2014年9月14日日曜日

20140914:アキアカネよりはじめて。


このアキアカネ、平地で孵化して、夏の間は涼しい山地で過ごすのです。
だから、けっこう移動距離が長い。
これに対して、夏の間も平地から移動しないのはナツアカネ。
アキアカネが平地に戻る季節です。
秋です。

9月も半ばを過ぎるといきなり涼しい風が吹き抜けるようになりました。
今年は台風ばかり、雨ばかりの夏だったから暑くなかったとも聞くけど、
私からすれば、それでも十分に暑い夏でした。
今年の夏は運転免許を取るのに時間を費やしてしまった。
この木曜日に免許をゲットしましたが、
さっそく、母のクルマを乗り回してルンルン気分でございます。
私の移動距離も、これで随分拡大されることでしょう。

「彼らはどうしても思ったところへ行きつけなくて、
いつもどこかをあこがれてるんだって…」
トゥーヴェ・ヤンソンの童話の主人公、ムーミントロールの言葉。
物語に出てくる、奇妙な電気生物ニョロニョロについて語っている。
移動する者が目指すのは実在の場所であったり、
あるいは「ここではないどこか」という場所。
生まれるときに宙から突然降ってきたわけでもないのに、
人が「星になる」「空に還る」と表現するのはなぜだろう。
生きているうちには決して訪れることのない故郷なら、
変わることなく僕らを待っていてくれる気がするからだろうか。
※『A』2001.vol.13(文:Shinichi Uchida)

アリと対峙するテントウムシ。
このテントウムシはやけに落ち着きがなく、
エビスグサの種(写真の、テントウムシがいるところ)を
のぼったりおりたり、のぼったりおりたり。
立ち止まることなく動き続けた先で活動していたアリを見て、
ようやく歩みを止めたのでした。

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I've got the place
I've got the time
I've got words that rhyme
I've got wordy to hear my song
I am ... to myself
--Chinese Man "I've Got That Tune"

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