2014年9月17日水曜日

20140917:ヒガンバナよりはじめて。


四万十川の源流点近くにある実家の周辺には、
ヒガンバナがたくさんすっくと立ち上がっていて、
この時期になると河原の周辺が赤い花でいっぱいになります。
「そうか、夏が終わったんか」と思うのは、その花を見たとき。
子どものころ、植物マニアの姉が
「饅頭を下げてるみたいやろ、だから曼珠沙華」と教えてくれました。
どこに饅頭らしきものがあるのだろうと、今でも思っています。

この白いのは何かなと思ったら、白いヒガンバナなのでした。
どうりで同様に、曼珠沙華。
葉のない、異様な立ち上がりが特徴なのも同じく。
得意気に母に話すと「白はふつう」とバカにされてしまいました。

先生が言うには、ヒガンバナを町おこしに使うところは、
この時期より少し前、つまり夏も終わりかけになると、
一気に草を刈るんだそうで。
そうすると、ヒガンバナの花芽が起きてくるのがよくわかる。
私はできれば、花が開く前の、その、花芽が起きてくる様子を見てみたい。


藤袴
きて脱ぎかけし
主や誰
問へどこたへず
野辺の秋風
※金槐和歌集 源実朝
小さいピンクのツボミが、たくさん、たくさんありました。
「手でさわーっとかきわけたら、いい匂いがするよ」と先生。
今日はやってみませんでしたが、明日また、やってみるとしましょう。

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ヒガンバナ(学名:Lycoris radiata Herb.)
ヒガンバナ科ヒガンバナ属
全草有毒の多年生の球根性植物。散形花序で6枚の花弁が放射状につく。
開花終了の後、線形の細い葉をロゼット状に出す。花と葉が同時に出ることはない。
日本全国で見られるものの、自生ではなく、
中国から、稲作の伝来時に土とともに帰化したものといわれている。
鱗茎はデンプンと有毒成分のリコリンを含むが、
リコリンは水溶性で、長時間水にひたせば無害化できるため、
戦時や非常時に食用とされたことも。
また、鱗茎は石蒜(せきさん)という生薬で、利尿や去痰作用があるが、
有毒のため、民間療法としての利用は危険。
また、その毒成分のひとつであるガランタミンは
アルツハイマー病の治療薬として利用されている。
ちなみに、「曼珠沙華」とは、法華経などの仏典に由来。
(参考:Wikipedia
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フジバカマ(学名:_eupatorium japonicum)
キク科ヒヨドリバナ属
秋の七草のひとつ。
生草のままでは香りがないが、乾燥すると、茎や葉に含まれるクマリン配糖体が加水分解されて
オルト・クマリン酸が生じ、桜餅の葉のような芳香を放つ。
平安時代、女性は、フジバカマを干した茎や葉を水につけて髪を洗った。
薬用部分は全草。生薬名は蘭草(らんそう)。
花期に地上部の全草を刈り取って日干しにし、香りが出たら陰干しに。
乾燥したら、容器で密閉貯蔵する。
水で煎じて糖尿病、浮腫、月経不順に有効。
また神経痛、皮膚のかゆみには外用として入浴剤に。
観賞用などにも栽培される。
(参考:Wikipedia/季節の花300/『原色薬草図鑑』北隆館P140
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It's everything I know.
It's everything I feel.
It's everything and everyone around me that I see.
——Neneh Cherry "Everything"


明日は研修。
力いっぱい足で頭を押さえつけられたような感覚が、なんとも胸くそ悪し。
ささくれをひとつずつ丁寧になでつけるしかないでしょう。
笑い話にできるくらい落ち着いたら、モレなくネタにさせていただきます。

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