2014年9月30日火曜日

20140930:ベラドンナ…じゃなかった。


薬草園に行くと、ついつい土に植わってあるものに目がいくのですが、
しっかり目をこらしてみると、鉢にあるものでも
おもしろそうなものがたくさんあります。
これは、ベラドンナ。
…というか、鉢にあったラベルでそう思ったのですが、
調べてみたら、どうやら違うみたい。

ベラドンナという名はラテン語で「美しい淑女」を意味します。
ナス科の、トゲのある花だとか。
でも、これは、ナス科とはちょっと違うような。
なんだろう、これ。
花のつきかたからすると、セリ科のような気がするけど、
残念ながら、葉っぱを撮ってなかったのでわからず。
ザンネンなり。

セリ科と言えば、ウイキョウの花もキレイに咲いてました。

ウイキョウの花をちぎって食べると、
独特の甘い香りがノドの奥に広がる感じでおもしろい。
サラダなんかに使ったらよさそう、という話で、
以前にも紹介したことがあります。

次、ミシマサイコ。
植わっている場所に「ミシマサイコ」とあるのでわかりますが、
もしなかったら、ウイキョウと間違えてしまいそう。

こんな感じで、セリ科の区別は難しい。
また明日、聞いてみるとします。
とにかく、こないだ早期体験学習で羨ましくも
薬草園で有名な企業に見学に行った女の子がいて、
「薬草園、どうやった?」と聞いてみたら、
「うーん、お花がなかった」と答えられてガクッときたのでした。
よーく見れば、この時期も花のある植物はたくさん。
でも、やっぱり興味がないと見ないよね。

今日は栄養学科の女の子といっしょに
畑にダイコンとカブの種をまきました。
明日は水菜やら白菜やらの葉物の種まきをする予定。
タノシミ、タノシミ。

↓一応、まとめておきます。
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ベラドンナ(学名:Atropa bella-donna)
ナス科オオカミナスビ属
ラテン語で「美しい淑女」の意味を持つのは、
ルネッサンス期にイタリアのベネチアなどで婦人たちが
目を大きく美しく見せるためにこの植物の葉の汁を点眼していたことに由来すると言われる。
ベラドンナの葉や根には、瞳孔を拡大する散瞳作用をもつアトロピンを含んでいる。
アトロピンは、地下鉄サリン事件のときに、
サリン解毒の特効薬として、硫酸アトロピンの注射剤が使用されたことでも知られる。
その一方、西洋では、魔女が使う毒草としても有名で、「魔女の草」とも呼ばれる。
摂取し中毒を起こすと、嘔吐や異常興奮を起こし、最悪の場合には死に至ることも。
(参考:Wikipedia日本新薬ホームページ
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ウイキョウ(学名:Foeniculum vulgare)
セリ科ウイキョウ属
またの名を「フェンネル」という。
地中海沿岸が原産とされ、古代エジプトや古代ローマでも栽培されていた記録がある。
主産地はインド、中国、エジプト。日本には平安時代に中国から渡来。
果実は生薬「茴香(ウイキョウ)」で、健胃整腸、鎮痛、去痰、駆風などに効果がある。
漢方方剤の安中散(アンチュウサン)や、太田胃散、口中清涼剤の仁丹などにつかわれている。
食用としては、西洋では魚料理やピクルスの風味付けに、
インドではカレー料理に、中国では五香粉の原料として。
また、パスティスやアクアヴィットなどの酒類、リキュール類の香り付けにも用いられる。
(参考:Wikipedia武田薬品ホームページ
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ミシマサイコ(学名:Bupleurum scorzonerifolium)
セリ科ミシマサイコ属
日当たりの良い山野に自生する多年草。
薬用植物で、根は生薬「柴胡(サイコ)」として、日本薬局方に収録されている。
サイコサポニン、フィトステロールなどの成分を含有。
解熱、鎮痛、解毒として抗炎症、肝臓などの漢方治療に。
解熱、鎮痛作用があり、大柴胡湯(ダイサイコトウ)、小柴胡湯(ショウサイコトウ)、
柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)など、多くの漢方方剤に配合される。
(参考:Wikipediaイー薬草ドットコム
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--Belladonna "Black Jazz"

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