2014年9月26日金曜日

20140926:芽吹き。




収穫の秋、実りの秋は当然ですが、野菜も植えている植物園では、
収穫後、また新たに植物が植えられます。
写真は上からキャベツ、ミズナ、九条ネギ。
これらは畑に直に植えるスペースがなかったので
小さく苗立てされているのです。
この他に、キュウリやダイコン、ニンジン、それにニラの幼い姿も。


ポスターのモチーフに使ったトウキも、

また新しいイノチが芽吹いています。

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キャベツ(学名:Brassica oleracea L. var. capitata)
アブラナ科アブラナ属
多年草だが、栽培上は一年生植物として扱われる。
和名には、中国名を由来とする甘藍と、結球する姿をもじった玉菜というのも。
結球は葉の成長ホルモンであるオーキシンが裏側に偏ることから。
中心に近い葉ほど内側を向いているのは、
外側が先に育ち、内側はその後、混んだところで出葉するため。
古代では野菜より薬草として用いられ、
古代ギリシャ、古代ローマでは胃腸の調子を整える健康食として食されていた。
野菜としての栽培が広まったのは9世紀ごろになってかた。
日本に伝わったのは幕末の1850年代。
これ以前にも、江戸時代前期にオランダから持ち込まれたとも言われる。
(参考:Wikipedia
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ミズナ(学名:Brassica rapa L. var. laciniifolia)
アブラナ科アブラナ属
植物学的にはアブラナやカブ、キャベツとも同種。同種同変種にミブナも。
越冬して栽培する一年生植物。1680年ごろには、京都西南部の東寺・九条付近で栽培されていた。
伝統的な品種としては、大阪や京都など近畿地方を中心とし、
葉の切れ込みが深く、葉柄が細く、収穫期にほとんど株立ちしない関西系の品種と、
静岡や愛知など東海地方を中心として葉の切れ込みが比較的浅く、葉柄ががっしりと太く、
若干の株立ち状態で収穫される関東系とされる品種がある。
関西系は生食も可能。はりはり鍋に不可欠な食材としても親しまれてきた。
それに対し関東系は、野趣に富んでいるため、加熱調理されることが多い。
京都付近では秋に苗床に播種し、晩秋に畑に定植。耐寒性が強く、旬は晩秋から冬。
ビタミンA、ビタミンC、カルシウムが多く含まれている。
(参考:Wikipedia
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ネギ(学名:Allium fistulosum L.)
ネギ科ネギ属
日本では古くから薬味として用いられる他、鍋料理にも欠かせない食材のひとつとされる。
硫化アリルを成分とする特有の辛味と匂いを持つ。
ネギの茎は下にある根から上1cmまでで、そこから上全部は葉。
九条ネギは、青ネギの一種。もともとは大阪・難波に自生していたネギが原種と言われ、
後に京都に伝わって品種改良が施された。
白い部分には、ビタミンCとともに抗菌・抗カビ作用がある硫化アリル、
発汗作用などで体を温める効果があるアリシンが多く含まれている。
(参考:Wikipedia
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トウキ(学名:Angelica acutiloba)
セリ科シシウド属
多年草。根は漢方薬として用いられる。生薬名は「当帰」。
全草に特異な甘い芳香がある。
漢方では婦人病の重要生薬で、鎮静、鎮痛、強壮剤として
妊婦のむくみ、腹痛、月経痛などに効果がある当帰芍薬散、当帰建中糖などに配合されている。
これは、婦人産後の要薬でもあり、鎮静通経も認められている。
手足を暖める作用が強く、冷え性、血色改善、血行障害、頭痛、貧血などにも応用される。
(参考:イー薬草ドットコム
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昨日の記事で「偽果」のことを説明していませんでした。
偽果とは、子房ではなく、その隣接した組織に由来する果実状の器官。
イチジクやリンゴ、ナシ、イチゴなどにも見られる。
要するに、本当の種じゃないもの。
これらは果物によく見られますが、
おそらく、ヒトを含む動物に種を食べてもらい、
糞やなんかで出したものを結実させる意味を持つものも多いんだと思います。

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--Dr.John "Iko Iko"


--Dixie Cups "Iko Iko"

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