2014年9月25日木曜日

20140925:サンザシ


一気に夜が早くなってしまいました。
6時半にまだなっていないころ、いそいそと薬草園に出かけたのですが、
すでにオートフォーカスではピントが合わない時間でした。
その中で、しつこく追いかけてみたのがこれ。
サンザシです。

9月3日の段階では、まだほんのりピンクづいたくらいの色だったのが、
もうすっかり真っ赤な、おいしそうな色になっています。
でも先生曰く「食べれんことはないけど、おいしくないよ」と。
むしろ、ナツメは昔はお菓子代わりに食べていたらしく、
言われるがままに口に入れてみました。

9月14日に撮影したナツメ。

9月5日のナツメ。
赤くても青くても食べられます。
見た目で想像できるでしょうが、赤いのは甘い。青いのは甘くない。
表現するとしたら、水分のなくなったナシ、といった趣。
食べ慣れない食感は、やや戸惑うものです。

それにしても、あんなにキレイな色をしたサンザシがおいしくないなんて。
でも、カリンやアンズみたいにお酒につけるとよさそうです。

暗がりの薬草園だと、昼間とは違うものに目がいきます。
たとえば、アマチャの葉の色は引き立って見えたのでした。
面倒だけど、次は三脚も持って行ってみるとしましょう。

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サンザシ(学名:Crataegus cuneata)
バラ科サンザシ属
落葉性の低木。分枝がとても多く、小枝が変化した棘もたくさん。
花は4〜5月に小枝の先端に大きな白い花。散房花序で、萼片、花弁ともに5枚、雄しべ20本。
果実は偽果で、秋に赤色に熟す。完熟少し前の10月ころに採取し、天日で乾燥させる。
これが、山査子(さんざし)と言われる生薬となる。
山査子は、漢方で健胃、消化、整腸薬として消化不良、食欲不振、下痢などに用いる。
クラテガル酸を含み、薬理実験では、胃液の分泌を促進して消化を助ける作用が確認されている。
ただし、胃酸過多や胃潰瘍の人には用いてはいけない。
果実には、プロテナーゼ、アミラーゼなどの酵素が含有され、
食物の消化を促進し、魚類を煮るときにいっしょに煮ると、骨までやわらかくなる。
サンザシの花にはアミンが含まれる。
(参考:イー薬草ドットコム
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ナツメ(学名:Ziziphus jujuba var. inermis)
クロウメモドキ科ナツメ属
薬用には種子を使う。種子を日干しにしたものは生薬名を大棗(タイソウ)といい、
または、暗褐色なので黒棗(コクソウ)ともいう。
夜露に当てて翌日日干しにしたものは、赤いので紅棗(コウソウ)。
緩和、強壮、利尿、鎮痙、鎮静などに応用される。
とくに、緊張による痛みや急迫症状、知覚過敏などの症状を緩和して、
他の薬物の作用を穏やかにするため、他の生薬と配合した漢方薬が多い。
葛根湯にも配合される。
(参考:イー薬草ドットコム
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--John Simon "My Name Is Jack"

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