2014年9月27日土曜日

20140927:変化。

アマチャの花期はどうやら7月頃だったようで、
そのころなら、ガクアジサイのような散形花序をつけるとか。
残念ながら、そのころの姿は全く目に入っていませんでした。
葉だけになったこのごろ、なぜか夕暮れに目に飛び込んできたのでした。

植物はいつも同じところに立っていますが、
いつも同じ姿ではありません。
わかりやすいのが花期、それに実の時期。
植物もそのときには、花粉や種を運んでもらうために、
できるだけその対象の動物にとって華やかに映るように、
見た目も、香りも、味も整えるのです。
それらが全て、化学反応の積み重ね…ということに驚きを禁じ得ません。
植物をじっと見ていて、そのことがジワジワとココロに沁み込んでくると、
とても壮大なドラマを観ているような気分になるのです。
今、アマチャは葉っぱだらけ。
手を広げて、エネルギーをいっぱい貯えています。


さて、こちらは私のギンブロウ。
目が離せないほどに、日々姿を変えています。
一方では花が咲き、一方では花が終わり、
終わったあとから実が伸びています。




テントの横では、先生が染料を乾燥させていました。
上はアカネ。下はムラサキです。
いずれも根っこ。
私たちの目にはほとんど関係のない部分に思えますが、
草引きをしていると、土の下でこそ、
激しく生存競争をしていることがよくわかります。

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アマチャ(学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii)
ユキノシタ科アジサイ属
植物学的には、ヤマアジサイと同一物。
干した葉を煮出して飲料とした甘茶は、黄褐色で甘みがある。
お釈迦様が生まれたとされる4月8日に、甘露の雨が降ったという言い伝えから、
毎年のその日、灌仏会(カンブツエ)という仏教の祭で、お釈迦様の像に注ぐ風習もある。
薬用としての有効成分は、フィロズルチン、イソフィロズルチン。
甘みがあり、その結晶は、ショ糖の400あるいは600〜800倍、サッカリンの2倍の甘さだが、
ヒトの体内では消化吸収されないため、
糖尿病患者や肥満症患者の砂糖代わりの甘味料としても使われる。
この他、さまざまな家庭薬に配合されていたり、
あるいは、口中清涼剤や歯みがきの甘味、醤油の味付けなどにも用いられている。
(参考:Wikipediaイー薬草ドットコム季節の花300
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ギンブロウ(学名:Phaseolus vulgaris)
マメ科
特に品種としての固有名はなく、一般にギンブロウと呼ばれ、
それぞれの家単位で個別に採種されている。
特定の地域で隔離栽培に近い状態で長年にわたって栽培採種されているため、
品質的には純粋な品種といってよいと考えられる。
(参考:「地方品種をめぐる2」西悦子著)※PDF
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アカネ(学名:Rubia argyi)
アカネ科アカネ属
つる性多年生植物。根は乾燥すると赤黄色から橙色となり、
赤い根であることからアカネと名づけられたと言われる。
花期は夏から秋にかけて。目立たない小さな花が咲く。
染料、薬用ともに、根を使う。生薬名は「茜草(センソウ)」。
利尿、止血、通経薬として、鼻血、吐血、血尿、血便、腎臓病、
黄疸、神経痛、リューマチ、月経不順に効き目がある。
また、消炎作用が強く、せきを止める作用もある。
果実を通経剤として、月経不順のときに煎じて使うと効き目があるともいわれている。
参考:Wikipediaイー薬草ドットコム
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ムラサキ(学名:Lithospermum erythrorhizon)
ムラサキ科ムラサキ属
多年草で、初夏から夏にかけて白い花を咲かせる。
根は暗紫色で、染料としても生薬としても使われる。
生薬名は「紫根(シコン)」。日本薬局方にも収録されている。
抗炎症作用、創傷治癒の促進作用、殺菌作用などがあり、
紫雲膏などの漢方方剤に外用薬として配合される。
最近では、日本でも抗炎症薬として、口内炎・舌炎の治療に使用される。
また、肝癌などを誘発するピロリジジンアルカロイドを含有するため、使用には注意が必要。
万葉集にも登場するほど歴史は古く、奈良時代から江戸時代末期まで栽培されてきたが、
明治以降、合成染料の登場により商業的価値を失い、
ムラサキ自体も絶滅危惧種にランクされるまでになってしまっている。
(参考:Wikipedia
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She walked towards you with her head down low
She wondered if there was a way out of the blue
Who's gonna take her home this time?
She knew that this time wouldn't be the last time
There she waits looking for a savior
Someone to save her from a dying self
Always taking ten steps back and one step forward
She's tired, but she don't stop
Every day she stood, hoping for a new life
She closed her eyes, and she heard a small voice say
You don't stop no, you belong to me
She cried, maybe it's too late
Don't, don't stop, don't, don't
--Laura Mvula "She"

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