2014年9月15日月曜日

20140915:オクラの花。

先生がよく薬草マイスター講座で笑い話としておっしゃるのが
「今の学生は、オクラがどうできるのかも知らない。
こないだは、『イモって土の中にできるんですか!』って」
これを聞いて、人生の先輩方は、「うそー!」と言って大笑いするのです。
さすがにイモのでき方は知っていたけれど、
私もオクラがこんなふうにできるとは知りませんでした。
世間知らずの三十路女子でございます。
というか、小学生のときにオクラがなっているのを見たことがあるはずなのに、
すっかりイメージから末梢されていて、
薬草園を散策するたびに、どことなく感激してしまうのです。
頭の中で勝手につくられていたイメージでは、
もっとしなやかに伸びた茎にぶら下がっているオクラでした。
まさか、こんなに直接的に天を指すなんて、という感じ。

さて、そんな調子なので、オクラの花がまさかこんなだとは知らなかったのです。
これも、先日のワタ同様に、アオイ科。
もっと細やかな小さい白い花がいくつも咲いているイメージが
私の頭の中では勝手に仕上がっていたので、
同じ植物体から出ているとは、全く思っていなかったのでした。
いや、驚きがあまりに大きくて、かなりコーフンしてしまったのです。
ワタと同じくハイビスカスのような姿。
まさか、こんなにも華やかな花がでてきているとは。
見かけによらないとは、このことです。


甥はまだコトバを覚えたばかりのころから今に至るまで、
「オホシサマのヤサイでしょ」と言って喜んでくれます。
(いつまで言ってくれるものなのでしょうか)
大きくて新鮮なオクラは、食卓で静かなスターなのです。
これもまた、夏休みの間に何度かいただいておりました。
今年の夏は、市場での野菜の高騰をヨソに、
全く野菜に困らない夏なのでございました。

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オクラ(学名:Abelmoschus esculentus)
アオイ科トロロアオイ属
原産地はアフリカ北東部。エジプトでは紀元前元年ごろにはすでに栽培されていた。
日本には、アメリカから明治初期に入ってきた、ということと、
「ネリ」と呼ばれていたトロロアオイの近縁種であることから、和名はアメリカネリ。
オクラの粘り気の正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、
コレステロールを減らす効果をもっている。
他に、ビタミン、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれるため、
夏バテ防止、便秘・下痢に効く整腸作用なども期待できる。
(参考:Wikipedia
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