2014年9月27日土曜日

20140927:ホソバオケラのツボミ


先生に、秋ならどの植物か聞いてみると、
「10月やったら、リンドウかオケラ」とのこと。
そこで、ホソバオケラ。
すでに白い花を開いているものもありますが、
こちらのほうがカタチもキレイ。

さて、この写真を撮ったのは27日だし、
このブログの日付も27日にしてはみましたが、
書いている今は、29日の朝でございます。
昨日は「書く仕事」というセミナー(…というべきか??)の
手伝いに行ってまいりました。
私はこれまで、書く仕事をしていたけど、
ま、読んでの通りで、テクニック云々というものは
全く持ち合わせていないのです。
中国新聞の記者さん、タウン誌の元編集長、
それにフリーライターの方を交えて、
聴衆者は10数名という超少人数でやりました。
(いつもこのくらいの小さいキャパ。かなり贅沢)

「書く」という仕事に私が思うおもしろさは、
ひとつは、同じものを表現したとしても、視点の違いが顕著に表れるということ。
もうひとつは、書いているうちに、書いている本人の中でより噛み砕かれて
「あーそうか」と腑に落ちることをたくさん繰り返しながら書かれた文章は、
ぐいぐいと力を持っているというか、だいたい成功である場合が多いこと。
(このあたりのプロセスは、同じ文章でも論文やレポートと違っている)
つまり、感じていることを言葉にして整理する、ということは、
それそのものがずばり、仕事でありながらアドベンチャーのような感覚。
(だから、それでお金を稼ぐ、ということが苦しくもある)
3人の話もだいたい同じようなもんで、
くやしーなーと羨望の眼差しを向けながら、
いろんなことを思い出していたのでした。
「わかりにくいことを、おもしろく」
「おもしろくないことを、おもしろく」
線路を切り替える前に強く思ったことを、再度確認した一日でした。
昨日は人生初の売り込みもしてみたし。
仕事もらえるといいな。

ホソバオケラは、書くための口実と化してしまいました。
またすぐ咲くだろうから、そのときに、また。

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ホソバオケラ(学名:Atractylodes lancea DC.)
キク科オケラ属
中国原産の多年草で、日本には八代将軍吉宗の時代に伝来。
日本産のオケラに比べて、葉が細いことからこの名になった。
薬用部位は根茎。生薬名は蒼朮(ソウジュツ)。
アトラクチロジン、アトラクチロジノール、ヒネゾール、
β-オイデスモール、エレモールなどが含まれ、漢方処方に用いられる。
蒼朮が配合される漢方処方には、神経質でのめまいや動悸のする場合、
息切れがして頭が痛いときに用いる苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)のほか、
平胃散(ヘイイサン)、五苓散(ゴレイサン)、消風散(ショウフウサン)、
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)など。
ちなみに、日本産のオケラは生薬名で白朮(ギャクジュツ)。
1708年にまとめられた『大和本草』によると、
「蒼朮は汗を発し、風寒湿を去り、気を下し、痰食水を消す」
「白朮は脾胃を強くして飲食を進め、虚を補ひ、汗や瀉を止める」とある。
(参考:イー薬草ドットコム
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--Earth, Wind & Fire "September"
我ながらベタですな。ホンマのとこ、Decemberの歌やけどね。

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