真の心得がなく、手ぶれか、予期せぬソフトフォーカスで
せっかくの雨を美しく撮れなくてとても残念。
ま、でも、植物はやっぱり心なし生き生きとして見えるのでした。
雨は雨で、オツなものです。

上の写真はゴボウ。
アザミみたいにトゲをたくさんつけています。
これからいよいよ開く準備を整えているようです。
花の色は紫。
私は見たことがないので楽しみ。

ゴボウはユーラシア大陸原産で外来種らしい。
でも、伝わったのは縄文時代じゃないか、とのことで
ま、そんな記憶の遠い時代なら、もういいじゃないか、という気がする。
食べるようになったのは江戸から明治とのこと。
それに、ゴボウを野菜として食べるのは日本と朝鮮半島くらいのものらしい。
世界的には、ゴボウは薬用として使われることがほとんどで、
欧米では根をハーブに用いているし、
生薬・漢方薬としては利尿、発汗、血液浄化、皮膚疾患の
薬の材料として用いられている…云々。

ゴボウの葉の裏を見てみましょう。


















これは何の虫でしょうか。
最初、アリかなーと思ったけど、よく見てみると、
羽もあるし、アリとは形状も違っていました。
きっと、アブラムシです。
雨避けに集まったのでしょうか。
それとも、ゴボウの茎は美味なのでしょうか。





















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ゴボウ
キク科ゴボウ属の多年草
ゴボウを水にさらすと出てくるあの茶色は、クロロゲン酸。
クロロゲン酸はポリフェノールで、抗酸化作用がある。
そのため、ゴボウ調理の三大新常識に
「皮はむかない、水にさらさずすぐ調理、大きめにゴロンと」が挙げられるらしい。
日本には薬草として中国から伝来。
薬用としては発汗利尿作用のある根(牛蒡根:ゴボウコン)のほか、
浮腫、咽頭痛、解毒に用いる種子(悪実:アクジツ、牛蒡子:ゴボウシ)を用いる。
(参考:Wikipedia

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