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2014年10月9日木曜日

20141009:番外編。湧永製薬の薬草園。

今日は薬草園を飛び出して、思いつきのまま湧永の薬草園に。
せっかくなので、薬草園ではなかなか見かけないものを。


ヘビが口を獲物を見つけて口を開いたみたいなコレは、
メドウ・クラリー(または、メドーセージ)。
原産地の1つであるパラグアイの先住民グアラニ族に由来する
「サルビア・ガラニチカ」という名が正式。
サルビア、と言われたら、なんとなく親近感がわくのではないでしょうか。
赤いサルビアはよく園芸用で学校の花壇などに植えられているし、
小学生のころは花壇に忍び込んで、花びらを抜き取って、
その奥の蜜を吸ったものでした。
甘いのがうれしい、というよりも、
花びらをうまく抜き取れるかどうか、
たくさん蜜が詰まっているものを抜き取れたかが重要。
それに、おいしそうに見えない赤々とした花の蜜が
意外とおいしい、ということがうれしかったのだと思います。

あまりに異なる「メドーセージ」という呼び名は、
日本へ輸入されはじめたころ、
流通業者が間違ってなづけたためと言われているそうです(Wikipedia)。
ついでに、花言葉は「幸せな家族」「全て良し」「普遍愛」。
とてつもなく楽観的なのでした。

花びらが落ちたあとの萼の様子。
これも、なんか趣あり。

サラシナショウマです。
ブラシのように細かく咲いた白い花。
ちょっと幻想的です。
食用ならば春先に、1〜2日間、小川の清流などで
しっかりさらしてアク抜きをして茹でて、おひたしなどの山菜料理に。
この「しっかりさらす」というところから、「晒し菜升麻」なんだとか。

近くの札には「カワラサイコ」とありましたが、これは違うもののよう。
これは何だろう。セリ科だろうけど…?

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サルビア・ガラニチカ(学名:Salvia guaranitica)
シソ科アキギリ属
薬用部分は葉、種子。食欲不振に内服、眼病に外用で。
学名の「salvia」は、ラテン語の「salvare(=治療)」から。
(参考:湧永製薬薬草園の立て札より)
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サラシナショウマ(学名:Cimicifuga simplex)
キンポウゲ科サラシナショウマ属
薬用部位は根茎。生薬名は「升麻(ショウマ)」で、日本薬局方にも。
有効成分は、フェノールカルボン酸、フェルラ酸、カフェー酸、四環性・トリテルベンなど。
単独で用いられることは少なく、漢方処方で発汗、解熱、解毒薬として配合される。
(参考:イー・薬草・ドットコム)

2014年10月6日月曜日

20141006:タデ科のみなさん。


ツルドクダミは、夏までのところ、
何もドラマチックな動きがなくて、
「見た目のワリにつまらんなー」と思っていたのですが、
夏が過ぎてやっとこのごろ、小さな花が目立つようになりました。



「ツルドクダミ」といっても、
実際はタデ科で、ドクダミの仲間ではありません。
葉がドクダミの心臓形に似たカタチで、ツル性の植物だから「ツルドクダミ」。
ドクダミのように臭いもありません。
白髪が黒くなり顔色がつややかになり、精力も旺盛になって長生きできる、と、
不老長寿の薬として、江戸時代に中国から渡来したそう。
全国の大名がいそいそと栽培をしたことと、
おそらく日本の風土が植物に適したために野生化したものも。



これはアイ。
昨日の藍染に使ったもの。
染め方にはいろいろ方法があって、
昨日やったのは、その中のひとつ、生葉染めという方法。
これは最も古い方法ですが、濃く染まらない、
新鮮な葉でないと染まらない、などの欠点も。
私が染めたものも、なんだかあんまりキレイにならなくて、
先生にリベンジをお願いしているところです。
他には、アイの葉を乾燥させたものを用いる乾燥葉染め。
ただし、アイの色素は水に溶けないそうで、
そのままでは色素が繊維に沈着しません。
そのため、還元反応を行って色素が沈着できるようにして、
繊維の中で色素を元の状態に戻します。
でも、新鮮でなくてもいいから無駄も少ないし、時期もほとんど選びません。

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ツルドクダミ(学名:Polygonum multiflorum)
タデ科タデ属
薬用部分は塊根で、「何首烏(カシュウ)」。
秋に肥大した塊根を掘りとって、2〜3程度に輪切りにするか、細かく切り刻んで日干しにする。
主成分は、クリソファノール酸、レシチン、アントラキノン類(エモジン、レイン)。
オキシアントラキノン類は大黄、アロエ、センナのように緩下作用があり、
便秘気味のときには、大黄やセンナよりも穏やかですぐれた効果が期待できる。
薬理試験でも、腸管の蠕動を促進して、緩下作用を呈することが確かめられている。
中国で行われた降血脂作用の臨床治験では、何首烏の煎じ液を服用した
高脂血症の患者の8割以上に改善が見られたとされており、
血液中の高コレステロールを降下させ、
疲労による心臓衰弱に対しても顕著な強心作用があるとされる。
漢方薬では、当帰飲子に配合されており、抑うつ型の神経衰弱にも用いる。
(参考:イー・薬草・ドットコム/『原色薬草図鑑』北隆館)
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アイ(学名:Polygonum tinctoria)
タデ科イヌタデ属
葉を傷つけるとその傷口が藍色になる。原産地はインド。
染料として有名だが、乾燥させれば解熱、殺菌の漢方薬としても用いることができる。
薬用部位は葉が「藍葉(ランヨウ)」、果実が「藍実(ランジツ)」。
『神農本草経』によると、藍実は、主として体内に入った諸処の毒物を解することができ、
これを長いこと服用していると年をとっても髪の毛が白くならず、
だんだん身の動きが軽くなる、という記述があるらしい。
葉は採取して日干しにするほか、生の葉も使用。果実は採取して日干しに。
藍実を煎じて服用すれば解熱に。藍葉は、その汁を外用することで虫刺されに。
(参考:イー・薬草・ドットコム/『原色薬草図鑑』北隆館)

2014年9月30日火曜日

20140930:ベラドンナ…じゃなかった。


薬草園に行くと、ついつい土に植わってあるものに目がいくのですが、
しっかり目をこらしてみると、鉢にあるものでも
おもしろそうなものがたくさんあります。
これは、ベラドンナ。
…というか、鉢にあったラベルでそう思ったのですが、
調べてみたら、どうやら違うみたい。

ベラドンナという名はラテン語で「美しい淑女」を意味します。
ナス科の、トゲのある花だとか。
でも、これは、ナス科とはちょっと違うような。
なんだろう、これ。
花のつきかたからすると、セリ科のような気がするけど、
残念ながら、葉っぱを撮ってなかったのでわからず。
ザンネンなり。

セリ科と言えば、ウイキョウの花もキレイに咲いてました。

ウイキョウの花をちぎって食べると、
独特の甘い香りがノドの奥に広がる感じでおもしろい。
サラダなんかに使ったらよさそう、という話で、
以前にも紹介したことがあります。

次、ミシマサイコ。
植わっている場所に「ミシマサイコ」とあるのでわかりますが、
もしなかったら、ウイキョウと間違えてしまいそう。

こんな感じで、セリ科の区別は難しい。
また明日、聞いてみるとします。
とにかく、こないだ早期体験学習で羨ましくも
薬草園で有名な企業に見学に行った女の子がいて、
「薬草園、どうやった?」と聞いてみたら、
「うーん、お花がなかった」と答えられてガクッときたのでした。
よーく見れば、この時期も花のある植物はたくさん。
でも、やっぱり興味がないと見ないよね。

今日は栄養学科の女の子といっしょに
畑にダイコンとカブの種をまきました。
明日は水菜やら白菜やらの葉物の種まきをする予定。
タノシミ、タノシミ。

↓一応、まとめておきます。
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ベラドンナ(学名:Atropa bella-donna)
ナス科オオカミナスビ属
ラテン語で「美しい淑女」の意味を持つのは、
ルネッサンス期にイタリアのベネチアなどで婦人たちが
目を大きく美しく見せるためにこの植物の葉の汁を点眼していたことに由来すると言われる。
ベラドンナの葉や根には、瞳孔を拡大する散瞳作用をもつアトロピンを含んでいる。
アトロピンは、地下鉄サリン事件のときに、
サリン解毒の特効薬として、硫酸アトロピンの注射剤が使用されたことでも知られる。
その一方、西洋では、魔女が使う毒草としても有名で、「魔女の草」とも呼ばれる。
摂取し中毒を起こすと、嘔吐や異常興奮を起こし、最悪の場合には死に至ることも。
(参考:Wikipedia/日本新薬ホームページ)
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ウイキョウ(学名:Foeniculum vulgare)
セリ科ウイキョウ属
またの名を「フェンネル」という。
地中海沿岸が原産とされ、古代エジプトや古代ローマでも栽培されていた記録がある。
主産地はインド、中国、エジプト。日本には平安時代に中国から渡来。
果実は生薬「茴香(ウイキョウ)」で、健胃整腸、鎮痛、去痰、駆風などに効果がある。
漢方方剤の安中散(アンチュウサン)や、太田胃散、口中清涼剤の仁丹などにつかわれている。
食用としては、西洋では魚料理やピクルスの風味付けに、
インドではカレー料理に、中国では五香粉の原料として。
また、パスティスやアクアヴィットなどの酒類、リキュール類の香り付けにも用いられる。
(参考:Wikipedia/武田薬品ホームページ)
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ミシマサイコ(学名:Bupleurum scorzonerifolium)
セリ科ミシマサイコ属
日当たりの良い山野に自生する多年草。
薬用植物で、根は生薬「柴胡(サイコ)」として、日本薬局方に収録されている。
サイコサポニン、フィトステロールなどの成分を含有。
解熱、鎮痛、解毒として抗炎症、肝臓などの漢方治療に。
解熱、鎮痛作用があり、大柴胡湯(ダイサイコトウ)、小柴胡湯(ショウサイコトウ)、
柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)など、多くの漢方方剤に配合される。
(参考:Wikipedia/イー薬草ドットコム)
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--Belladonna "Black Jazz"

2014年9月26日金曜日

20140926:芽吹き。




収穫の秋、実りの秋は当然ですが、野菜も植えている植物園では、
収穫後、また新たに植物が植えられます。
写真は上からキャベツ、ミズナ、九条ネギ。
これらは畑に直に植えるスペースがなかったので
小さく苗立てされているのです。
この他に、キュウリやダイコン、ニンジン、それにニラの幼い姿も。


ポスターのモチーフに使ったトウキも、

また新しいイノチが芽吹いています。

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キャベツ(学名:Brassica oleracea L. var. capitata)
アブラナ科アブラナ属
多年草だが、栽培上は一年生植物として扱われる。
和名には、中国名を由来とする甘藍と、結球する姿をもじった玉菜というのも。
結球は葉の成長ホルモンであるオーキシンが裏側に偏ることから。
中心に近い葉ほど内側を向いているのは、
外側が先に育ち、内側はその後、混んだところで出葉するため。
古代では野菜より薬草として用いられ、
古代ギリシャ、古代ローマでは胃腸の調子を整える健康食として食されていた。
野菜としての栽培が広まったのは9世紀ごろになってかた。
日本に伝わったのは幕末の1850年代。
これ以前にも、江戸時代前期にオランダから持ち込まれたとも言われる。
(参考:Wikipedia)
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ミズナ(学名:Brassica rapa L. var. laciniifolia)
アブラナ科アブラナ属
植物学的にはアブラナやカブ、キャベツとも同種。同種同変種にミブナも。
越冬して栽培する一年生植物。1680年ごろには、京都西南部の東寺・九条付近で栽培されていた。
伝統的な品種としては、大阪や京都など近畿地方を中心とし、
葉の切れ込みが深く、葉柄が細く、収穫期にほとんど株立ちしない関西系の品種と、
静岡や愛知など東海地方を中心として葉の切れ込みが比較的浅く、葉柄ががっしりと太く、
若干の株立ち状態で収穫される関東系とされる品種がある。
関西系は生食も可能。はりはり鍋に不可欠な食材としても親しまれてきた。
それに対し関東系は、野趣に富んでいるため、加熱調理されることが多い。
京都付近では秋に苗床に播種し、晩秋に畑に定植。耐寒性が強く、旬は晩秋から冬。
ビタミンA、ビタミンC、カルシウムが多く含まれている。
(参考:Wikipedia)
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ネギ(学名:Allium fistulosum L.)
ネギ科ネギ属
日本では古くから薬味として用いられる他、鍋料理にも欠かせない食材のひとつとされる。
硫化アリルを成分とする特有の辛味と匂いを持つ。
ネギの茎は下にある根から上1cmまでで、そこから上全部は葉。
九条ネギは、青ネギの一種。もともとは大阪・難波に自生していたネギが原種と言われ、
後に京都に伝わって品種改良が施された。
白い部分には、ビタミンCとともに抗菌・抗カビ作用がある硫化アリル、
発汗作用などで体を温める効果があるアリシンが多く含まれている。
(参考:Wikipedia)
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トウキ(学名:Angelica acutiloba)
セリ科シシウド属
多年草。根は漢方薬として用いられる。生薬名は「当帰」。
全草に特異な甘い芳香がある。
漢方では婦人病の重要生薬で、鎮静、鎮痛、強壮剤として
妊婦のむくみ、腹痛、月経痛などに効果がある当帰芍薬散、当帰建中糖などに配合されている。
これは、婦人産後の要薬でもあり、鎮静通経も認められている。
手足を暖める作用が強く、冷え性、血色改善、血行障害、頭痛、貧血などにも応用される。
(参考:イー薬草ドットコム)
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昨日の記事で「偽果」のことを説明していませんでした。
偽果とは、子房ではなく、その隣接した組織に由来する果実状の器官。
イチジクやリンゴ、ナシ、イチゴなどにも見られる。
要するに、本当の種じゃないもの。
これらは果物によく見られますが、
おそらく、ヒトを含む動物に種を食べてもらい、
糞やなんかで出したものを結実させる意味を持つものも多いんだと思います。

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--Dr.John "Iko Iko"


--Dixie Cups "Iko Iko"

2014年9月24日水曜日

20140924:結実。

おひさしぶりのギンブロウ。
しばらく注目していないうちに、花が咲くまでになっていました。
それにしても、種をまいてからもう2〜3か月くらいになるのに、
やっと、という感じ。
マメ科らしい、妖精みたいな花がついていました。
この夏は、雨が降らなかった期間もけっこう長くて、
その間にほとんどのギンブロウはヘタってしまいました。
ここは早いうちに蔓のための柱を立てていたし、
同じ花壇にハブソウが群生していて陰もそこそこあったからでしょうか。


上はナツメ。
下はご存じのカキ。
ナツメはこんなに褐色になりました。

BB(ブリジッド・バルドー)も26歳のときに自殺未遂をしているが
(引退後も何度か未遂の噂アリ)決定的なダメージに至らなかったのは、
より彼女が現世的でリアルな存在だったからだ。
自伝『イニシャルB.B.』には、
したがかで感受性の強い一人の女が描かれているが、
人生という長い道程を歩き続けるには、
ある種の開き直りとふてぶてしさが必要なのだ。
——『花椿』2001年9月号「宇宙の気持ち」文:小田島久恵

実りの秋ですね。
早期体験学習もいよいよ終了。
あさっては全学の一年生が集まったところでプレゼン。
そして、夏休みが終わるのです。

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ギンブロウ(学名:Phaseolus vulgaris)
マメ科
特に品種としての固有名はなく、一般にギンブロウと呼ばれ、
それぞれの家単位で個別に採種されている。
特定の地域で隔離栽培に近い状態で長年にわたって栽培採種されているため、
品質的には純粋な品種といってよいと考えられる。
(参考:「地方品種をめぐる2」西悦子著)※PDF
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ナツメ(学名:Ziziphus jujuba var. inermis)
クロウメモドキ科ナツメ属
薬用には種子を使う。種子を日干しにしたものは生薬名を大棗(タイソウ)といい、
または、暗褐色なので黒棗(コクソウ)ともいう。
夜露に当てて翌日日干しにしたものは、赤いので紅棗(コウソウ)。
緩和、強壮、利尿、鎮痙、鎮静などに応用される。
とくに、緊張による痛みや急迫症状、知覚過敏などの症状を緩和して、
他の薬物の作用を穏やかにするため、他の生薬と配合した漢方薬が多い。
(参考:イー薬草ドットコム)
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カキノキ
カキノキ科カキノキ属
落葉樹。
熟した果実は食用、幹は家具材、葉は茶の代わりにもと、
とにかく生活に密着している。
果実にはタンニンが多く含まれ、柿渋は防腐剤としても。
葉にはビタミンCやK、B類といったミネラル分フラボノイドなどが多く含まれ、
血管を強化する作用や止血作用を持つとされるため、
お茶は、民間療法に古くから使われており、
また、近年では花粉症予防にも有効とされ、サプリメント等に加工され商品化されている。
その殺菌効果から柿の葉寿司などにも利用される。
生薬名は「柿蔕(してい)」。
(参考:Wikipedia)
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--The Four Seasons "Sherry"

2014年9月22日月曜日

20140922:いがいが。


春の間からすでにとんがっていたチョウセンアサガオ。
白く優雅そうな花を咲かせるようですが、
花を見ることなく、実が熟していました。
これは6月ごろの姿。すでに痛そう。

今日は、薬草園で作業をしていた人が多く、
私が「この実はなんですか?」と聞きまわっていたら、
おもしろい話を教えてもらいました。

1800年ごろ、世界で初めて全身麻酔薬を創製して乳がん手術に成功したのは、
紀州の外科医、華岡青州という人でした。
彼は、和漢古今の本を読みあさって、山から草根実を採取し、
空地に薬草を栽培して、鳥や動物で薬効を試すのみならず、
自分のカラダ、母のカラダ、妻のカラダでも薬効を調べたようです。
その結果、母は死に、妻は中毒で失明したとか。
恐ろしい話ですが、これらの実験から、
「通仙散」という麻酔薬が誕生したとのこと。
これには、チョウセンアサガオの花、葉、味、ヤマトリカブトなどの根塊、
ヨロイグサの根、トウキの根、センキュウの根茎、テンナンショウの根茎が
それぞれ配合されています。
通仙散よりも先に、チョウセンアサガオを配合した薬方はあったようで、
それを参考にしながらつくられたこの薬は、
より体内吸収速度を抑えて安全性を高めたものなんだそうです。
以上、『イー・草・ドット・コム』も参照しました。

チョウセンアサガオの根はゴボウとよく似ています。
ただし、ゴボウと違って毒性が強い。
あと、チョウセンアサガオのつぼみはオクラとよく似ている。
もちろん、強力に毒性ありです。
チョウセンアサガオに関する中毒の話は、
ちょっと調べるとたくさん出てきます。要注意ですね。

チョーシにのって写真を撮っていたら、
脇の下やら腕にチクチクするものが。
「先生!、服にいっぱいつくんじゃが、こりゃあ、何じゃろ!」
と作業をしていたおじさまたちと私とで大騒ぎがはじまりました。
「そりゃ、ゴボウじゃが」と先生。
ゴボウは根っこをいただきます。
根っこばかりを見ているので、まさかこんな風貌だとは気付かないのです。
ゴボウの茶色部分に栄養素が多く含まれるので、
洗いすぎないことがポイント。

先日「これはなんだろう」とウヤムヤにしていたのは
猛毒・リシンの元であるトウゴマでございました。
こちらもいがいがとしています。

先生の話によると、毒を調べて薬草につなげることが多いとのこと。
それは、毒が代謝に直結するからだし、
その要素を何らかのカタチで薄めたり、中和させることで
カラダのどこかを補ってくれる薬になる。
一番最初に、先生の講座を受けたときに聞いた話ですが、
私はなぜかちょっとワクワクしながら、
話がストンと腑に落ちるのを感じたのでした。

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チョウセンアサガオ(Datura metel/L.)
ナス科チョウセンアサガオ属
葉や花をみると確かにそうなのだが、ナス科だったとはちょっと意外。
仏様が説法するときに、天から降りてきて人の心に喜びを感じることができる花、
という意味で梵語から「マンダラゲ(曼荼羅華)」との異名もある。
日本には17世紀末ごろに伝来。園芸用には「ダチュラ」の名で流通している他、
「キチガイナスビ」とも呼ばれている。
一年草で、夏から秋にかけて漏斗状の白い花を咲かせる。
果実は球形。短いとげが多数付いており、
熟すと割れて、中に入っているたくさんの種子を飛ばす。
有毒部分は花または全草、種子、葉。全草にトロパンアルカロイドを含み、
日本薬局方では毒薬に指定されている。
副交感神経抑制作用、中枢神経興奮作用がある。
現在ではアトロピン、スコポラミンの抽出原料とされている。
(参考:Wikipedia/イー・草・ドット・コム/『原色薬草図鑑』北隆館P77)
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ゴボウ(Arctium lappa L.)
キク科ゴボウ属
ユーラシア大陸原産で、縄文時代か平安時代に日本に伝わったといわれる。
食すようになったのは江戸時代から明治にかけて。根や葉を食用とする。
花期は6〜7月。紫色のアザミに似た、トゲのある花を咲かせる。
ゴボウにはポリフェノールであるクロロゲン酸が豊富に含まれている。
このクロロゲン酸はゴボウを水にさらしたときに出てくる茶褐色の成分で抗酸化作用がある。
そのため、皮をむかない、水にさらさずすぐ調理する、大きめにゴロンと切る、
というのがゴボウ調理の三大新常識となっている。
その他、食物繊維、特に、イヌリンを主体とする水溶性食物繊維が豊富。
薬用部分は葉(牛蒡葉=ゴボウヨウ)、種子(牛蒡子/悪実=アクジツ)、根(牛蒡根=ゴボウコン)。
牛蒡根は発汗利尿作用に、悪実は浮腫、咽頭痛、解毒に。
乳腺炎に、種をそのまま食べるか煎じる使用法も有効として民間に口伝えで知られる。
繊維質が豊富なことから、便秘予防にも。
試験管レベルの実験では、酸素状態の悪い大腸がんの細胞に対して、
選択的に倍加した毒性を発揮する性質があるともされるが、
大腸がんや直腸がん予防に効果がある、というのは正確ではない。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑』北隆館P123)
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トウゴマ(Ricinus communis)
トウダイグサ科トウゴマ属
種子から得られる油はひまし油として広く使われている。
また、種にはリシンという毒タンパク質がある。
種子は主にリシノリンなどのトリグリセリドを多く含む。
紀元前4000年頃のエジプトの墓所からもトウゴマの種は見つかっており、
また、ヘロドトスや他のギリシャ人旅行者は、ひまし油を
灯りや身体にぬる油として使用していたという記述も。
インドでも、紀元前2000年頃からひまし油を灯りや便秘薬に使っていたという記録があったり、
中国でも数世紀にわたって、内用・外用の医薬品として処方されている。
現在、ひまし油は日本薬局方に収録されており、下剤として使われる。
ただし、猛毒のリシンが含まれているため、使用には要注意。
特に、妊娠中や生理中の女性は使用してはならない。
種子そのものを口にする行為はさらに危険。
(参考:Wikipedia)
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--Suzanne Vega "Tom's Diner"

2014年8月11日月曜日

20140811:ワタ



この暑い最中に、アリたちはせっせと旬の蜜を仕入れるのに必死です。
雑誌のインタビューなどをみていると、
よくバカな記者がバカな質問をしている。
「猪木さんにとってプロレスとは一言で言って何ですか?」
「デーモンさんにとってヘヴィメタとは一言で言って何でしょう」
この手の質問というのはインタビュアーが頭が悪いか、
相手のことをよく調べていないために出てくるのである。
これをやると質問側は一見かしこそうな問いを投げかけたように見えるが、
受け手のほうは困る。
アホな答えをすればアホがばれてしまうし、
本気で考えれば一言でなんか答えられるわけがない。
そういうことを言われた場合、
僕は、
「……愛です」
と答えることにしている。
答えるときに背すじにおぞぞが走り、
体温が三度ほど下がるが、
慣れればどうということはない。
「中島さんにとって、コピーとは」
「……愛です」
「中島さんにとって笑いとは一言で言って」
「……愛です」
「中島さんにとってコモドオオトカゲとは一言で言って」
「……愛です」
というふうに実にはまりのよい使い勝手のよい言葉が「愛」である。
だからビジネスマン諸氏も、
「あなたにとってビジネスとは」
とたずねられたら一言、
「愛です」
と答えるとよい。
——後略
  『ビジネス・ナンセンス事典』中島らも著
全く関係がないのに、せっせと働くアリたちを見ていると、
「愛」について書いた中島らものエッセーが浮かぶのでした。

これは、自分が斜め下から撮ったもの。どうでしょう。
アオイの類の花は、見方を変えればハイビスカスのように華やか。
でもどことなく地味で目立たず、少しうつむき加減でいるくらいで好ましい。
これはアオイ科の中でも、ワタ。
ワタの花がこんなに美しいとは知りませんでした。


さて、奇妙なのはこちら。
ハスは、先日までの私の過剰な感激をヨソに、
次々と花を開いているのでした。
これなんて、もうすっかり花びらもボロボロ。
その真ん中で、つい「テクマクマヤコン…」と呟きたくなるアイツがデン。
宇宙との交信にも使えそうです。
感動が去ってしまえば、心の中の扱いも、こんなふうになるのですね。

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ワタ(学名:Gossypium)
アオイ科ワタ属
一口に「ワタ」と言っても、ここから先に下位分類がずらりと連なる。
はじめは、アルボレウム(Gossypium arboreum)かと思いました。
俗に和名で「ワタ」というとアルボレウムを指すからです。
でも、花や葉を見るとやはり混乱。どれもとても似ているのです。
もしかしたらナンキンワタ、ヘルバケウム(Gossypium herbaceum)かもしれないし、
一体どれを指すのかわかりません。
花の命は短く、たったの一日。それでも、暑い時期には次々と花を咲かせるのです。
花の後、紡錘形にふくらんだ果実ができ、それが秋にはじけて中からもりっと綿が出てきます。
ナンキンワタなら、薬用部分は種子の毛(綿花)、綿実、根皮(綿根皮)。
原綿はほとんどセルロース。綿実は脂肪油、ゴシポールを含み、
これからしぼった油が綿実油となる。
綿実は催乳薬となり、新鮮な綿根皮ともども通経、陣痛促進剤になる。
(参考:ヤサシイエンゲイ/『原色薬草図鑑』北隆館P209)
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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになったとのこと。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われています。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出します。
茎には通気のための穴が通っていて、子どもの遊びでもよく使われていたとか。
葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができます。
花は夏の朝に、水面まで花茎を立てて開花。
朝早く開いて、午後3時ごろには閉じる、という行為を3回繰り返し、4日目に散るのです。
泥の中にある根の部分が膨らんでレンコンに。
その他、花、葉、茎、種子も食用になります。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含みます。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にも。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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ぼくの心をあなたは奪い去った
俺は空洞 でかい空洞
全て残らずあなたは奪い去った
俺は空洞 面白い
バカな子どもが ふざけて駆け抜ける
俺は空洞 でかい空洞
いいよ くぐりぬけてみな穴の中
さあどうぞ 空洞
——ゆらゆら帝国“空洞です”

2014年8月4日月曜日

20140804:花のアト。


ハスの花は、朝に開いて、午後3時ごろまでには閉じてしまう。
花の開閉は3回繰り返し、4日目に花びらが散るんだそうです。
おとつい「咲いた!」と思った花が、今日はもう散ってしまっていました。
私が蕾だと思っていたのはきっと、眠りに入った花びらで、
こないだ見たものはもう、4日目の花だったのかもしれません。
花火師たちは冬の間、夏のために花火を作り続ける。
大きな玉になると、製作に1年を要する。
その玉が空を彩るのはほんの一瞬。
一瞬だからこそ、人々は感動する。
一瞬のきらめき、そこに凝縮されたものを、
なんとかフィルムに写し出そうと、日々、格闘するわたし。
花火師の情熱も、観客の歓声も、花火の艶やかさも、儚さも、
そして花火が消えたあとのもの哀しさも、
夏の夜の思い出とともに1枚の写真に写し込めたい。
——『わたしは花火』(『翼の王国』1998年8月号/
文+写真:冴木一馬)
花が散った後には、蜂の巣みたいにたくさん穴が空いた花托。
あんなにもすばらしい佇まいだったのが、
なんてユニークなお姿に変身したことでしょう。


雨の間、一斉に、うれしそうに咲いていたアサガオのようなものは、
すっかりしぼんでしまっていました。
「うれしそうやな」とか「今日は機嫌悪いんかな」とか、
一度でもそういうふうに人格を持たせて見ると、愛着が沸いてしまう。
「よく見たら、お猪口みたい、ちゃうん!」なーんて思ったりして。
なんとかして、このしぼんだ姿に何か意味を見出そうと
必死になっているのがバレバレですね。
最初に私が買ったのは、紅志野の香炉であった。
鮮やかな茜色の素地に、表には薄、裏には水草が白く浮き出ていた。
忘れもしない六万円で、私は月賦で支払ったが、
現在は少なくとも千倍にはなっているはずである。
例によってそれも売ってしまったが、
もし私にお金があったとしても二度と買う気にはなれないであろう。
それはたしかにふたつとない名品だが、
だれが見てもひと目で名品とわかるところが気に入らない。
一点非の打ち所のない美人みたいなもので、
そういうものには陰翳がなく、秘密もない。
——『視覚より触感を』(『彩』資生堂1986年/文:白洲正子)
実は、何度かこの花びらがしぼんでいる姿を拝んだことがあって、
このアサガオたちも、何度か開いたり閉じたりしているのかな、と感じるのです。
花を咲かすのにもけっこうなエネルギーを使っているだろうことを想像すると、
やっぱり健気やなぁ、なんて、また、キュンとしたりして。
ま、でも、それが本当だとすると、このアサガオは、
私の知っているアサガオではないのですね。

何かニュースはないもんかと
ファインダーをのぞき、シャッターを切り、
ぐるり、薬草園を一巡してハスに近づくと、
足元に花びらがいっぱい落ちていることに気付きました。
生きるためにはもう用のなくなった花。
それでも、水彩画のような花びらの濃淡が美しくて。

さて、明日は何を見ようかな。

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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花となっている。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになった。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
茎には通気のための穴が通っている。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含む。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にもなる。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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アサガオ(学名:Ipomoea nil)
ヒルガオ科サツマイモ属
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使が種子を薬として持ち帰ったことからとされる。
アサガオの種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、
生薬名は「牽牛子(けんごし)」と呼ばれる。
中国の古医書『名医別録』では、牛を牽いて行き交換の謝礼としたことがこの名前の由来。
粉末にして下剤や利尿剤として薬用にする。
ただし、ファルビチンやコンボルブリンも含み、
嘔吐や下痢、腹痛、血圧低下を引き起こすなど毒性も強く、素人判断によらないほうがいい。
江戸時代には2度、アサガオブームがあった。
そのときに、形態が多種多様に変化したもの。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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ひとりでそうかとうなずくんだ
——Fishmans "Magic Love"

2014年8月2日土曜日

20140802:咲いた。


本当は、もっとちゃんと開いたのもあったけど、こっちのほうがキレイなので。
雨は、私の足を、腕を、肩を、ズブズブに濡らしてしまいます。
台風だから、傘なんて本当に意味がなくて、
全方向から私に向かって雨が降ってきます。
私にとってはイヤな雨。
でも、薬草園で、この数日の暑さを耐え忍んだ者には、
間違いなく恵みの雨だったのでした。

蓮の葉の上で水滴が踊り、真ん中に集まってきます。
蓮は、茎が空洞なので、葉枝の部分に穴を開けると、
茎から水滴を吸うようにして遊べます。

いつもションボリとうつむいていたアサガオも、
今日はうれしそうに咲き乱れていました。
それにしても、このアサガオはフツウのアサガオなのでしょうか。
先生に聞いても、「あれな、植えた覚えはない」と。
でも、健気で柄もシャープで、こんなにも正直。
「けっこうあれが、水が足りてるか、の目安になる」そうで。
アサガオは、生物でも遺伝のところで登場しますが、
江戸時代ごろから変異系統が続々と作られてきました。
今も、おもしろいアサガオがどんどんできているようです。
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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花となっている。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになった。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
茎には通気のための穴が通っている。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含む。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にもなる。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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アサガオ(学名:Ipomoea nil)
ヒルガオ科サツマイモ属
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使が種子を薬として持ち帰ったことからとされる。
アサガオの種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、
生薬名は「牽牛子(けんごし)」と呼ばれる。
中国の古医書『名医別録』では、牛を牽いて行き交換の謝礼としたことがこの名前の由来。
粉末にして下剤や利尿剤として薬用にする。
ただし、ファルビチンやコンボルブリンも含み、
嘔吐や下痢、腹痛、血圧低下を引き起こすなど毒性も強く、素人判断によらないほうがいい。
江戸時代には2度、アサガオブームがあった。
そのときに、形態が多種多様に変化したもの。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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2014年7月31日木曜日

20140730:緩んだ口元。


またもハスの登場です。
前回ハスを撮ったときに、先生から、
「あと2〜3日で咲くだろう」と言われて、
ずっと楽しみに待っているのです。
今日、少し唇が緩んだような顔をしていて、
その色っぽさについ、カメラを向けずにいられませんでした。

おとついのソウメンカボチャに、甥はほとんど食い付きませんでした。
今日はまた先生から、「じゃ、リベンジ」と言ってもらってきました。
今回はあんまりゆがかないようにしようと思います。

明日でテストが終わるぞー!

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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花となっている。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになった。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
茎には通気のための穴が通っている。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含む。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にもなる。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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She says baby everything is alright, uptight, out of sight.
Babe, everything is aright, uptight, clean out of sight.
She says no one is better than I, I know I'm just an average guy,
No football hero or smooth Don Juan,
Got empty pockets, you see I'm a poorman's son.
She says give her the things that money can buy
But I'll never, never make my baby cry,
And it's all right, what I can't do,
Out of sight because my heart is true,
She says baby everything is alright, uptight, out of sight.
Babe, everything is aright, uptight, clean out of sight.
——Stevie Wonder "Up Tight"

2014年7月28日月曜日

20140728:ハス


薬草園のプレハブのすぐ近く、
ゴチャゴチャと道具やなんやらが置かれてある辺りを無視して、
見通してみると、すっと立つハスの蕾。
ハスの大きな緑の葉に囲まれて、
1本だけがハッとするような芸術的なピンクで、
思わずほぅっとため息がこぼれました。

テスト、テストの日々が始まりました。
席に座って始まりを待っていると、あちこちから話が聞こえます。
「あのテストは不公平だ。情報がなさすぎる」
「あれってさ、結局なんだったの」
一度目に大学生だったとき、私もほとんど授業に出ていませんでした。
今は当時を知る友人らに驚かれるくらいの皆勤賞。
全部出た、ということが誇らしくもあるけど、
私はあちこちからの話と真逆で、テストを受けることで、
先生が本当に伝えたかったことがわかっておもしろかった。
どんな話も、もしかしたらわかりにくくてつまらないこともあるけど、
それでも通底する流れがすっと立って、深くわかって、花が咲く。
そのことがやっとわかる年齢になって、
すぐにできてしまうことは、おもしろくなくなってしまいました。
でもやはりそれは、ちょっと孤高すぎるのでしょうか。

今はまだ、1年生の前期。
はー、私はいつまで続けられるのだろう。


これは、栄養学科の1年生が育てているスイカ。
やっと実がなったと思ったら、直径がほんの4cmほどの。
小さくてかわいい。
でもまだまだ。
もうひとつ、ちゃんとなるかな。

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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花となっている。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになった。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
茎には通気のための穴が通っている。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含む。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にもなる。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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スイカ(学名:Citrullus lanatus)
ウリ科スイカ属
果実は園芸分野では果菜(野菜)とされるが、
青果市場での取り扱いや栄養学上の分類では果物と分類されている。
薬用部分は果実、果皮、種子。
生薬名はそれぞれ「西瓜(せいか/果実」「西瓜皮(果皮)」「西瓜仁(種子)」。
果実に果糖、ブドウ糖、種子にククルビトールなどを含む。
西瓜は急・慢性腎炎、小便不利、水腫などに役立ち、
果実をとろ火で煮詰めた西瓜糖を服用する。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑 II』p.110)
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Say my name
Sun shines
through the rain
A whole life so lonely
And then come and
ease the pain
I don’t want to
lose this feeling
——Bangles "Eternal Flame"

2014年7月10日木曜日

20140710:ハマゴウからはじめて。


こちら、広島は、台風一過、というには少し拍子抜けなもんで、
日本各地で騒がれているようなたいへんなことにはなりませんでした。
台風が行ってしまって何もかもが吹き飛ばされた後の、
独特の、喪失感と爽快感が入り交じった気分は何もありません。
それでも、晴れ間が見えると少し安堵が漂います。


ハマゴウはいい匂い。

そして、シャクヤクの種。
天気がいいのでとても鮮やか、より一層、グロテスク!

花のほうは「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われたり、
小野小町の伝説でも出てくるほどに美女の形容として親しまれているし、
花言葉だって「生まれながらの素質」だなんて、
たいそうな褒められようなんですが。

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ハマゴウ(Vitex rotundifolia)
クマツヅラ科ハマゴウ属
花期は7〜9月で、枝先に円錐花序をつけ、芳香のある青紫色の花をつける。
果実は蔓荊子、茎葉は蔓荊葉といって、いずれも陰干ししたものが生薬として使われる。
蔓荊子は、漢方では滋養強壮、解熱、消炎などの目的で服用される。
花期に刈り取られた蔓荊葉は入浴剤として。
神経痛、腰痛、筋肉痛、肩こり、冷え性などの痛みを和らげる効果があるとされる。
(参考:Wikipedia)
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シャクヤク(Paeonia lactiflora)
ボタン科ボタン属
シャクヤクまたは近縁植物の根は、消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗けいれん作用がある生薬で、
日本薬局方に収録されている。生薬名は「芍薬」。
初出は後漢から三国の頃に成立した中国の本草書『神農本草経』。
漢方では一般的な生薬で、葛根湯、芍薬甘草湯、と当帰芍薬散など多くの漢方方剤に配合される。
根には配糖体であるペオネフリン、アルカロイドであるペオニンが含まれる。
(参考:Wikipedia/季節の花300)

2014年7月1日火曜日

20140701:実っております。



前々からモモは狙っていたのです。
立派でしっかり大きなのが、
ゴロリ、ゴロリ、ゴロリ、ゴロリ、成っていたので。
ほとんどは助手さんが採って行かれたらしいのですが、
私もひとつ、いただきました。
先生曰く「小振りやけど、意外となかなか甘いモモ」らしい。
まだいただいてはおりませんが、うふうふ。

本題はキュウリ。
先生が「ま、試しに1本洗って食べてみんさい」と言うので、
まだ15cmの大きさにもなっていなさそうな
小さなキュウリをかじってみたら、
なんとまぁ、味の詰まっていること。
こんなキュウリ、食べたことないですけど。
キュウリって、こんな濃い味のんもあったんですね。
みずみずしくて味の淡白なのがキュウリだと思っていました。
こんなに甘くて味がギュッと濃いのは、
一度食べると忘れられないでしょうね。
「キュウリなんて、そんな家庭菜園みたいなの、うちにはカンケーない」
などといつもスカして通り過ぎていましたが、
もう足を向けて寝ることすら許されないくらいの気分です。
キュウリ万歳。
なんていう品種なのかは聞き忘れました。
そうとう迂闊でございます。



上は、ハマナス。
下はカキ。
カキはまだまだこれからですね。

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キュウリ(学名:Cucumis sativus L.)
ウリ科キュウリ属/つる性一年草
キュウリの呼称は、漢字で「木瓜(今はボケの花を指す)」
または「黄瓜」と書いていたことに由来。
つまり、古くはしっかりと完熟させて食べていた。
その味については、たとえば徳川光圀「毒多くして能無し。植えるべからず。食べるべからず」、
貝原益軒「これ瓜類の下品なり。味良からず、かつ小毒あり」と、
はっきりと「不味い」と記している。
現代の姿になるまでには、品種改良がしっかり成された経緯がある。
私たちが食べているキュウリの姿はまだ未熟な実で、熟したものは黄色に。
日本には平安時代、シルクロードを経てやってきた。
(参考:Wikipedia)

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モモ(学名:Amygdalus persica L.)
バラ科モモ属/落葉小高木
実は7月〜8月。
春に五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせる。
花は3月下旬から4月上旬、実は7月から8月に。それぞれ、春と秋の季語でもある。
実が食用として広まったのは明治時代。甘味の強い水蜜桃系が輸入されて以降のこと。
平安から鎌倉時代にかけては、食用というより
祭祀用途や薬用、観賞用として用いられることのほうが多い。
「もも」の語源には諸説あり、「真実(まみ)」から転じたとする説、
実の色から「燃実(もえみ)」から転じたとする説、
多くの実をつけることから「百(もも)」とする説などがある。
※葉は薬用として、あせもなどの皮膚の炎症に効くとされる。(20140808追記)
(参考:Wikipedia)

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ハマナス(学名:Rosa rugosa Thunb.)
バラ科バラ属/落葉低木
夏に赤い花を咲かせる。根は染料などに、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用に。
海岸の砂地(浜)に生え、果実がナシに似た形をしていることから「ハマナシ」と名付けられ、
それが訛ったカタチで「ハマナス」という名になった。
果実は親指ほどの大きさで赤く、弱い甘みと酸味がある。芳香は乏しい。
ビタミンCが豊富で、健康茶などの健康食品として市販される。
(参考:Wikipedia)

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カキノキ
カキノキ科カキノキ属
落葉樹。
熟した果実は食用、幹は家具材、葉は茶の代わりにもと、
とにかく生活に密着している。
果実にはタンニンが多く含まれ、柿渋は防腐剤としても。
葉にはビタミンCやK、B類といったミネラル分フラボノイドなどが多く含まれ、
血管を強化する作用や止血作用を持つとされるため、
お茶は、民間療法に古くから使われており、
また、近年では花粉症予防にも有効とされ、サプリメント等に加工され商品化されている。
その殺菌効果から柿の葉寿司などにも利用される。
生薬名は「柿蔕(してい)」。
(参考:Wikipedia)