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2015年2月19日木曜日

20150219:三役揃い踏み。


蕾がいっぱいついてるなーと思っていたのが今月の初め。
先週ごろには、もう咲きそうになっていたのが、いよいよ。

これは桃。
去年の夏の終わりには、大きな桃をたくさんつけていました。
あ、別の木に、ですけど。
実をつけていた木のほうは、全く蕾の兆しがないのが不思議です。
「桃」の「兆し」は妊娠の兆しを意味するそうで、
そのことから「桃の節句」なんてのはきているらしい。
花期は3月中旬ごろからとのことなので、少し早い開花となりました。



梅の花も少し咲いていました。
まだ何も花が咲いていないころにそっと咲いていたりするもんで、
普通は発見するとちょっとうれしい気分になるもの。
でも、ここでは桃の花のほうがすでに賑やか。
しかも、桃と梅は隣に立っている。
白く透明感のある梅の、楚々とした花の美しさは健在ながら、
なんだか桃の勢いに負けてしまっています。


これは桜。
年の明ける前から咲いていた十月桜なのです。
かれこれ数ヶ月もの間、ずっと咲いていて、
散りどきを忘れてしまったかのようです。
薬草園には桜が何種類か植えられていますが、
春に咲くものはまだもう少し、といったところでしょうか。

ともかく、気分に終止符を打ちそうな
バラ科の三役揃い踏み、です。

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NUJABES "MOON STRUT"

2014年10月28日火曜日

20141028:サクラサク。


先週、水菜の苗を植え付けていたとき、
先生が「桜が咲いてるの、気付いてる?」と言っていたのを
そういえば、と急に思い出して、
先生が言っていた辺りをいそいそと探索し始めたのです。
咲いていました。
今から寒い季節に突入していくこの折に。

先生に確認してみないといけませんが、
「十月桜」という品種、「冬桜」という品種があるそうで、
そのどちらかか、それか、その他の秋に咲く品種か、
あるいは、春に咲く品種で狂い咲きしたか、
ま、要するに、私ひとりで考えたのではよくわからないという
なんともオソマツなもんでございます。
写真を見てみる限りでは、花弁がとても多くて
桃色がちょっと強いので、狂い咲きかな、とも思ったりしています。

ともかく、桜。
写真を数点撮りました。


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サクラ(学名:Prunus×yedoensis cv.Yedoensis
バラ科サクラ属 ※ソメイヨシノのデータをまとめています
薬用部位は樹皮。
外面のコルク層を取り除いた内皮を乾燥させたものが、生薬の「桜皮(オウヒ)」。
ブチロンというエキス錠剤は、サクラの樹皮から作られるもので、
鎮咳去痰剤として用いられている。
おでき、湿疹、じんましんなどには、煎じ液で患部を洗う。
(参考:イー薬草ドットコム

2014年9月25日木曜日

20140925:サンザシ


一気に夜が早くなってしまいました。
6時半にまだなっていないころ、いそいそと薬草園に出かけたのですが、
すでにオートフォーカスではピントが合わない時間でした。
その中で、しつこく追いかけてみたのがこれ。
サンザシです。

9月3日の段階では、まだほんのりピンクづいたくらいの色だったのが、
もうすっかり真っ赤な、おいしそうな色になっています。
でも先生曰く「食べれんことはないけど、おいしくないよ」と。
むしろ、ナツメは昔はお菓子代わりに食べていたらしく、
言われるがままに口に入れてみました。

9月14日に撮影したナツメ。

9月5日のナツメ。
赤くても青くても食べられます。
見た目で想像できるでしょうが、赤いのは甘い。青いのは甘くない。
表現するとしたら、水分のなくなったナシ、といった趣。
食べ慣れない食感は、やや戸惑うものです。

それにしても、あんなにキレイな色をしたサンザシがおいしくないなんて。
でも、カリンやアンズみたいにお酒につけるとよさそうです。

暗がりの薬草園だと、昼間とは違うものに目がいきます。
たとえば、アマチャの葉の色は引き立って見えたのでした。
面倒だけど、次は三脚も持って行ってみるとしましょう。

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サンザシ(学名:Crataegus cuneata)
バラ科サンザシ属
落葉性の低木。分枝がとても多く、小枝が変化した棘もたくさん。
花は4〜5月に小枝の先端に大きな白い花。散房花序で、萼片、花弁ともに5枚、雄しべ20本。
果実は偽果で、秋に赤色に熟す。完熟少し前の10月ころに採取し、天日で乾燥させる。
これが、山査子(さんざし)と言われる生薬となる。
山査子は、漢方で健胃、消化、整腸薬として消化不良、食欲不振、下痢などに用いる。
クラテガル酸を含み、薬理実験では、胃液の分泌を促進して消化を助ける作用が確認されている。
ただし、胃酸過多や胃潰瘍の人には用いてはいけない。
果実には、プロテナーゼ、アミラーゼなどの酵素が含有され、
食物の消化を促進し、魚類を煮るときにいっしょに煮ると、骨までやわらかくなる。
サンザシの花にはアミンが含まれる。
(参考:イー薬草ドットコム
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ナツメ(学名:Ziziphus jujuba var. inermis)
クロウメモドキ科ナツメ属
薬用には種子を使う。種子を日干しにしたものは生薬名を大棗(タイソウ)といい、
または、暗褐色なので黒棗(コクソウ)ともいう。
夜露に当てて翌日日干しにしたものは、赤いので紅棗(コウソウ)。
緩和、強壮、利尿、鎮痙、鎮静などに応用される。
とくに、緊張による痛みや急迫症状、知覚過敏などの症状を緩和して、
他の薬物の作用を穏やかにするため、他の生薬と配合した漢方薬が多い。
葛根湯にも配合される。
(参考:イー薬草ドットコム
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--John Simon "My Name Is Jack"

2014年7月1日火曜日

20140701:実っております。



前々からモモは狙っていたのです。
立派でしっかり大きなのが、
ゴロリ、ゴロリ、ゴロリ、ゴロリ、成っていたので。
ほとんどは助手さんが採って行かれたらしいのですが、
私もひとつ、いただきました。
先生曰く「小振りやけど、意外となかなか甘いモモ」らしい。
まだいただいてはおりませんが、うふうふ。

本題はキュウリ。
先生が「ま、試しに1本洗って食べてみんさい」と言うので、
まだ15cmの大きさにもなっていなさそうな
小さなキュウリをかじってみたら、
なんとまぁ、味の詰まっていること。
こんなキュウリ、食べたことないですけど。
キュウリって、こんな濃い味のんもあったんですね。
みずみずしくて味の淡白なのがキュウリだと思っていました。
こんなに甘くて味がギュッと濃いのは、
一度食べると忘れられないでしょうね。
「キュウリなんて、そんな家庭菜園みたいなの、うちにはカンケーない」
などといつもスカして通り過ぎていましたが、
もう足を向けて寝ることすら許されないくらいの気分です。
キュウリ万歳。
なんていう品種なのかは聞き忘れました。
そうとう迂闊でございます。



上は、ハマナス。
下はカキ。
カキはまだまだこれからですね。

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キュウリ(学名:Cucumis sativus L.)
ウリ科キュウリ属/つる性一年草
キュウリの呼称は、漢字で「木瓜(今はボケの花を指す)」
または「黄瓜」と書いていたことに由来。
つまり、古くはしっかりと完熟させて食べていた。
その味については、たとえば徳川光圀「毒多くして能無し。植えるべからず。食べるべからず」、
貝原益軒「これ瓜類の下品なり。味良からず、かつ小毒あり」と、
はっきりと「不味い」と記している。
現代の姿になるまでには、品種改良がしっかり成された経緯がある。
私たちが食べているキュウリの姿はまだ未熟な実で、熟したものは黄色に。
日本には平安時代、シルクロードを経てやってきた。
(参考:Wikipedia

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モモ(学名:Amygdalus persica L.)
バラ科モモ属/落葉小高木
実は7月〜8月。
春に五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせる。
花は3月下旬から4月上旬、実は7月から8月に。それぞれ、春と秋の季語でもある。
実が食用として広まったのは明治時代。甘味の強い水蜜桃系が輸入されて以降のこと。
平安から鎌倉時代にかけては、食用というより
祭祀用途や薬用、観賞用として用いられることのほうが多い。
「もも」の語源には諸説あり、「真実(まみ)」から転じたとする説、
実の色から「燃実(もえみ)」から転じたとする説、
多くの実をつけることから「百(もも)」とする説などがある。
※葉は薬用として、あせもなどの皮膚の炎症に効くとされる。(20140808追記)
(参考:Wikipedia

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ハマナス(学名:Rosa rugosa Thunb.)
バラ科バラ属/落葉低木
夏に赤い花を咲かせる。根は染料などに、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用に。
海岸の砂地(浜)に生え、果実がナシに似た形をしていることから「ハマナシ」と名付けられ、
それが訛ったカタチで「ハマナス」という名になった。
果実は親指ほどの大きさで赤く、弱い甘みと酸味がある。芳香は乏しい。
ビタミンCが豊富で、健康茶などの健康食品として市販される。
(参考:Wikipedia

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カキノキ
カキノキ科カキノキ属
落葉樹。
熟した果実は食用、幹は家具材、葉は茶の代わりにもと、
とにかく生活に密着している。
果実にはタンニンが多く含まれ、柿渋は防腐剤としても。
葉にはビタミンCやK、B類といったミネラル分フラボノイドなどが多く含まれ、
血管を強化する作用や止血作用を持つとされるため、
お茶は、民間療法に古くから使われており、
また、近年では花粉症予防にも有効とされ、サプリメント等に加工され商品化されている。
その殺菌効果から柿の葉寿司などにも利用される。
生薬名は「柿蔕(してい)」。
(参考:Wikipedia

2014年6月18日水曜日

20140618:枯れ木と新しい芽吹き。


















「角が生えとるみたいじゃろ。それで『頭の治療にええ』て使い始めたらしい」
と先生が教えてくれたのは、カギカズラ。
確かに、茎にたくさんのカギ。
なぜか、1つ角と2つ角とが交互になっている。
こんなの、何かの道具にあったよなー、みたいなカタチ。
鎮痙剤や鎮痛剤の他、認知症にも薬効があるとされているとのこと。
生薬名は「釣藤駒(チョウコウトウ)」。
昔の人は発想が豊かやなーと驚きました。

薬草園のは残念ながら枯木になってしまっていますが、それでも“カギ”は健在。
調べてみると、この“カギ”、本来は枝だったと考えられているそうです。
↓この写真は、中国新聞の文化センターで行われた市民講座報告のサイトから拝借。
「広島の薬用植物と漢方」

















枯木と言えば、昨日の雨の中で気になったのがこれ。

















朱色の鮮やかさが際立って、薬草園で異彩を放っているのです。
これはウコンザクラ。
先生に「この葉の色は正しいのでしょうか」と聞くと、
やっぱりこれは葉が枯れているようでした。
枯れたと言われても、この朱色はちょっと美しい。
しなーっと力が抜けて垂れて、気だるそうなのがかえって艶っぽい。
枝はまだ弾力があり枯れておらず、
だったら、この葉が散ったら新しい芽吹きがあるのかな。

今日は雨上がりにピーナッツやらハブソウの苗を横っちょの畑へと移しました。
畑は学生たちの植えたイモに、トウモロコシにトマトに…と賑やかです。
先生がトマトの枝を切って分けてくれたので、その場で挿し木にしてきました。
栄養学科の人たちの植えたトマトやナスは、もうかなり立派になっています。
賑やかな畑は、それだけでウキウキと未来に満ちている。
なんて、枯れたものを少し意識すると、ちょっと浸ってしまったり。

新しい命と枯れた命。
私はどこか、不完全なものを好む傾向があるみたい。

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カギカズラ
アカネ科カギカズラ属
千葉県や神奈川県、京都や島根など、
分布が北の地域では絶滅危惧種に類するランクが与えられ、
特に京都市では「松尾大社カギカズラ野生地」は市の天然記念物に指定されている。
それ以南の地域では普通種、むしろ実生活では害木扱いされることも。
よく枝を出し、節々に鉤があるので、駆除するのもやっかい。
薬用としては、鉤は「釣藤鉤」と呼ばれる生薬として使われる。
成分としては、リンコフィリン,イソリンコフィリン、
コリノキセイン、ヒルスチン,ヒルステインなどのアルカロイドを含有し、
鎮痙剤や鎮痛剤として用いられる。
釣藤鉤を含む漢方処方である釣藤散を
アルツハイマー認知症型モデルのラットに投与した実験において、
優位な症状の改善が見られたほか、
脳血管障害型の痴呆モデルでも有効性が報告されている。
(参考:Wikipedia
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ウコンザクラ
バラ科サクラ属
サクラの栽培品種。花弁に葉緑体を持ち、淡黄色の花を咲かせる。
ウコンの根を染料に用いた鬱金色と色が似ていることから
「ウコンザクラ」と呼ばれる。