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2014年10月15日水曜日

20151015:ワカラナイものだらけ。


全く何なにかわからないのですが、雑草に囲まれて咲いていました。
たくさんの花がヘビが口を開いたような姿でおります。
かわいいんだけど、これは一体何なのでしょうか。

これも、いつも、聞こう、聞こうとして忘れてしまいます。
というか、教えてもらったかもしれません。
記憶というのはかなりアテにならないものです。
球状に伸びた花が、種になっています。
このマバラな感じがかわいい。
あー、もっとうまく撮れたらよかったんですが。

これはカタバミ。
カタバミも種をどんどん増殖中。
余計なところにまでどんどん広がっていくので
不要なところは抜いてしまわないければいけないのですが、
見た目にかわいいので、いつも少し躊躇してしまうのです。
カタバミの葉は、夜になると内側にたたまれてしまいます。
そんな動きもキュンとさせるひとつ。
ま、抜いてみると、その根っこのしぶとさに辟易するのも毎度なのですが。

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カタバミ(学名:Oxalis corniculata)
カタバミ科カタバミ属
薬用部位は全草で、生薬名は「酢漿草(サクショウソウ)」。
殺菌作用のあるシュウ酸、クエン酸、酒石酸などを含む。
葉の生汁は毒虫などの毒に対して拮抗作用があり、
毒虫にさされた時や、疥癬などの寄生性皮膚病に効果がある。
岐阜県の中学生が『葉隠』の記述からカタバミを研究しているサイトあり。
これ、かなりすばらしい!(マネしてやってみよう)
(参考:イー薬草ドットコム/カタバミに底力あり※PDF)

2014年10月10日金曜日

20141010:トリカブト


「毒にも薬にも」の話でだいたい引き合いに出されるのはトリカブト。
悪心、嘔吐、下痢、唇のしびれ、めまいを初期症状として発し、
その2時間後ほどに循環器系、呼吸器系不全によって死に至ることも。
でも、それと同時に、薬用植物としても重要な植物なのです。
先生曰く「毒がある、ということは、カラダに作用するということ」。
そらそうだわ、と納得しつつ、筋が一本シュッと通った気がするのです。
当たり前のことだけど、薬は身体に作用する、ということがよくわかる。

トリカブトという名は花の形から。
舞楽の伶人が頭にかぶる鳥兜や烏帽子に似ているからとか、
鶏の鶏冠に似ているからとも言われます。
薬草には塊根を使うのですが、
球根の周りに子どものようにある部分が「附子」、
中央部の親みたいな部分が「烏頭」。
とにかく花は珍しい形で美しい。

この「附子」というのはよほど強烈なのでしょう、
さまざまなものへ派生して言葉としてくっついています。
たとえば、「ブス」の語源は、トリカブトの中毒で神経に障害が起き、
顔の表情がおかしくなったのを指す、という説。
それに、一休さんでお馴染みの水飴を舐める話は、
狂言の「附子」という演目がもとになっています。
つまり、「毒が入っているから」と言うところの毒とは附子のことなのですね。
あるいは、ヌルデに寄生するアブラムシは、
ヌルデの木に虫コブをつくるのですが、
そのカタチを称して「ヌルデノミミフシ」と呼ばれています。


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ヤマトリカブト(学名:Aconitum japonicum)
キンポウゲ科トリカブト属
全草有毒。特に塊根に有毒物質が集まっている。
有毒植物としての作用は、悪心、嘔吐、下痢、唇のしびれ、めまいなとの初期症状、
その2時間後くらいに循環器系、呼吸器系不全をおこして死に至る。
その治療法には、胃洗浄。活性炭を溶かした牛乳を服用しての吸着。下剤投与など。
薬用植物としては、加工調整を施した塊根を生薬として。
アコニチン系アルカロイドが中枢性の鎮痛作用や血管拡張作用、平滑筋弛緩作用、強心作用を示す。
附子エキスには抗ストレス潰瘍、腎機能改善作用などが認められている。
(参考:薬草と毒草と食草)

2014年10月9日木曜日

20141009:番外編。湧永製薬の薬草園2。


たくさん、たくさん撮ってきたので、続きです。
見学実習で湧永製薬に行っていた女の子に薬草園のことを聞くと、
「うーん、お花はなかった」とのことでした。
 でも、こんなにもたくさん咲いていましたよ、ということで。
(もしかしたら、中まで入らなかったんだろう)

これはシオン。
春顔負けの勢いで咲き乱れております。
虫たちも、カラダにしっかりと花粉をなすりつけているのです。


上は、クロバナヒキオコシ。下は、ヒキオコシです。
クロバナヒキオコシ、とはいいながら、
本当のクロバナヒキオコシと違って濃い桃色。

弘法大師が一人の行者が倒れているところに行き当たり、
すぐ近くにあった草をしぼって、その汁を口に含ませたところ、
その行者がたちどころに元気を取り戻して旅を続けられた、
という故事から「ヒキオコシ」という名に。
(苦すぎて目が覚めた、という説も)
別名の「延命草」も、同じ由来です。
小豆島のとある寺院では、数百年も前からヒキオコシを栽培し、
全草のエキスで作った薬を腹痛や胃痛、食あたりなどの治療に用いたとか。
以上、「イー・薬草・ドットコム」より。

よく見ると、淡い紫。
色が濃いものよりも、白いほうがパターン柄にはいいですね。

まだまだ若いノゲイトウも。
レモンバームの陰に咲いていました。

あとは、名前がわからないのですが、




こんなにも。
最後のは、薬用でなく、園芸のコーナーに。
黒い葉、というのは、アントシアンがすごくたくさん、
ということなのでしょうか。
だとしたら、目によさそう…?

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シオン(学名:Aster tataricus)
キク科シオン属
薬用部位は根と根茎。生薬名は「紫苑(シオン)」。
特異なにおいが特徴。なめると、甘い味からだんだんと苦みに。
有効成分はサポニン。気道粘膜の分泌促進により、痰が出やすくなる。
その他、利尿作用も。漢方方剤には、桔梗や百部、荊芥とともに、止嗽散として。
また、薬理実験にて、紫苑に含まれる成分に、
エーリッヒ腹水がんに対する抗ガン作用があることが認められている。
(参考:イー・薬草・ドットコム)
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ヒキオコシ(学名:Rabdosia japonica)
シソ科ヤマハッカ属
薬用部位は全草。生薬名は「延命草(エンメイソウ)」。
苦み質として、プレクトランチン、カウレン系のジテルペン、エンメイン、
イソドトリシン、ラブドシイン,オリドニン、トリコドニン、ポニシジンなど。
これらは、抗菌作用、抗腫瘍作用が期待できる。
消化不良、食欲不振、腹痛などに。
(参考:イー・薬草・ドットコム/やなぎ堂薬局ホームページ)
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ノゲイトウ(学名:Celosia argentea L.)
ヒユ科ケイトウ属
薬用部位は種子。生薬名で「青葙子(セイショウシ)」。
秋に集めて日干ししたものを用いる。成分中に脂肪油などを含んでいる。
青葙子には、血圧を下げる作用があり、高血圧のほか、目の充血にも。
(参考:久光製薬ホームページ/『原色薬草図鑑』北隆館)

2014年8月7日木曜日

20140807:ハッカとメハジキ。



最近、へんな夢を見ます。
絶対にありえないのに、妙に現実的。
子どものときに見た怖い夢ではないのに、
起きた瞬間「あ、夢か、よかった」とホッとするのです。
「怖いもの」は、子どものときと今とでは違うのですね。
舞台となるのは竜巻によって破壊されたアメリカ中部の街。
その被害からもう何年もたつのに、街の復興の兆しさえない。
まるで世界のすべてから見捨てられた場所であるかのように、
ゴミと汚物とがらくたばかりがそこには転がっている。
そこで暮らす人々もまた、ゴミや汚物のようにも見える。
人々はそんな自分たちの姿を顧みる、外側からの視線を持たない。
その意味で、竜巻の被害者でもない。
ただ単に、世界の残滓としての人生を消費していくばかりである。
したがってもはやそこから物語は生まれない。
それらは物語の残りかすだからだ。
だからそこは、ファンタジーの世界とはまったく反対の場所なのだが、
しかし、そのような場所にある種の「無垢」を投入したとき、
一転してそこが物語の壌土となることを我々はよく知っている。
——「Dissolution of the Real 現実崩壊型ファンタジー」(文:樋口泰人)
  『STUDIO VOICE』2002年5月号
足元に雑踏、同じ目線に立ってみると、まるで高いビルディング群。
今日はハッカの足元にある雑草に取りかかってみたのですが、
引いても引いても、ハッカの表情は全く変わることがなかったので、
50センチ四方ほどだけ引いてすぐにやめてしまいました。
他の草花ならば、引くとようやく見えてくるその仲間たちの顔が見えて、
なんとなく救ってあげたような、いいことしたような気分になるのですが、
ハッカは、凛としたモデルたちのように、表情を微動させずにいるのでした。
近くにいると漂うメントールの香り。
モヒートやアブサンをなめたいような気分にさせました。
本当は、足元は、いろんな対立関係があって、整理してほしいのかもしれません。


昨日のアレ、は、メハジキでした。
今日は寝覚めが悪かったのと、草を引きながら眠たくなってしまったのとで、
中途半端なまんま、いろんなところを置き去りにしてしまいました。
ま、そんなこともあるさ。

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ニホンハッカ(学名:Mentha canadensis var. piperascens)
シソ科ハッカ属
日本では、換金作物として、安政年間に岡山や広島で栽培が始まった。
水蒸気蒸留によって薄荷油を抽出し、さらにこれを冷却して再結晶させ、
ハッカ脳と呼ばれる複合結晶(主成分はI-メントール)を得る原料に用いられる。
これらは食品用、生活用品、タバコなどの香料として、
また医薬品用としても用いられている。
清涼感がするのは爽快な香りや、多く含まれているメントールの性質によるもの。
(体中にある冷たさを感じる受容体を刺激したり、常温で昇華するため気化熱を奪う)
(参考:Wikipedia)
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メハジキ(学名:Leonurus sibiricus)
シソ科メハジキ属
昔、子どもがこの茎をまぶたに貼って目を開かせて遊んだことから「目弾き]」。
(茎にはトゲがあるので危険!)
全草を乾燥させたものが生薬「益母草(やくもそう)」。
産後の止血、月経不順、めまい、腹痛に。
また、利尿作用があり、急・慢性腎炎水腫に、単独か、いくつかの他の生薬を配合して使う。
血圧降下作用があることもわかっており、高血圧症などにも広く応用されている。
主成分はアルカロイド、イリドイド、ジテルペン、フラボノイド、カフェイン酸、タンニン。
ちなみに、「益母草」は、母の益になる薬草という意味。
中国では古くから婦人役として利用されてきた。
(参考:イー草ドット・コム)
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It may be crowded out here but I don't hear no sound but my own
It may be pouring out here but every falling drop of sky is my own
There ain't a thing in the world that'll shoot my dorphins no I'm high on my throne
Them parpies and turds won't have their way with me stoned on ozone
——Deluxe "TO DOOP"

2014年7月17日木曜日

20140717:ヘクソカズラよりはじめて。


ヘクソカズラ。
枝や葉を揉むと屁みたいなニオイがするからヘクソカズラ。
エライコッチャな名前ですが、花自体はとてもかわいい。
昆虫たちもあんましこの匂いは好きじゃないらしい。
学名でも使われている「paederia」は語源が「paidor=悪臭」。
生き物がみんな共通で好まない、というのも不思議なもんです。
逆に、誰も食べないから、ということで
特異的に寄ってくるアブラムシもいるそうで。
その名も「ヘクソカズラヒゲナガアブラムシ」といって、
ヘクソカズラの悪臭成分を体内にため込んで、
むしろ天敵から食べられるのを防いでいるんだとか。
蓼喰ふ虫も好き好き。「臭い」の見方もそれぞれです。
そういえば、今日の政治学の講義では、
そういう虫たちとニアリーな話でしたな。

ヘクソカズラのニオイでおもしろくまとめたサイトがありました。
サイトの主は、どうやらヘクソカズラのニオイを
臭いと感じなかったことから、確認作業が始まったらしい。
ニオイのかぎ方、各図鑑はヘクソカズラのニオイをどうまとめているか、
他の人はこのニオイを実際にどう感じているか、など。
薬草マイスター講座でも、みんなでニオイを確認してみたけど、
そこでも「臭い」と感じた人、感じなかった人とがありました。
私も臭いと思ったことはありません。
サイトでは、結論として、
「臭いの感受性に関して、甚だしい個人差が存在する」
とまとめてありました。(→木のメモ帳「ヘクソカズラ」)
かはらふぢに
延(は)ひおほとれる
屎葛(くそかずら)
絶ゆることなく
宮仕へせむ
——『万葉集』高宮王
万葉集でもエライ言われようです。


待ち望んでいたタヌキマメの花が咲いていました。

このツボミが一気に開く、ということはないのかな。
でも、かわいい。


これは、火曜日に「調べてみなさい」と言われた花ですが、
調べても調べてもわかりません。一体何でしょう?


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ヘクソカズラ(Paederia scandens)
アカネ科ヘクソカズラ属
蔓生の茎は左巻きで他の植物に絡み付きながら繁茂する。
葉は茎に対生し、形は楕円形で尖り、基部は心臓形。
ヘクソズラの悪臭の元凶はメルカプタンという揮発性のガス。
茎や葉が傷つけられたりして細胞が傷つくと、
細胞中に含まれるペデロシドという硫黄化合物が分解してメルカプタンを生じ、
独特のニオイをまき散らす。ちなみに、ペデロシドは昆虫が嫌う成分として機能し、
そのため、葉を食べたり茎の汁を吸う虫もなかなか寄り付かない。
薬用部分は果実と全草と根。
果実は生薬名で鶏屎藤果(けいしとうか)といい、熟したものの生汁をそのまま利用。
抗菌作用があり、あかぎれやしもやけに高価がある他、
皮膚に潤いを与える作用もあるので、化粧水としても使える。
全草と根は生薬名で鶏屎藤(けいしとう)、煎じて利用することが多い。
根は下痢止め、脚気、腎臓病に、全草は風邪、婦人病に効果がある。
(参考:イー薬草ドットコム/『原色薬草図鑑コンパクト版14(北隆館)』p.100)
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タヌキマメ(Crotalaria sessiliflora L.)
マメ科タヌキマメ属
萼が褐色の長毛に覆われている様子をタヌキに見立てて名づけられたと言われる。
薬用部分は全草。アルカロイドを含有し、抗腫瘍作用(悪性を含む)と抗炎症作用はあるが、
有毒なので注意が必要。主な副作用は、心機能障害や停止、肝障害、発ガンなど。
民間療法では、利尿剤、強心剤、鎮痛剤として使用される。
アレロパシーを含み、コンパニオンプランツとして畑作の際に、
作物の間に植えられ利用されることもある。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑コンパクト版13(北隆館)』p.142)
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You float like a feather
In a beautiful world
I wish I was special
You're so fucking special
But I'm a creep
I'm a weirdo
What the hell am I doing here?
I don't belong here
I don't care if it hurts
I want to have control
I want a perfect body
I want a perfect soul
——Radiohead "Creep"

2014年7月15日火曜日

20140715:対称性。


草引きをしながら、いつものごとく考え事をしていました。
今日のお題は「対称性と美しさの関係について」。
昼休みにCSI(米/科学捜査班の話)を見ていたら、こんな話がありました。
生物は異性に対称性を求める。
シリアゲムシのオスは、羽が左右対称なほどメスにモテる。
昆虫の世界では「美=バランス」。
それで子孫が残せるかどうかが決まるんだ。
(グリッソムの台詞)
以前、対称性については本か何かで読んだか見たかしたことがあって、
そこには、左右対称な顔立ちの人は美しく見えるという画像実証がありました。
それを見ながら、
「美しい」と脳が判断する理由をごにょごにょと考えて、
対称っていうのは、健康とか健全の象徴なのかな、とか、
そんなことで私はなんとなく納得していたのでした。
確かにスポーツでは左右対称のほうが身体はスムーズに動けるし、
左右の柔軟性や筋肉のつきかたが違うのはケガにつながると言われます。
利き手ではないほうを使う必要がなくても、
使えるようになっている人のほうが、
ケガのリスクが少ないスムーズなパフォーマンスができるように思えます。

植物には、葉っぱが一節に対称につく対生と、
交互につく互生、それに、一節に輪を描くようにしてつく輪生があります。
これは、どういうことを意味するのでしょうか。
同じ場所に生えていても違うものは違う。
だから、光合成のしやすさ、という理由は短絡的でしょう。
私には、わかりません。
どうして対称なのが美しいと思えるのかにも、
ちゃんと答えは出せていませんし。

わからないなーと思いながら、目をあげると、
昨日のタヌキマメがそこにありました。
これは、葉は互生、というべきでしょうか。
ま、どっちでも、いっか。




今日、先生に確認してみました。
これは、ヒオウギ。
撮っているのは、花がしぼんだあとのひねり。
どうやら、右に巻くのも左に巻くのも、
キレイに巻けるのもキレイに巻けないのもあります。
なぜひねる必要があるんでしょうか。
“キッチュ”という言葉のニュアンスを正確には知りませんが、
このひねりの様子は“キッチュ”というべきではないでしょうか。

ちょこっとだけ夕立があって、エビスグサはご機嫌ナナメでした。

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タヌキマメ(Crotalaria sessiliflora L.)
マメ科タヌキマメ属
萼が褐色の長毛に覆われている様子をタヌキに見立てて名づけられたと言われる。
薬用部分は全草。アルカロイドを含有し、抗腫瘍作用(悪性を含む)と抗炎症作用はあるが、
有毒なので注意が必要。主な副作用は、心機能障害や停止、肝障害、発ガンなど。
民間療法では、利尿剤、強心剤、鎮痛剤として使用される。
アレロパシーを含み、コンパニオンプランツとして畑作の際に、
作物の間に植えられ利用されることもある。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑コンパクト版13(北隆館)』p.142)

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ヒオウギ(Iris domestica Goldblatt & Mabb.)
アヤメ科アヤメ属
花は午前中に咲き、夕方にはしぼむ。
京都では祇園祭に欠かせない花として愛好され、和歌でもよく詠み込まれている。
薬用部分は根茎。生薬名は射干(やかん)。
有効成分として、ベラムカンジン、イリジンなどを含む。
胃液分泌やぜん動を活発にする働きがあり、また去痰、消炎、利尿、風邪に。
射干麻黄湯は、ぜんそく性気管支炎、気管支ぜんそくなどの
発熱、悪寒、身体痛、頭痛、痰などの症状に用いる。
(参考:イー薬草ドットコム/『原色薬草図鑑コンパクト版14(北隆館)』p.202)

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エビスグサ(Senna obtusifolia)
マメ科カワラケツメイ属
中央アメリカ原産。
名前の由来には、「異国から日本に渡来したから」という説も。
小葉は先端が幅の広倒卵形。
果実は細長いさや果で弓状に曲がり、中には濃褐色で光沢のある、
やや長い六角形の種子が1列に並んでいる。
種子をしっかりと乾燥させたものを生薬「決明子」と呼ぶ。
便通を整えて目の周りの充血を取り、視界を明らかにする意味からつけられた。
有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、オブツシフォリン、エモジンなどで、
これらは下剤として知られる。薬効は広範囲で、
便秘、慢性胃腸病、消化不良、胃拡張、胃下垂、胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、
じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病など。
漢方では緩下、強壮薬として使用する。
(参考:Wikipedia/季節の花300/『広島県の薬草(中国新聞社/神田博史著)』p.52)

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It may be crowded out here but I don't hear no sound but my own.
It may be pouring out here but every falling drop of sky is my own.
There ain't a thing in the world that 'll shoot my dorphins noI'm high on my throne.
Them harpies and turds wont have their way with me stoned on ozone.
——DELUXE "TO DOOP"

2014年7月9日水曜日

20140709:自然の営み。


未知の環境に入り込むときにはやっぱり少し不安で、
私だって少し孤独なんてのも感じながら、
図太い顔を貫きつつ心をゆらゆらと揺らして過ごしています。
カワラナデシコは、薬草園の中でも誰にも教えてもらう必要もなく
私が名前を知る数少ない植物のひとつ。
そんなことだけでもついつい馴染みありそうげで、
はかなげに見せる淡いピンクの花とも心が通いそうで、
ふらりと吸い寄せられてしまいます。
なでしこは
咲きて散りぬと
人は言えど
我が標めし野の
花にあらめやも
——大伴家持
カメラを構えて見えたのは、カマキリがアリを捕獲する瞬間。
これは本当にそういう動作なのかわからないけど、
カマキリはアリを両手でしっかりと抱えて
自分の口へと運んでいき、うごめくアリの内蔵(あるのか?)をカプ。
アリはそれでもまだもがいています。

生きてんやなぁ、と感激してしまいました。

ギンブロウが大きくなっているその傍らには、雨上がりのこんなキノコ。

こちら、コガネキヌカラカサタケ。
全体的に黄金色の鱗片に覆われています。
こないだせっせと草引きをしているとき、
たくさんの腐植した草がここにはありましたが、
それらが栄養分になった模様。
目を離していたのは月曜と火曜のたったの2日間のみ。
どんな短期間にこんなにおっきくなるねん。
傘の部分はたぶん長さ5cmほど。
ちゃんと見ようと思うと、目が離せません。

うん。未知だろうが既知だろうが、馴染もうが馴染むまいが、
生きるということには特にモンダイないようです。

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カワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. longicalycinus(Maxim.) Williams)
ナデシコ科ナデシコ属
秋の七草のひとつ。奈良時代ごろから多くの万葉歌人に愛され、
たくさんの歌にも詠まれている。
ナデシコとは「撫し子」と書く。
かわいい子どもの頭をなでる様子に共感した感情から生まれたと言われている。
草原や山地、河原等の環境は人の手により草刈や枝打ちがされ、
いわゆる里山としての利用がされてきた日当たりの良いところが
カワラナデシコが生息するのに適している。
つまり、人間と密接な関係から繁殖がなされてきたと言える。
薬用としても利用されており、開花期の全草を乾燥させたものを瞿麦(くばく)、
種子を乾燥したものを瞿麦子(くばくし)という。
顕著な利尿作用があり、塩化物の排出量が増加。むくみのときの利尿に用いる。
通経薬として、生理不順にも。ただし、妊婦には用いない。
(参考:イー薬草・ドットコム/Wikipedia)

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コラネカラカサタケ(Leucocoprinus bresadolae)
ハラタケ科キヌカラカサタケ属
熱帯系のきのこで、奄美、小笠原以南で普通に見られる。
土壌中の腐植を分解して栄養にする。
森林内の落葉や倒木は、いくつかの微生物が入れ替わりで分解していき、
この腐植分解菌が関与するのは、最終に近い部分となる。
食用というよりは観賞用。食毒は不明。
表面にある黄金色の鱗片は触ると落ちてしまう。
(参考:森林総合研究所九州支所『九州の森と林業』)
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突然ですが、今日の薬草園でのテーマ。

There was a finer life 
When I was with my friends and I could always see my family
That's what I still want now
Even if I'm here and I know they won't be waiting
'Cause I don't want to be alone
I don't want to be here alone
--Toro Y Moi "Still Sound"