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2014年9月22日月曜日

20140922:いがいが。


春の間からすでにとんがっていたチョウセンアサガオ。
白く優雅そうな花を咲かせるようですが、
花を見ることなく、実が熟していました。
これは6月ごろの姿。すでに痛そう。

今日は、薬草園で作業をしていた人が多く、
私が「この実はなんですか?」と聞きまわっていたら、
おもしろい話を教えてもらいました。

1800年ごろ、世界で初めて全身麻酔薬を創製して乳がん手術に成功したのは、
紀州の外科医、華岡青州という人でした。
彼は、和漢古今の本を読みあさって、山から草根実を採取し、
空地に薬草を栽培して、鳥や動物で薬効を試すのみならず、
自分のカラダ、母のカラダ、妻のカラダでも薬効を調べたようです。
その結果、母は死に、妻は中毒で失明したとか。
恐ろしい話ですが、これらの実験から、
「通仙散」という麻酔薬が誕生したとのこと。
これには、チョウセンアサガオの花、葉、味、ヤマトリカブトなどの根塊、
ヨロイグサの根、トウキの根、センキュウの根茎、テンナンショウの根茎が
それぞれ配合されています。
通仙散よりも先に、チョウセンアサガオを配合した薬方はあったようで、
それを参考にしながらつくられたこの薬は、
より体内吸収速度を抑えて安全性を高めたものなんだそうです。
以上、『イー・草・ドット・コム』も参照しました。

チョウセンアサガオの根はゴボウとよく似ています。
ただし、ゴボウと違って毒性が強い。
あと、チョウセンアサガオのつぼみはオクラとよく似ている。
もちろん、強力に毒性ありです。
チョウセンアサガオに関する中毒の話は、
ちょっと調べるとたくさん出てきます。要注意ですね。

チョーシにのって写真を撮っていたら、
脇の下やら腕にチクチクするものが。
「先生!、服にいっぱいつくんじゃが、こりゃあ、何じゃろ!」
と作業をしていたおじさまたちと私とで大騒ぎがはじまりました。
「そりゃ、ゴボウじゃが」と先生。
ゴボウは根っこをいただきます。
根っこばかりを見ているので、まさかこんな風貌だとは気付かないのです。
ゴボウの茶色部分に栄養素が多く含まれるので、
洗いすぎないことがポイント。

先日「これはなんだろう」とウヤムヤにしていたのは
猛毒・リシンの元であるトウゴマでございました。
こちらもいがいがとしています。

先生の話によると、毒を調べて薬草につなげることが多いとのこと。
それは、毒が代謝に直結するからだし、
その要素を何らかのカタチで薄めたり、中和させることで
カラダのどこかを補ってくれる薬になる。
一番最初に、先生の講座を受けたときに聞いた話ですが、
私はなぜかちょっとワクワクしながら、
話がストンと腑に落ちるのを感じたのでした。

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チョウセンアサガオ(Datura metel/L.)
ナス科チョウセンアサガオ属
葉や花をみると確かにそうなのだが、ナス科だったとはちょっと意外。
仏様が説法するときに、天から降りてきて人の心に喜びを感じることができる花、
という意味で梵語から「マンダラゲ(曼荼羅華)」との異名もある。
日本には17世紀末ごろに伝来。園芸用には「ダチュラ」の名で流通している他、
「キチガイナスビ」とも呼ばれている。
一年草で、夏から秋にかけて漏斗状の白い花を咲かせる。
果実は球形。短いとげが多数付いており、
熟すと割れて、中に入っているたくさんの種子を飛ばす。
有毒部分は花または全草、種子、葉。全草にトロパンアルカロイドを含み、
日本薬局方では毒薬に指定されている。
副交感神経抑制作用、中枢神経興奮作用がある。
現在ではアトロピン、スコポラミンの抽出原料とされている。
(参考:Wikipediaイー・草・ドット・コム/『原色薬草図鑑』北隆館P77)
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ゴボウ(Arctium lappa L.)
キク科ゴボウ属
ユーラシア大陸原産で、縄文時代か平安時代に日本に伝わったといわれる。
食すようになったのは江戸時代から明治にかけて。根や葉を食用とする。
花期は6〜7月。紫色のアザミに似た、トゲのある花を咲かせる。
ゴボウにはポリフェノールであるクロロゲン酸が豊富に含まれている。
このクロロゲン酸はゴボウを水にさらしたときに出てくる茶褐色の成分で抗酸化作用がある
そのため、皮をむかない、水にさらさずすぐ調理する、大きめにゴロンと切る、
というのがゴボウ調理の三大新常識となっている。
その他、食物繊維、特に、イヌリンを主体とする水溶性食物繊維が豊富。
薬用部分は葉(牛蒡葉=ゴボウヨウ)、種子(牛蒡子/悪実=アクジツ)、根(牛蒡根=ゴボウコン)。
牛蒡根は発汗利尿作用に、悪実は浮腫、咽頭痛、解毒に。
乳腺炎に、種をそのまま食べるか煎じる使用法も有効として民間に口伝えで知られる。
繊維質が豊富なことから、便秘予防にも。
試験管レベルの実験では、酸素状態の悪い大腸がんの細胞に対して、
選択的に倍加した毒性を発揮する性質があるともされるが、
大腸がんや直腸がん予防に効果がある、というのは正確ではない。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑』北隆館P123
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トウゴマ(Ricinus communis)
トウダイグサ科トウゴマ属
種子から得られる油はひまし油として広く使われている。
また、種にはリシンという毒タンパク質がある。
種子は主にリシノリンなどのトリグリセリドを多く含む。
紀元前4000年頃のエジプトの墓所からもトウゴマの種は見つかっており、
また、ヘロドトスや他のギリシャ人旅行者は、ひまし油を
灯りや身体にぬる油として使用していたという記述も。
インドでも、紀元前2000年頃からひまし油を灯りや便秘薬に使っていたという記録があったり、
中国でも数世紀にわたって、内用・外用の医薬品として処方されている。
現在、ひまし油は日本薬局方に収録されており、下剤として使われる。
ただし、猛毒のリシンが含まれているため、使用には要注意。
特に、妊娠中や生理中の女性は使用してはならない。
種子そのものを口にする行為はさらに危険。
(参考:Wikipedia
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--Suzanne Vega "Tom's Diner"

2014年8月6日水曜日

20140806:エビスグサより始めて。


甥を呉の港まで電車で送った後、
(この後、甥はひとりでスーパージェットで松山まで行きました)
上級生たちの成績発表をのぞいて、薬草園へ。
午前中は呉線も不安定になる天気でしたが、
私が薬草園に行くころには、すっかり晴れていました。
なんだか私のためにこんなに雨だったんじゃないかというくらい、
草引きにはベストなコンディション。
耳には聞き慣れた音楽と、右手には蚊取り線香。

雨の後の晴天は、コンディションにうるさいエビスグサにもうれしかったよう。
ここ数週間くらい、太陽に正面きって向かっている姿なんて
みたことがありませんでしたが、
今日はピンと背筋(葉脈)を伸ばして張り切っているようです。

おとついですら、こんなにスネていました。


さて、気になっていた順に草を引いていて、発見したのがトマト!
あんまりにも鬱蒼としすぎていて、全然気付いていませんでした。
こんなにキレイなトマト!
人類はもう月にまで行ってしまった
この星もにぎやかさを増していた
一日で人生が変わってしまうような出来事が
世界中の街の
どこにでもくりひろげられていた
ベトナムでは戦争もつづいていた
エコロジーの叫びも第一声を発していた
ロンドンにはまた
新たな、グラムともロンドン・ポップとも呼ばれた
音楽とファッションの革命が生まれていた
彼女は気がつくと
その核心に飛びこんで旅をしていた
——「青春のタラップを駆け上れ!」(文:森永博志)
  『翼の王国(2003年8月号)』
雑草とトウモロコシ(この向こう側にある)に隠れて、
助手さんの立てた造花の“立て札”すら、見えていませんでした。
本日、やっと、お目見え。
いくつかはもう腐って落ちちゃいましたが、
ほとんどは今から食べごろです!


さて、この方の名前を、またもやすっかり忘れてしまいました。
明日また、データは整理いたしましょう。

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you'd better bring yourself
——THEESatisfaction "QueenS"

2014年8月5日火曜日

20140805:キバナオウギ


このキバナオウギ、というのには、全く馴染みがないのでございます。
小さく、うつむきに咲いた花たちを見ていても、
キイロなのが葉や茎の緑に馴染んで、全く目立たない。
しかも、資料を検索してみても、日本が原産ではなく、
どうやら辛うじて北海道になら自生している、くらいのレベルで、
その他は薬用植物園で例示されている程度のよう。
つまり、あんまりこれにまつわる話が見えてこないのです。
これはどう書いたらええもんかな、というのが正直なところ。
ただ、近づいてじっと見てみると、
その控え目な様子に上品さを感じなくはないのです。
おそらく、根に近いほうの対から花が開くのでしょう。
下の対は、紫で、そのひとつ上がピンク、
そのもうひとつ上がキイロ、といった塩梅。
さらにその上は、まだツボミなのですから。
パステルカラーが涼しげです。

アサガオは、今日の雨でまたうれしそうに咲いていました。

そういえば、今の今まですっかり忘れていましたが、
こないだの土曜日の夜、友だちに誘われて呉のおでん屋での
投げ銭ライブに行ってきたのでした。
その道中、電車の中、街の中、ひどい雨で、
傘を忘れた私はすっかりずぶ濡れになりながら
コンビニに入っては、売り切れた傘を恨めしく眺めるばかりでした。
周りは浴衣だらけ。この日は、花火大会だったのです。
雨に降られて視界は雨粒だらけ。
ドーン、ドーン、という音だけが聞こえるばかりで、私には花火が見えません。
ただ、目の前でいきなり立ち止まった女の子の浴衣が、
このアサガオのような色合いだったことだけを覚えているのです。

昨日写真におさめた花はすっかりしぼんでいました。
で、また、新しいツボミが。

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キバナオウギ(学名:Astragalus membranaceus Bunge)
マメ科ゲンゲ属
中国西北部原産。日本では、各地の薬用植物園などで標本や見本用に栽培する。
茎は直立、草丈は1mくらい。葉は奇数羽根状複葉で、小葉は楕円状を呈している。
花が地味なためか観賞用として栽培することもなく、また根を漢方処方に配剤する以外、
民間薬として利用することもないため、一般的には馴染みが薄い。
薬用部分は根で、生薬名は黄耆(おうぎ)という。
有効成分はフラボノイド、サポニン、γ-アミノ酪酸(GABA)など。
止汗、強壮、利尿作用、血圧降下等の作用があり、
防已黄耆湯、桂枝加黄耆湯、黄耆建中湯などの漢方方剤に含まれる。
(参考:季節の花300Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54
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アサガオ(学名:Ipomoea nil)
ヒルガオ科サツマイモ属
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使が種子を薬として持ち帰ったことからとされる。
アサガオの種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、
生薬名は「牽牛子(けんごし)」と呼ばれる。
中国の古医書『名医別録』では、牛を牽いて行き交換の謝礼としたことがこの名前の由来。
粉末にして下剤や利尿剤として薬用にする。
ただし、ファルビチンやコンボルブリンも含み、
嘔吐や下痢、腹痛、血圧低下を引き起こすなど毒性も強く、素人判断によらないほうがいい。
江戸時代には2度、アサガオブームがあった。
そのときに、形態が多種多様に変化したもの。
(参考:季節の花300Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54
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2014年8月4日月曜日

20140804:花のアト。


ハスの花は、朝に開いて、午後3時ごろまでには閉じてしまう。
花の開閉は3回繰り返し、4日目に花びらが散るんだそうです。
おとつい「咲いた!」と思った花が、今日はもう散ってしまっていました。
私が蕾だと思っていたのはきっと、眠りに入った花びらで、
こないだ見たものはもう、4日目の花だったのかもしれません。
花火師たちは冬の間、夏のために花火を作り続ける。
大きな玉になると、製作に1年を要する。
その玉が空を彩るのはほんの一瞬。
一瞬だからこそ、人々は感動する。
一瞬のきらめき、そこに凝縮されたものを、
なんとかフィルムに写し出そうと、日々、格闘するわたし。
花火師の情熱も、観客の歓声も、花火の艶やかさも、儚さも、
そして花火が消えたあとのもの哀しさも、
夏の夜の思い出とともに1枚の写真に写し込めたい。
——『わたしは花火』(『翼の王国』1998年8月号/
文+写真:冴木一馬)
花が散った後には、蜂の巣みたいにたくさん穴が空いた花托。
あんなにもすばらしい佇まいだったのが、
なんてユニークなお姿に変身したことでしょう。


雨の間、一斉に、うれしそうに咲いていたアサガオのようなものは、
すっかりしぼんでしまっていました。
「うれしそうやな」とか「今日は機嫌悪いんかな」とか、
一度でもそういうふうに人格を持たせて見ると、愛着が沸いてしまう。
「よく見たら、お猪口みたい、ちゃうん!」なーんて思ったりして。
なんとかして、このしぼんだ姿に何か意味を見出そうと
必死になっているのがバレバレですね。
最初に私が買ったのは、紅志野の香炉であった。
鮮やかな茜色の素地に、表には薄、裏には水草が白く浮き出ていた。
忘れもしない六万円で、私は月賦で支払ったが、
現在は少なくとも千倍にはなっているはずである。
例によってそれも売ってしまったが、
もし私にお金があったとしても二度と買う気にはなれないであろう。
それはたしかにふたつとない名品だが、
だれが見てもひと目で名品とわかるところが気に入らない。
一点非の打ち所のない美人みたいなもので、
そういうものには陰翳がなく、秘密もない。
——『視覚より触感を』(『彩』資生堂1986年/文:白洲正子)
実は、何度かこの花びらがしぼんでいる姿を拝んだことがあって、
このアサガオたちも、何度か開いたり閉じたりしているのかな、と感じるのです。
花を咲かすのにもけっこうなエネルギーを使っているだろうことを想像すると、
やっぱり健気やなぁ、なんて、また、キュンとしたりして。
ま、でも、それが本当だとすると、このアサガオは、
私の知っているアサガオではないのですね。

何かニュースはないもんかと
ファインダーをのぞき、シャッターを切り、
ぐるり、薬草園を一巡してハスに近づくと、
足元に花びらがいっぱい落ちていることに気付きました。
生きるためにはもう用のなくなった花。
それでも、水彩画のような花びらの濃淡が美しくて。

さて、明日は何を見ようかな。

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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花となっている。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになった。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
茎には通気のための穴が通っている。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含む。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にもなる。
(参考:季節の花300Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54
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アサガオ(学名:Ipomoea nil)
ヒルガオ科サツマイモ属
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使が種子を薬として持ち帰ったことからとされる。
アサガオの種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、
生薬名は「牽牛子(けんごし)」と呼ばれる。
中国の古医書『名医別録』では、牛を牽いて行き交換の謝礼としたことがこの名前の由来。
粉末にして下剤や利尿剤として薬用にする。
ただし、ファルビチンやコンボルブリンも含み、
嘔吐や下痢、腹痛、血圧低下を引き起こすなど毒性も強く、素人判断によらないほうがいい。
江戸時代には2度、アサガオブームがあった。
そのときに、形態が多種多様に変化したもの。
(参考:季節の花300Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54
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ひとりでそうかとうなずくんだ
——Fishmans "Magic Love"

2014年8月2日土曜日

20140802:咲いた。


本当は、もっとちゃんと開いたのもあったけど、こっちのほうがキレイなので。
雨は、私の足を、腕を、肩を、ズブズブに濡らしてしまいます。
台風だから、傘なんて本当に意味がなくて、
全方向から私に向かって雨が降ってきます。
私にとってはイヤな雨。
でも、薬草園で、この数日の暑さを耐え忍んだ者には、
間違いなく恵みの雨だったのでした。

蓮の葉の上で水滴が踊り、真ん中に集まってきます。
蓮は、茎が空洞なので、葉枝の部分に穴を開けると、
茎から水滴を吸うようにして遊べます。

いつもションボリとうつむいていたアサガオも、
今日はうれしそうに咲き乱れていました。
それにしても、このアサガオはフツウのアサガオなのでしょうか。
先生に聞いても、「あれな、植えた覚えはない」と。
でも、健気で柄もシャープで、こんなにも正直。
「けっこうあれが、水が足りてるか、の目安になる」そうで。
アサガオは、生物でも遺伝のところで登場しますが、
江戸時代ごろから変異系統が続々と作られてきました。
今も、おもしろいアサガオがどんどんできているようです。
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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花となっている。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになった。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
茎には通気のための穴が通っている。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含む。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にもなる。
(参考:季節の花300Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54
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アサガオ(学名:Ipomoea nil)
ヒルガオ科サツマイモ属
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使が種子を薬として持ち帰ったことからとされる。
アサガオの種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、
生薬名は「牽牛子(けんごし)」と呼ばれる。
中国の古医書『名医別録』では、牛を牽いて行き交換の謝礼としたことがこの名前の由来。
粉末にして下剤や利尿剤として薬用にする。
ただし、ファルビチンやコンボルブリンも含み、
嘔吐や下痢、腹痛、血圧低下を引き起こすなど毒性も強く、素人判断によらないほうがいい。
江戸時代には2度、アサガオブームがあった。
そのときに、形態が多種多様に変化したもの。
(参考:季節の花300Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54
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2014年7月28日月曜日

20140728:ハス


薬草園のプレハブのすぐ近く、
ゴチャゴチャと道具やなんやらが置かれてある辺りを無視して、
見通してみると、すっと立つハスの蕾。
ハスの大きな緑の葉に囲まれて、
1本だけがハッとするような芸術的なピンクで、
思わずほぅっとため息がこぼれました。

テスト、テストの日々が始まりました。
席に座って始まりを待っていると、あちこちから話が聞こえます。
「あのテストは不公平だ。情報がなさすぎる」
「あれってさ、結局なんだったの」
一度目に大学生だったとき、私もほとんど授業に出ていませんでした。
今は当時を知る友人らに驚かれるくらいの皆勤賞。
全部出た、ということが誇らしくもあるけど、
私はあちこちからの話と真逆で、テストを受けることで、
先生が本当に伝えたかったことがわかっておもしろかった。
どんな話も、もしかしたらわかりにくくてつまらないこともあるけど、
それでも通底する流れがすっと立って、深くわかって、花が咲く。
そのことがやっとわかる年齢になって、
すぐにできてしまうことは、おもしろくなくなってしまいました。
でもやはりそれは、ちょっと孤高すぎるのでしょうか。

今はまだ、1年生の前期。
はー、私はいつまで続けられるのだろう。


これは、栄養学科の1年生が育てているスイカ。
やっと実がなったと思ったら、直径がほんの4cmほどの。
小さくてかわいい。
でもまだまだ。
もうひとつ、ちゃんとなるかな。

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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花となっている。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになった。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
茎には通気のための穴が通っている。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含む。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にもなる。
(参考:季節の花300Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54
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スイカ(学名:Citrullus lanatus)
ウリ科スイカ属
果実は園芸分野では果菜(野菜)とされるが、
青果市場での取り扱いや栄養学上の分類では果物と分類されている。
薬用部分は果実、果皮、種子。
生薬名はそれぞれ「西瓜(せいか/果実」「西瓜皮(果皮)」「西瓜仁(種子)」。
果実に果糖、ブドウ糖、種子にククルビトールなどを含む。
西瓜は急・慢性腎炎、小便不利、水腫などに役立ち、
果実をとろ火で煮詰めた西瓜糖を服用する。
(参考:Wikipedia/原色薬草図鑑 II』p.110
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Say my name
Sun shines
through the rain
A whole life so lonely
And then come and
ease the pain
I don’t want to
lose this feeling
——Bangles "Eternal Flame"

2014年7月23日水曜日

20140723:わからない。


短絡的に、ウツボグサのはずだと信じていたけど、
ちゃんと見ると全然違っていました。
これは一体、なんだろう。
シソ科を中心に探してみたけど、結局、今日はわからずじまいです。

ハブソウがキレイに咲いてました。
ヨロイグサは、すっかり元のヨロイを脱いで普通のセリ科になってました。
なぜか今、年賀状の返事を書いていないことを思い出しました。

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ハブソウ(Senna occidentalis)
マメ科カワラケツメイ属
原産地は、アメリカ合衆国何部から熱帯アメリカ。
日本には江戸時代に中国から渡来。
毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入された。
葉はエビスグサに似ているが、小葉の先端が尖っていて、
数も5〜6枚あるので見分けはつきやすい。
果実の平たい鞘も、エビスグサより太く短い。
鞘の中には、扁平卵形の種子が2列に並んで入っている。
種子を採種して日干しにして乾燥させたものを生薬「望江南」と呼ぶ。
有効成分としてアントラキノン、エモジン、アンスロン、ヒスチオンなどを含み、
健胃や緩下、利尿には、適量の水で煎じて、お茶のように飲む。
虫さされのときには、生の葉を揉んで出た汁を患部に塗布する。
また、葉も煎じてお茶がわりに飲む。
(参考:Wikipediaイー草ドットコム

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この小さい町にも奇跡はありえる
かなえたい夢など、果たしてあったっけ?
また会いたい人たち、また見たいあの場面
戻りたい場所など、果たしてあったっけ?
——坂本慎太郎"まともがわからない"

2014年7月16日水曜日

20170716:オニユリ


オニユリがおとついくらいから花開いています。
近寄ってみると、雨の中、アリがせっせと作業中でした。


オニユリが咲いたのを見ると、
みなさん、花よりも「ムカゴもいいなー」と呟くのがおもしろい。
ちなみに、以前、シャクヤクのところでも書いた
「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」という
古からの美人のたとえにもユリは登場します。
これらは全て婦人病の薬草。
姿形を模しただけじゃなく、
これらを薬草として用いると美人になるという意味もあるとか。

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オニユリ(Lilium lancifolium)
ユリ科ユリ属
花びらに黒い斑点が目立つ。花の色や形から赤鬼を連想させ、「鬼百合」に。
ムカゴは、茎や葉の付け根などにできる、養分をためた小さなかたまりのこと。
薬用部分は鱗茎で、生薬で「百合(ひゃくごう)」という。
有効成分は、多量のデンプン、タンパク質、脂肪、ビタミンCなど。
鎮咳、鎮静、滋養、強壮、解熱、利尿薬として用いる。
(参考:Wikipedia季節の花300/『広島県の薬草(中国新聞社/神田博史著)』p.52)

2014年7月15日火曜日

20140715:対称性。


草引きをしながら、いつものごとく考え事をしていました。
今日のお題は「対称性と美しさの関係について」。
昼休みにCSI(米/科学捜査班の話)を見ていたら、こんな話がありました。
生物は異性に対称性を求める。
シリアゲムシのオスは、羽が左右対称なほどメスにモテる。
昆虫の世界では「美=バランス」。
それで子孫が残せるかどうかが決まるんだ。
(グリッソムの台詞)
以前、対称性については本か何かで読んだか見たかしたことがあって、
そこには、左右対称な顔立ちの人は美しく見えるという画像実証がありました。
それを見ながら、
「美しい」と脳が判断する理由をごにょごにょと考えて、
対称っていうのは、健康とか健全の象徴なのかな、とか、
そんなことで私はなんとなく納得していたのでした。
確かにスポーツでは左右対称のほうが身体はスムーズに動けるし、
左右の柔軟性や筋肉のつきかたが違うのはケガにつながると言われます。
利き手ではないほうを使う必要がなくても、
使えるようになっている人のほうが、
ケガのリスクが少ないスムーズなパフォーマンスができるように思えます。

植物には、葉っぱが一節に対称につく対生と、
交互につく互生、それに、一節に輪を描くようにしてつく輪生があります。
これは、どういうことを意味するのでしょうか。
同じ場所に生えていても違うものは違う。
だから、光合成のしやすさ、という理由は短絡的でしょう。
私には、わかりません。
どうして対称なのが美しいと思えるのかにも、
ちゃんと答えは出せていませんし。

わからないなーと思いながら、目をあげると、
昨日のタヌキマメがそこにありました。
これは、葉は互生、というべきでしょうか。
ま、どっちでも、いっか。




今日、先生に確認してみました。
これは、ヒオウギ。
撮っているのは、花がしぼんだあとのひねり。
どうやら、右に巻くのも左に巻くのも、
キレイに巻けるのもキレイに巻けないのもあります。
なぜひねる必要があるんでしょうか。
“キッチュ”という言葉のニュアンスを正確には知りませんが、
このひねりの様子は“キッチュ”というべきではないでしょうか。

ちょこっとだけ夕立があって、エビスグサはご機嫌ナナメでした。

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タヌキマメ(Crotalaria sessiliflora L.)
マメ科タヌキマメ属
萼が褐色の長毛に覆われている様子をタヌキに見立てて名づけられたと言われる。
薬用部分は全草。アルカロイドを含有し、抗腫瘍作用(悪性を含む)と抗炎症作用はあるが、
有毒なので注意が必要。主な副作用は、心機能障害や停止、肝障害、発ガンなど。
民間療法では、利尿剤、強心剤、鎮痛剤として使用される。
アレロパシーを含み、コンパニオンプランツとして畑作の際に、
作物の間に植えられ利用されることもある。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑コンパクト版13(北隆館)』p.142)

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ヒオウギ(Iris domestica Goldblatt & Mabb.)
アヤメ科アヤメ属
花は午前中に咲き、夕方にはしぼむ。
京都では祇園祭に欠かせない花として愛好され、和歌でもよく詠み込まれている。
薬用部分は根茎。生薬名は射干(やかん)。
有効成分として、ベラムカンジン、イリジンなどを含む。
胃液分泌やぜん動を活発にする働きがあり、また去痰、消炎、利尿、風邪に。
射干麻黄湯は、ぜんそく性気管支炎、気管支ぜんそくなどの
発熱、悪寒、身体痛、頭痛、痰などの症状に用いる。
(参考:イー薬草ドットコム『原色薬草図鑑コンパクト版14(北隆館)』p.202

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エビスグサ(Senna obtusifolia)
マメ科カワラケツメイ属
中央アメリカ原産。
名前の由来には、「異国から日本に渡来したから」という説も。
小葉は先端が幅の広倒卵形。
果実は細長いさや果で弓状に曲がり、中には濃褐色で光沢のある、
やや長い六角形の種子が1列に並んでいる。
種子をしっかりと乾燥させたものを生薬「決明子」と呼ぶ。
便通を整えて目の周りの充血を取り、視界を明らかにする意味からつけられた。
有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、オブツシフォリン、エモジンなどで、
これらは下剤として知られる。薬効は広範囲で、
便秘、慢性胃腸病、消化不良、胃拡張、胃下垂、胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、
じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病など。
漢方では緩下、強壮薬として使用する。
(参考:Wikipedia季節の花300/『広島県の薬草(中国新聞社/神田博史著)』p.52)

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It may be crowded out here but I don't hear no sound but my own.
It may be pouring out here but every falling drop of sky is my own.
There ain't a thing in the world that 'll shoot my dorphins noI'm high on my throne.
Them harpies and turds wont have their way with me stoned on ozone.
——DELUXE "TO DOOP"

2014年7月13日日曜日

20140713:ハブソウとエビスグサ。


先生が市民講座として開いている「薬草マイスター講座」で
よく話に登場するもので、強く覚えているのは、
トウキ、ハブソウ、エビスグサ。
トウキは、ちぎってもらったものが家で根っこをつけた、
というのでより印象深いものになっています。
ハブソウとエビスグサを覚えたのは、葉っぱのあしらいが好きだから。
それに、ハブソウは、薬草園に生えていたのを
先生といっしょに薬草園の外にある畑に植え替えたから。
やっぱり、自分の手で触れたものはよく覚えているんですね。
この花はハブソウです。

ハブソウとエビスグサは、葉っぱがよく似ているとのこと。
(“とのこと”としたのは、私は「似ている」と思ったことがないから)
ハブソウのはとんがっていて、エビスグサのはえべっさんみたく、まあるい。
私は、スマートなハブソウのほうが好き。
まあるいエビスグサもかわいいんですが。
エビスグサの花期はまだ少し先。こちらも黄色の花をつけます。
ハブソウ


エビスグサ

ちなみに、エビス茶というのは、実はハブソウの種子で作られていて、
ハブ茶というのが反対に、エビスグサの種子で作られているそう。
ハブソウで作ったお茶が先に商品化されたんでしょう。
ハブ茶と名乗るより、エビス茶と名乗ったほうが、縁起がよさそうです。

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ハブソウ(Senna occidentalis)
マメ科カワラケツメイ属
原産地は、アメリカ合衆国何部から熱帯アメリカ。
日本には江戸時代に中国から渡来。
毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入された。
葉はエビスグサに似ているが、小葉の先端が尖っていて、
数も5〜6枚あるので見分けはつきやすい。
果実の平たい鞘も、エビスグサより太く短い。
鞘の中には、扁平卵形の種子が2列に並んで入っている。
種子を採種して日干しにして乾燥させたものを生薬「望江南」と呼ぶ。
有効成分としてアントラキノン、エモジン、アンスロン、ヒスチオンなどを含み、
健胃や緩下、利尿には、適量の水で煎じて、お茶のように飲む。
虫さされのときには、生の葉を揉んで出た汁を患部に塗布する。
また、葉も煎じてお茶がわりに飲む。
(参考:Wikipediaイー草ドットコム

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エビスグサ(Senna obtusifolia)
マメ科カワラケツメイ属
中央アメリカ原産。
名前の由来には、「異国から日本に渡来したから」という説も。
小葉は先端が幅の広倒卵形。
果実は細長いさや果で弓状に曲がり、中には濃褐色で光沢のある、
やや長い六角形の種子が1列に並んでいる。
種子をしっかりと乾燥させたものを生薬「決明子」と呼ぶ。
有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、オブツシフォリン、エモジンなどで、
これらは下剤として知られる。薬効は広範囲で、
便秘、慢性胃腸病、消化不良、胃拡張、胃下垂、胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、
じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病など。
漢方では緩下、強壮薬として使用する。
(参考:Wikipedia季節の花300


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追記

まがいなりにもクリエイティブの世界の隅っこに座り、
そこで働いているうちにカタチや色の意味や、
そのことが誰かの行動に影響を及ぼすということのおもしろさに気づきました。
たとえば、メーカーカタログ(通称プロ用カタログ)は、
掲載点数が膨大な分、使いやすさが重視されるわけですが、
使いやすさを追求していくうちに、情報やデザインが削ぎ落とされていく。
味気のないところまで削って、そこから、各社の戦略プランに合わせてしかけを加えていく。
すると、なかなかステキなカタログができることが多いように思います。

そんなことを身を持って学びながら、植物をふと見たときに、
カタチや色がいろいろあることに気がつきました。
そのどれもが戦略的で、たぶん、あんまり無駄がないんだなと、すごいなーと、思いました。
ハブソウとエビスグサの小さな違いは、彼らにとってはとても大きな違いでしょう。
きっと、そのカタチのせいで生き方が違う。あるいは、生き方が違うからカタチが違う。
生き方とは、受粉の戦略や根の張り方、葉の張り方などなど。
もっと言えば、それは、化学的成分や性質の違いにまで話は及ぶのでしょう。
「どうしてこんなふうな枝分かれなんだろう」
「どうしてこんな色なんだろう」と思うとワクワクします。
たくさんありすぎて、全くもって何も整理はできていません。

2014年6月29日日曜日

20140629:ベニバナ、リベンジ。


ベニバナについて、前回「花茶かな」と書きましたが、
どうやら違っておりました。
もっとおもしろい話がありました。

今もなお、咲き乱れるベニバナの軍団ですが、
やや黄色より赤い花のほうが目立つようになりました。
黄色は若いベニバナ、これは徐々に赤色に変わっていくのです。
黄色の色素はサフロールイエローでこれは水溶性、
赤色の色素はカルタミンでこれは水には溶けません。
ベニバナで染色するときには若い黄色の花を使います。
摘んですぐに水にさらして乾燥させる、という作業を何度もくり返すと
水に溶けない赤い色素のみが残るんだそうです。
これを餅みたいに杵でついて使うとか。
つまり、私が「花茶??」と思ったのは単なる無知でございました。
6世紀ごろ、推古天皇の時代から紅色をとるために使われてきたようです。
『源氏物語』では、葵上を弔うために、光源氏が喪服に使用しています。

ああ、何にも知らず、恥ずかしい限りです。
でもその知識を持って改めて見てみると、
黄色の花の花弁がピンとしているのにくらべ、
赤色の花の花弁はペシャンコなんですね。

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ベニバナ(Carthamus tinctorius)
キク科ベニバナ属
一年草または越年草。雅称を末摘花(すえつむはな)とも言う。
エジプト原産、日本にはシルクロードを通じて4〜5世紀ごろ渡来。
染料としても薬草としても使われる。
染料としては、花を発酵・乾燥させたものが紅色の染料や着色料の材料となり、
生薬としては、紅花(こうか)と呼ばれ、養命酒にも含まれる。
種子からコレステロールを取り除くリノール酸を含む良質の油が採れる。
(参考:Wikipedia季節の花300

2014年6月22日日曜日

20140622:ベニバナ


この土曜日には、薬草園で、ベニバナを摘んで
お茶にしたり、染め物もやったりしたのかな。
私は昨日は行けなくて、今日行ってみると、テントの下のテーブルの上に、
ベニバナの花びらが入った紙コップが置いてあった。
白い紙コップの中に散らばったオレンジとキイロの細長い花びら。
何と言うべきか。なんとなく美しい。
このベニバナたちはただいま満開。



もうひとつ、ベニバナ畑の筋がある。
この満開の花たちと同じ時期に蒔いたものだと思うけど、
そっちの花期はまだ先のよう。
雑草に覆われすぎて、日光を受けられないヤツもいたのか。
金曜日の夕方と今日の午後は、こちらの畑の草引きをずっとしていた。

ベニバナとほぼ同じ場所に生えている雑草など、
いっしょにベニバナを抜いてしまわないよう、
ベニバナの根っこを傷めてしまわないよう、抜き方には技術を要する。
間違って抜いてしまったときなど、
言い訳のように埋め合わせをしてしっかりと土を押さえ込む。
草引きをしていると無心になれる。
ぼんやりと考え事でもしているつもりでいたけれど、
今日、少し自分のことを観察していたら、
雑草をどの方向に、どの角度で抜くか、
みたいなことしか考えていないことに気づいたのだった。

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ベニバナ
キク科ベニバナ属
一年草または越年草。雅称を末摘花(すえつむはな)とも言う。
エジプト原産、日本にはシルクロードを通じて4〜5世紀ごろ渡来。
染料としても薬草としても使われる。
染料としては、花を発酵・乾燥させたものが紅色の染料や着色料の材料となり、
生薬としては、紅花(こうか)と呼ばれ、養命酒にも含まれる。
ベニバナのキイロを紅色にするには、
花を摘んですぐに水にさらして乾燥させる作業を何度もくり返すらしい。