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2014年10月16日木曜日

20141016:お茶会という名の。

3年生女子2人とオガタと私と先生とで
(栄養学科の人も2人いたけど、時間がなくなって帰ってしまった)
ハブソウとエビスグサの種を採取してお茶の試飲。
薬草マイスター講座に参加している受講生の方々は
当然のごとく、このエビス茶(ハブソウで作る)や
ハブ茶(エビスグサで作る)のことをよく知っているみたいだけど、
私にとっては初めてのエビス茶、ハブ茶なのでした。

以下、写真たちは全てハブ茶(エビスグサで作る)の様子です。


房から種を取り出す作業。
地味だけど、これが意外とクセになる。
ダベりながら作業しつつ、チョコベビーが食べたくなってしまいました。
この種は、生薬名で「決明子」。
あのケツメイシの名前の由来として有名ですよね。

薬学部の人が多いと、ここではこの有効成分の話になります。
決明子の有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、
オブツシフォリン、エモジンなど。
下剤として知られているそうで。

表面の光沢が失われるくらいまで煎って、沸かしたお湯にドボン。

色を確かめながら、好みで。

左がエビス茶、右がハブ茶。
色の違いは、煮出した時間のせいだと思います。
ハブ茶のほうがクセがなくて飲みやすい気がしたけど、
味も、煮出した時間の影響がかなりありそう。
実験失敗です。

↓上:エビスグサの葉(8月の写真)、下:ハブソウの種。

探したらエビスグサの種もハブソウの葉も写真が出てきそうですが。

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エビスグサ(学名:Cassia obtusifolia Linn.)
マメ科カワラケツメイ属
葉が黄色になるころ、熟して茶褐色となった果実をよく乾燥させ、
中から種子を集めてさらに乾燥させたものが、生薬「決明子(ケツメイシ)」。
『本草綱目』によると、便通をととのえ、便通をよくして、
目の回りの充血を取ることによって、目がはっきりと見えることが「決明子」の由来。
他に、『神農本草経』にも収載されている。
有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、オブツシフォリン、エモジンなど。
薬効は非常に広範囲で、便秘、慢性胃腸炎、消化不良、胃拡張、胃下垂、
胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、
糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病などに効果があることが知られている。
(参考:イー薬草ドットコム

2014年10月11日土曜日

20141011:ようけとれました。



いよいよ芋の収穫。
栄養学科は11月の頭に収穫祭を予定しているそうで、
ちょっと早いけど、芋の様子をうかがってみたのでした。
これは、先生が植えていた芋。立派です。


これは先生のより10日ほど前に植えていた私の芋。
もっと立派。というか、芋ってこんな形だったっけ…?
比較するモノをいっしょに写さなかったことに後悔。
これ、片手で持つのはけっこうたいへんなくらいの重量なのです。

生物の教科書的に言うなら、サツマイモは窒素固定細菌と共生して
窒素固定が行えるために、痩せた土地でもしっかり育つとのこと。
むしろ、過剰に水や肥料を与えないほうが甘みの凝縮した芋になりそう。
こんなに大きくなってしまった芋の味はどうでしょう。
でも、たぶん、この芋は高知にいる甥と、私の父の口に入ることになるのでしょう。

これはピーナッツ。まさに鈴なり。
こないだまでキイロのかわいらしい花を咲かせていて、
葉っぱの感じとマメ科であることから、
私は完全に、エビスグサだと勘違いしておりました。
(イヤに背が低いなぁとだけ思っていました)
土を掘ってみると、中にマメがコロコロ。
これも、根粒菌といっしょに生きていたのですね!

今日は他にも、トマトやナス、ソウメンウリ、
間引いたダイコンとカブの葉っぱをゲット。
その代わりに、ハクサイとニンニク、キュウリ(秋穫れのもの)を植えました。
また収穫のころが楽しみです。

そういえば、こないだ薬学部の3年生が薬草園に遊びにきて、
雑草の集団を見回しながら「どれが薬用植物ですか?」と言っていたけど、
いやいや、どれも、薬用植物です。
どれもがちゃんと薬用植物だと崇めてもらえるように、
やっぱりきちんと整理整頓しておこう。
いらんもんはきっちり刈り取っておかねば、と気を新たにしたのでした。
それに、栄養学科のために、と、先生は野菜をせっせと植えていますが、
野菜にすら、薬効のあるものは多くあるんですね。

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サツマイモ(学名:Ipomoea batatas)
ヒルガオ科サツマイモ属
デンプンが豊富でエネルギー源として適しており、
単位面積あたりのカロリーベース収量は、コメを上回る。
ビタミンCや食物繊維、カルシウムを多く含み、加熱してもビタミンCが壊れにくい。
その一方で、タンパク質の割合が低いなどの理由から、
サツマイモばかりを摂取しても栄養失調に陥ることがある。
薬効としては、ビタミンCから、風邪の予防、シミ、ソバカス。
食物繊維(セルロース)の豊富さと、含有されているヤラピンという緩下成分から便秘解消にも。
また、黄色種のサツマイモに含まれるカロチンは体内でビタミンAに変換され、
夜盲症の予防や視力の低下を防ぐ効果もいわれている。
その他、すりおろしてガーゼに塗って湿布するとビタミンがしもやけに効果的。
あるいは、サツマイモの粘り気に含まれるビタミンKには血液凝固の作用もあるなど。
(参考:野菜の効能辞典健康で免疫力を高める食べ物・栄養食品効果効能ナビ
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ラッカセイ(学名:Arachis hypogaea)
マメ科ラッカセイ属
主に食用として。ラッカセイ、ピーナッツとして有名。
沖縄ではジーマーミと呼ばれ、沖縄料理のひとつであるジーマーミ豆腐などにも使われる。
脂肪分が多いだけでなく、ビタミンEやビタミンB1、カリウムやマグネシウムなど。
また、薄皮の部分にはレスベラトロールというポリフェノールが含まれており、
抗酸化作用の他、アンチエイジング効果や美容効果などで注目されている。
薬用部分としては、種子が生薬名で「落花生」、地上部が生薬名で「落花生枝葉」。
種子の脂肪油に含まれるオレインやアミノ酸類、ビタミンにより、
各種出血症に治療に効果がある。
(参考:JAむなかたホームページ『原色薬草図鑑』北隆館

2014年10月8日水曜日

20141008:秋の風流。


私の畑には、どこから種が飛んできたのか、
まだ夏になる前からぐんぐんと育っていたハギが
(これだけはなんとなく抜かずに大事にしていた)
いよいよ美しい花をつけたのでした。
荒れ地に生えるパイオニア植物。
先端はしなやかにしだれて美しいけれども、
毎年新しい芽を出す、たくましい植物です。
これは秋の七草の一つ。お月見には欠かせないお供え物でもあります。

そうそう、今日は皆既月食でした。
街ナカで、校内で、スーパーの前で、至る所で
人が立ち止まり、ケータイを空に向けている様子は奇妙でもありますが、
私も同じようにケータイを空に向けて、
「雲で隠れて見えない」と送ってきた、
遠くにいる友だちに写真を送ろうと試みたりしたのでした。
これぞ、新型風流?
わけている 庭しもやがて 野辺なれば 萩の盛りを わがものに見る——西行法師

おけらも秋の七草のひとつ。
薬草園にあるのはホソバオケラ。
今、次から次へと花を開いています。
恋しけば 袖も振らむを 武蔵野の うけらが花の 色に出なゆめ——作者不詳
「山でうまいものはオケラにトトキ(ツリガネニンジン)、
里でうまいものはウリ、ナス、カボチャ」
と里謡に謡われていて、つまり、山菜として生活に溶け込んでいました。
(食べるのは、春の若芽。茹でて和え物にするらしい)
京都には「をけら祭り」という神事があって、
ここでをけらの根を焚き、その火を縄に移し、人々は家に持ち帰ります。
その火種を神棚や仏壇に、それに、正月のお雑煮を焚く火種にしたり、
これで一年の無病息災を祈願したとのこと。
生薬名で「朮」(ホソバオケラは蒼朮ですが)には
尿や汗、胆汁など体内の水分代謝異常を調節する作用があり、
この薬効が派生して、祈願に用いられるようになったようです。


ハギやオケラの姿を見て「秋やなぁ」と感じられる人は
今はどのくらいいるのでしょうか。
少なくとも私はこの秋にハギやオケラを「ソレ」だと思って初めて見たので、
これらを見て「秋やなぁ」と感じられるようになるには
まだ数年かかるのでしょう。
秋の象徴「秋の七草」。
教養として知っておくべきもののひとつでしょうが、
私のように「見てもソレとわからない」と実がないのは、
上っ面で、なんとなく味気ないですね。

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ヤマハギ(学名:Lespedeza bicolor)
マメ科ハギ属
薬用部分は根。煎じた液は、婦人のめまいやのぼせに効くとされる。
(参考:『原色薬草図鑑』北隆館)
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オケラ(学名:Atractylodes japonica)
キク科オケラ属
薬用部位は根茎で、「白朮(ビャクジュツ)」と称する生薬。
芳香性の精油を含み、健胃用などに用いられ、
四君子湯、健脾湯などの漢方方剤にも。
(参考:『原色薬草図鑑』北隆館)

2014年9月27日土曜日

20140927:変化。

アマチャの花期はどうやら7月頃だったようで、
そのころなら、ガクアジサイのような散形花序をつけるとか。
残念ながら、そのころの姿は全く目に入っていませんでした。
葉だけになったこのごろ、なぜか夕暮れに目に飛び込んできたのでした。

植物はいつも同じところに立っていますが、
いつも同じ姿ではありません。
わかりやすいのが花期、それに実の時期。
植物もそのときには、花粉や種を運んでもらうために、
できるだけその対象の動物にとって華やかに映るように、
見た目も、香りも、味も整えるのです。
それらが全て、化学反応の積み重ね…ということに驚きを禁じ得ません。
植物をじっと見ていて、そのことがジワジワとココロに沁み込んでくると、
とても壮大なドラマを観ているような気分になるのです。
今、アマチャは葉っぱだらけ。
手を広げて、エネルギーをいっぱい貯えています。


さて、こちらは私のギンブロウ。
目が離せないほどに、日々姿を変えています。
一方では花が咲き、一方では花が終わり、
終わったあとから実が伸びています。




テントの横では、先生が染料を乾燥させていました。
上はアカネ。下はムラサキです。
いずれも根っこ。
私たちの目にはほとんど関係のない部分に思えますが、
草引きをしていると、土の下でこそ、
激しく生存競争をしていることがよくわかります。

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アマチャ(学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii)
ユキノシタ科アジサイ属
植物学的には、ヤマアジサイと同一物。
干した葉を煮出して飲料とした甘茶は、黄褐色で甘みがある。
お釈迦様が生まれたとされる4月8日に、甘露の雨が降ったという言い伝えから、
毎年のその日、灌仏会(カンブツエ)という仏教の祭で、お釈迦様の像に注ぐ風習もある。
薬用としての有効成分は、フィロズルチン、イソフィロズルチン。
甘みがあり、その結晶は、ショ糖の400あるいは600〜800倍、サッカリンの2倍の甘さだが、
ヒトの体内では消化吸収されないため、
糖尿病患者や肥満症患者の砂糖代わりの甘味料としても使われる。
この他、さまざまな家庭薬に配合されていたり、
あるいは、口中清涼剤や歯みがきの甘味、醤油の味付けなどにも用いられている。
(参考:Wikipediaイー薬草ドットコム季節の花300
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ギンブロウ(学名:Phaseolus vulgaris)
マメ科
特に品種としての固有名はなく、一般にギンブロウと呼ばれ、
それぞれの家単位で個別に採種されている。
特定の地域で隔離栽培に近い状態で長年にわたって栽培採種されているため、
品質的には純粋な品種といってよいと考えられる。
(参考:「地方品種をめぐる2」西悦子著)※PDF
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アカネ(学名:Rubia argyi)
アカネ科アカネ属
つる性多年生植物。根は乾燥すると赤黄色から橙色となり、
赤い根であることからアカネと名づけられたと言われる。
花期は夏から秋にかけて。目立たない小さな花が咲く。
染料、薬用ともに、根を使う。生薬名は「茜草(センソウ)」。
利尿、止血、通経薬として、鼻血、吐血、血尿、血便、腎臓病、
黄疸、神経痛、リューマチ、月経不順に効き目がある。
また、消炎作用が強く、せきを止める作用もある。
果実を通経剤として、月経不順のときに煎じて使うと効き目があるともいわれている。
参考:Wikipediaイー薬草ドットコム
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ムラサキ(学名:Lithospermum erythrorhizon)
ムラサキ科ムラサキ属
多年草で、初夏から夏にかけて白い花を咲かせる。
根は暗紫色で、染料としても生薬としても使われる。
生薬名は「紫根(シコン)」。日本薬局方にも収録されている。
抗炎症作用、創傷治癒の促進作用、殺菌作用などがあり、
紫雲膏などの漢方方剤に外用薬として配合される。
最近では、日本でも抗炎症薬として、口内炎・舌炎の治療に使用される。
また、肝癌などを誘発するピロリジジンアルカロイドを含有するため、使用には注意が必要。
万葉集にも登場するほど歴史は古く、奈良時代から江戸時代末期まで栽培されてきたが、
明治以降、合成染料の登場により商業的価値を失い、
ムラサキ自体も絶滅危惧種にランクされるまでになってしまっている。
(参考:Wikipedia
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She walked towards you with her head down low
She wondered if there was a way out of the blue
Who's gonna take her home this time?
She knew that this time wouldn't be the last time
There she waits looking for a savior
Someone to save her from a dying self
Always taking ten steps back and one step forward
She's tired, but she don't stop
Every day she stood, hoping for a new life
She closed her eyes, and she heard a small voice say
You don't stop no, you belong to me
She cried, maybe it's too late
Don't, don't stop, don't, don't
--Laura Mvula "She"

2014年9月24日水曜日

20140924:結実。

おひさしぶりのギンブロウ。
しばらく注目していないうちに、花が咲くまでになっていました。
それにしても、種をまいてからもう2〜3か月くらいになるのに、
やっと、という感じ。
マメ科らしい、妖精みたいな花がついていました。
この夏は、雨が降らなかった期間もけっこう長くて、
その間にほとんどのギンブロウはヘタってしまいました。
ここは早いうちに蔓のための柱を立てていたし、
同じ花壇にハブソウが群生していて陰もそこそこあったからでしょうか。


上はナツメ。
下はご存じのカキ。
ナツメはこんなに褐色になりました。

BB(ブリジッド・バルドー)も26歳のときに自殺未遂をしているが
(引退後も何度か未遂の噂アリ)決定的なダメージに至らなかったのは、
より彼女が現世的でリアルな存在だったからだ。
自伝『イニシャルB.B.』には、
したがかで感受性の強い一人の女が描かれているが、
人生という長い道程を歩き続けるには、
ある種の開き直りとふてぶてしさが必要なのだ。
——『花椿』2001年9月号「宇宙の気持ち」文:小田島久恵

実りの秋ですね。
早期体験学習もいよいよ終了。
あさっては全学の一年生が集まったところでプレゼン。
そして、夏休みが終わるのです。

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ギンブロウ(学名:Phaseolus vulgaris)
マメ科
特に品種としての固有名はなく、一般にギンブロウと呼ばれ、
それぞれの家単位で個別に採種されている。
特定の地域で隔離栽培に近い状態で長年にわたって栽培採種されているため、
品質的には純粋な品種といってよいと考えられる。
(参考:「地方品種をめぐる2」西悦子著)※PDF
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ナツメ(学名:Ziziphus jujuba var. inermis)
クロウメモドキ科ナツメ属
薬用には種子を使う。種子を日干しにしたものは生薬名を大棗(タイソウ)といい、
または、暗褐色なので黒棗(コクソウ)ともいう。
夜露に当てて翌日日干しにしたものは、赤いので紅棗(コウソウ)。
緩和、強壮、利尿、鎮痙、鎮静などに応用される。
とくに、緊張による痛みや急迫症状、知覚過敏などの症状を緩和して、
他の薬物の作用を穏やかにするため、他の生薬と配合した漢方薬が多い。
(参考:イー薬草ドットコム
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カキノキ
カキノキ科カキノキ属
落葉樹。
熟した果実は食用、幹は家具材、葉は茶の代わりにもと、
とにかく生活に密着している。
果実にはタンニンが多く含まれ、柿渋は防腐剤としても。
葉にはビタミンCやK、B類といったミネラル分フラボノイドなどが多く含まれ、
血管を強化する作用や止血作用を持つとされるため、
お茶は、民間療法に古くから使われており、
また、近年では花粉症予防にも有効とされ、サプリメント等に加工され商品化されている。
その殺菌効果から柿の葉寿司などにも利用される。
生薬名は「柿蔕(してい)」。
(参考:Wikipedia
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--The Four Seasons "Sherry"

2014年8月6日水曜日

20140806:エビスグサより始めて。


甥を呉の港まで電車で送った後、
(この後、甥はひとりでスーパージェットで松山まで行きました)
上級生たちの成績発表をのぞいて、薬草園へ。
午前中は呉線も不安定になる天気でしたが、
私が薬草園に行くころには、すっかり晴れていました。
なんだか私のためにこんなに雨だったんじゃないかというくらい、
草引きにはベストなコンディション。
耳には聞き慣れた音楽と、右手には蚊取り線香。

雨の後の晴天は、コンディションにうるさいエビスグサにもうれしかったよう。
ここ数週間くらい、太陽に正面きって向かっている姿なんて
みたことがありませんでしたが、
今日はピンと背筋(葉脈)を伸ばして張り切っているようです。

おとついですら、こんなにスネていました。


さて、気になっていた順に草を引いていて、発見したのがトマト!
あんまりにも鬱蒼としすぎていて、全然気付いていませんでした。
こんなにキレイなトマト!
人類はもう月にまで行ってしまった
この星もにぎやかさを増していた
一日で人生が変わってしまうような出来事が
世界中の街の
どこにでもくりひろげられていた
ベトナムでは戦争もつづいていた
エコロジーの叫びも第一声を発していた
ロンドンにはまた
新たな、グラムともロンドン・ポップとも呼ばれた
音楽とファッションの革命が生まれていた
彼女は気がつくと
その核心に飛びこんで旅をしていた
——「青春のタラップを駆け上れ!」(文:森永博志)
  『翼の王国(2003年8月号)』
雑草とトウモロコシ(この向こう側にある)に隠れて、
助手さんの立てた造花の“立て札”すら、見えていませんでした。
本日、やっと、お目見え。
いくつかはもう腐って落ちちゃいましたが、
ほとんどは今から食べごろです!


さて、この方の名前を、またもやすっかり忘れてしまいました。
明日また、データは整理いたしましょう。

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you'd better bring yourself
——THEESatisfaction "QueenS"

2014年8月5日火曜日

20140805:キバナオウギ


このキバナオウギ、というのには、全く馴染みがないのでございます。
小さく、うつむきに咲いた花たちを見ていても、
キイロなのが葉や茎の緑に馴染んで、全く目立たない。
しかも、資料を検索してみても、日本が原産ではなく、
どうやら辛うじて北海道になら自生している、くらいのレベルで、
その他は薬用植物園で例示されている程度のよう。
つまり、あんまりこれにまつわる話が見えてこないのです。
これはどう書いたらええもんかな、というのが正直なところ。
ただ、近づいてじっと見てみると、
その控え目な様子に上品さを感じなくはないのです。
おそらく、根に近いほうの対から花が開くのでしょう。
下の対は、紫で、そのひとつ上がピンク、
そのもうひとつ上がキイロ、といった塩梅。
さらにその上は、まだツボミなのですから。
パステルカラーが涼しげです。

アサガオは、今日の雨でまたうれしそうに咲いていました。

そういえば、今の今まですっかり忘れていましたが、
こないだの土曜日の夜、友だちに誘われて呉のおでん屋での
投げ銭ライブに行ってきたのでした。
その道中、電車の中、街の中、ひどい雨で、
傘を忘れた私はすっかりずぶ濡れになりながら
コンビニに入っては、売り切れた傘を恨めしく眺めるばかりでした。
周りは浴衣だらけ。この日は、花火大会だったのです。
雨に降られて視界は雨粒だらけ。
ドーン、ドーン、という音だけが聞こえるばかりで、私には花火が見えません。
ただ、目の前でいきなり立ち止まった女の子の浴衣が、
このアサガオのような色合いだったことだけを覚えているのです。

昨日写真におさめた花はすっかりしぼんでいました。
で、また、新しいツボミが。

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キバナオウギ(学名:Astragalus membranaceus Bunge)
マメ科ゲンゲ属
中国西北部原産。日本では、各地の薬用植物園などで標本や見本用に栽培する。
茎は直立、草丈は1mくらい。葉は奇数羽根状複葉で、小葉は楕円状を呈している。
花が地味なためか観賞用として栽培することもなく、また根を漢方処方に配剤する以外、
民間薬として利用することもないため、一般的には馴染みが薄い。
薬用部分は根で、生薬名は黄耆(おうぎ)という。
有効成分はフラボノイド、サポニン、γ-アミノ酪酸(GABA)など。
止汗、強壮、利尿作用、血圧降下等の作用があり、
防已黄耆湯、桂枝加黄耆湯、黄耆建中湯などの漢方方剤に含まれる。
(参考:季節の花300Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54
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アサガオ(学名:Ipomoea nil)
ヒルガオ科サツマイモ属
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使が種子を薬として持ち帰ったことからとされる。
アサガオの種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、
生薬名は「牽牛子(けんごし)」と呼ばれる。
中国の古医書『名医別録』では、牛を牽いて行き交換の謝礼としたことがこの名前の由来。
粉末にして下剤や利尿剤として薬用にする。
ただし、ファルビチンやコンボルブリンも含み、
嘔吐や下痢、腹痛、血圧低下を引き起こすなど毒性も強く、素人判断によらないほうがいい。
江戸時代には2度、アサガオブームがあった。
そのときに、形態が多種多様に変化したもの。
(参考:季節の花300Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54
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2014年7月29日火曜日

20140729:フジマメ


昨日までハトコたちといっしょに週末から月曜にかけて
吉和でキャンプをしていた甥が帰ってきました。
甥は、うちの家系なのか、どうも出不精。
遊んでいるときにはワァーキャーと騒いでいても、
家に戻るとものすごくテンションが低くなる。
本当は、引き続き親戚の家でお泊まりする予定だったのが、
お疲れがピークに達したのでしょう、
とにかく、突然に帰ってくることになったのです。
…となると、いきなり頭を悩ますのが「今日のごはんは何にしよう」。
悩んでいるときに目に飛び込んできたのがこの紫の豆でした。

甥がいるときにごはんを作るときのポイント。
色が鮮やか。口あたりが馴染みやすい。できれば味はシンプルに。
こんな紫のキレイなものがお皿に並んだら、
ちょっとびっくりするだろうし、気をひくだろうし、
食べはしないかもしれないけど話のネタになるよなぁと思ったのでした。
名前はフジマメ。


先生によると、昔は食べるところもあった、とのことで、
どうやら食べられないわけでもないらしい。
ま、でも今回は諦めて、写真だけにいたしました。
その代わりに、先生がソウメンカボチャをくれました。
今、薬草園で実がゴロゴロと転がっています。

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フジマメ(学名:Lablab purpureus)
マメ科フジマメ属
熱帯、亜熱帯の地域で、食用や家畜の餌として栽培される。
若い莢を天ぷらや和え物、汁の実にして食べる。
種子は熟したもの、若いもの、双方食べられる。
(参考:Wikipedia
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ボクが随分素早く汽車から降りたタメ雲を焦がしたくらいさ
梶井基次郎の檸檬の中に出てくるような街の中は
埃っぽい匂いが立ちこめる通り雨の後で
また鳴きだした蝉の声響く路地は駒絵と化したかのよう
遠くから聞こえる祭囃子 背筋を伸ばした向日葵
横をすり抜ける少年の 飛び越す水溜りを跨いでから
ちょうどそこの過度を曲がる 僕の視界に飛び込むのは
どこか大人びた君と モコモコと ソフトクリームのような入道雲
——かせきさいだぁ "じゃっ夏なんで"

2014年7月24日木曜日

20140724:ギンブロウ


今朝、甥に水について説明しました。
水がどうして沸騰するのか、水の平衡状態についてとか。
自分がちゃんとわかっているかどうか確認するのに
ときどき甥を利用させてもらっています。
甥は今、小学2年生。
多少のことは理解してくれるけど、
専門用語なんか、当たり前にわかりません。
水のことを絵に書いて物語を考えるみたいに説明しながら、
ついつい、別のことに頭が向かっていきます。
カタチは物理やら化学で説明できるんだろうな、
もっとようわかったら説明できたらかっこいいやろな。
そういえば、昨日は甥が、蚊の雄と雌について、とか、
季節ごとの蚊の違いについてしっかり教えてくれました。
お返しに、蚊は吐いた息に寄ってくることを教えてあげました。

私がいつぞやに蒔いたギンブロウは、順調に育っています。
ただ、最近は暑すぎて、どうも弱ってきているようにも見えないことはないですが。
ちょうど先週には、ツルを巻くための「柱」も立ちましたよ。
ツルは、どうして何かにしがみつきながら伸びていくんでしょう。

これ↑は先週の写真。
今は、これより大きくなっています。

これ↑は今日。
ツルが伸びてきています。

昨日のわからない花について、名前を教えてもらったけど、
早くも忘れてしまいました。

先生が言っていた名前とはかなり違うし、
どうもどんな写真を見ても一致しないんだけど、
カワミドリに近いのかなー。
また聞いてみます。

テストが始まりました。
レポートもいっぱいあります。
今日は水まきだけと侮っていたら、
蚊に大量に刺されてしまった。
ゲンナリです。

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ギンブロウ(学名:Phaseolus vulgaris)
マメ科
特に品種としての固有名はなく、一般にギンブロウと呼ばれ、
それぞれの家単位で個別に採種されている。
特定の地域で隔離栽培に近い状態で長年にわたって栽培採種されているため、
品質的には純粋な品種といってよいと考えられる。
(参考:「地方品種をめぐる2」西悦子著)※PDF
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解決じゃなくて忘れさすだけで
事実は消えずに鎖になって巻き付く
今日の記憶だけ返すわ
教えて、記憶はどこへ消えた
暗くなる世界にひとり取り残された
はじけた音の粒が鼓膜に貼り付いて
私の記憶をしらっとしてかき混ぜる
——daoko "UTUTU"

2014年7月23日水曜日

20140723:わからない。


短絡的に、ウツボグサのはずだと信じていたけど、
ちゃんと見ると全然違っていました。
これは一体、なんだろう。
シソ科を中心に探してみたけど、結局、今日はわからずじまいです。

ハブソウがキレイに咲いてました。
ヨロイグサは、すっかり元のヨロイを脱いで普通のセリ科になってました。
なぜか今、年賀状の返事を書いていないことを思い出しました。

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ハブソウ(Senna occidentalis)
マメ科カワラケツメイ属
原産地は、アメリカ合衆国何部から熱帯アメリカ。
日本には江戸時代に中国から渡来。
毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入された。
葉はエビスグサに似ているが、小葉の先端が尖っていて、
数も5〜6枚あるので見分けはつきやすい。
果実の平たい鞘も、エビスグサより太く短い。
鞘の中には、扁平卵形の種子が2列に並んで入っている。
種子を採種して日干しにして乾燥させたものを生薬「望江南」と呼ぶ。
有効成分としてアントラキノン、エモジン、アンスロン、ヒスチオンなどを含み、
健胃や緩下、利尿には、適量の水で煎じて、お茶のように飲む。
虫さされのときには、生の葉を揉んで出た汁を患部に塗布する。
また、葉も煎じてお茶がわりに飲む。
(参考:Wikipediaイー草ドットコム

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この小さい町にも奇跡はありえる
かなえたい夢など、果たしてあったっけ?
また会いたい人たち、また見たいあの場面
戻りたい場所など、果たしてあったっけ?
——坂本慎太郎"まともがわからない"

2014年7月17日木曜日

20140717:ヘクソカズラよりはじめて。


ヘクソカズラ。
枝や葉を揉むと屁みたいなニオイがするからヘクソカズラ。
エライコッチャな名前ですが、花自体はとてもかわいい。
昆虫たちもあんましこの匂いは好きじゃないらしい。
学名でも使われている「paederia」は語源が「paidor=悪臭」。
生き物がみんな共通で好まない、というのも不思議なもんです。
逆に、誰も食べないから、ということで
特異的に寄ってくるアブラムシもいるそうで。
その名も「ヘクソカズラヒゲナガアブラムシ」といって、
ヘクソカズラの悪臭成分を体内にため込んで、
むしろ天敵から食べられるのを防いでいるんだとか。
蓼喰ふ虫も好き好き。「臭い」の見方もそれぞれです。
そういえば、今日の政治学の講義では、
そういう虫たちとニアリーな話でしたな。

ヘクソカズラのニオイでおもしろくまとめたサイトがありました。
サイトの主は、どうやらヘクソカズラのニオイを
臭いと感じなかったことから、確認作業が始まったらしい。
ニオイのかぎ方、各図鑑はヘクソカズラのニオイをどうまとめているか、
他の人はこのニオイを実際にどう感じているか、など。
薬草マイスター講座でも、みんなでニオイを確認してみたけど、
そこでも「臭い」と感じた人、感じなかった人とがありました。
私も臭いと思ったことはありません。
サイトでは、結論として、
「臭いの感受性に関して、甚だしい個人差が存在する」
とまとめてありました。(→木のメモ帳「ヘクソカズラ」
かはらふぢに
延(は)ひおほとれる
屎葛(くそかずら)
絶ゆることなく
宮仕へせむ
——『万葉集』高宮王
万葉集でもエライ言われようです。


待ち望んでいたタヌキマメの花が咲いていました。

このツボミが一気に開く、ということはないのかな。
でも、かわいい。


これは、火曜日に「調べてみなさい」と言われた花ですが、
調べても調べてもわかりません。一体何でしょう?


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ヘクソカズラ(Paederia scandens)
アカネ科ヘクソカズラ属
蔓生の茎は左巻きで他の植物に絡み付きながら繁茂する。
葉は茎に対生し、形は楕円形で尖り、基部は心臓形。
ヘクソズラの悪臭の元凶はメルカプタンという揮発性のガス。
茎や葉が傷つけられたりして細胞が傷つくと、
細胞中に含まれるペデロシドという硫黄化合物が分解してメルカプタンを生じ、
独特のニオイをまき散らす。ちなみに、ペデロシドは昆虫が嫌う成分として機能し、
そのため、葉を食べたり茎の汁を吸う虫もなかなか寄り付かない。
薬用部分は果実と全草と根。
果実は生薬名で鶏屎藤果(けいしとうか)といい、熟したものの生汁をそのまま利用。
抗菌作用があり、あかぎれやしもやけに高価がある他、
皮膚に潤いを与える作用もあるので、化粧水としても使える。
全草と根は生薬名で鶏屎藤(けいしとう)、煎じて利用することが多い。
根は下痢止め、脚気、腎臓病に、全草は風邪、婦人病に効果がある。
(参考:イー薬草ドットコム/『原色薬草図鑑コンパクト版14(北隆館)』p.100)
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タヌキマメ(Crotalaria sessiliflora L.)
マメ科タヌキマメ属
萼が褐色の長毛に覆われている様子をタヌキに見立てて名づけられたと言われる。
薬用部分は全草。アルカロイドを含有し、抗腫瘍作用(悪性を含む)と抗炎症作用はあるが、
有毒なので注意が必要。主な副作用は、心機能障害や停止、肝障害、発ガンなど。
民間療法では、利尿剤、強心剤、鎮痛剤として使用される。
アレロパシーを含み、コンパニオンプランツとして畑作の際に、
作物の間に植えられ利用されることもある。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑コンパクト版13(北隆館)』p.142)
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You float like a feather
In a beautiful world
I wish I was special
You're so fucking special
But I'm a creep
I'm a weirdo
What the hell am I doing here?
I don't belong here
I don't care if it hurts
I want to have control
I want a perfect body
I want a perfect soul
——Radiohead "Creep"

2014年7月15日火曜日

20140715:対称性。


草引きをしながら、いつものごとく考え事をしていました。
今日のお題は「対称性と美しさの関係について」。
昼休みにCSI(米/科学捜査班の話)を見ていたら、こんな話がありました。
生物は異性に対称性を求める。
シリアゲムシのオスは、羽が左右対称なほどメスにモテる。
昆虫の世界では「美=バランス」。
それで子孫が残せるかどうかが決まるんだ。
(グリッソムの台詞)
以前、対称性については本か何かで読んだか見たかしたことがあって、
そこには、左右対称な顔立ちの人は美しく見えるという画像実証がありました。
それを見ながら、
「美しい」と脳が判断する理由をごにょごにょと考えて、
対称っていうのは、健康とか健全の象徴なのかな、とか、
そんなことで私はなんとなく納得していたのでした。
確かにスポーツでは左右対称のほうが身体はスムーズに動けるし、
左右の柔軟性や筋肉のつきかたが違うのはケガにつながると言われます。
利き手ではないほうを使う必要がなくても、
使えるようになっている人のほうが、
ケガのリスクが少ないスムーズなパフォーマンスができるように思えます。

植物には、葉っぱが一節に対称につく対生と、
交互につく互生、それに、一節に輪を描くようにしてつく輪生があります。
これは、どういうことを意味するのでしょうか。
同じ場所に生えていても違うものは違う。
だから、光合成のしやすさ、という理由は短絡的でしょう。
私には、わかりません。
どうして対称なのが美しいと思えるのかにも、
ちゃんと答えは出せていませんし。

わからないなーと思いながら、目をあげると、
昨日のタヌキマメがそこにありました。
これは、葉は互生、というべきでしょうか。
ま、どっちでも、いっか。




今日、先生に確認してみました。
これは、ヒオウギ。
撮っているのは、花がしぼんだあとのひねり。
どうやら、右に巻くのも左に巻くのも、
キレイに巻けるのもキレイに巻けないのもあります。
なぜひねる必要があるんでしょうか。
“キッチュ”という言葉のニュアンスを正確には知りませんが、
このひねりの様子は“キッチュ”というべきではないでしょうか。

ちょこっとだけ夕立があって、エビスグサはご機嫌ナナメでした。

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タヌキマメ(Crotalaria sessiliflora L.)
マメ科タヌキマメ属
萼が褐色の長毛に覆われている様子をタヌキに見立てて名づけられたと言われる。
薬用部分は全草。アルカロイドを含有し、抗腫瘍作用(悪性を含む)と抗炎症作用はあるが、
有毒なので注意が必要。主な副作用は、心機能障害や停止、肝障害、発ガンなど。
民間療法では、利尿剤、強心剤、鎮痛剤として使用される。
アレロパシーを含み、コンパニオンプランツとして畑作の際に、
作物の間に植えられ利用されることもある。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑コンパクト版13(北隆館)』p.142)

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ヒオウギ(Iris domestica Goldblatt & Mabb.)
アヤメ科アヤメ属
花は午前中に咲き、夕方にはしぼむ。
京都では祇園祭に欠かせない花として愛好され、和歌でもよく詠み込まれている。
薬用部分は根茎。生薬名は射干(やかん)。
有効成分として、ベラムカンジン、イリジンなどを含む。
胃液分泌やぜん動を活発にする働きがあり、また去痰、消炎、利尿、風邪に。
射干麻黄湯は、ぜんそく性気管支炎、気管支ぜんそくなどの
発熱、悪寒、身体痛、頭痛、痰などの症状に用いる。
(参考:イー薬草ドットコム『原色薬草図鑑コンパクト版14(北隆館)』p.202

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エビスグサ(Senna obtusifolia)
マメ科カワラケツメイ属
中央アメリカ原産。
名前の由来には、「異国から日本に渡来したから」という説も。
小葉は先端が幅の広倒卵形。
果実は細長いさや果で弓状に曲がり、中には濃褐色で光沢のある、
やや長い六角形の種子が1列に並んでいる。
種子をしっかりと乾燥させたものを生薬「決明子」と呼ぶ。
便通を整えて目の周りの充血を取り、視界を明らかにする意味からつけられた。
有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、オブツシフォリン、エモジンなどで、
これらは下剤として知られる。薬効は広範囲で、
便秘、慢性胃腸病、消化不良、胃拡張、胃下垂、胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、
じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病など。
漢方では緩下、強壮薬として使用する。
(参考:Wikipedia季節の花300/『広島県の薬草(中国新聞社/神田博史著)』p.52)

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It may be crowded out here but I don't hear no sound but my own.
It may be pouring out here but every falling drop of sky is my own.
There ain't a thing in the world that 'll shoot my dorphins noI'm high on my throne.
Them harpies and turds wont have their way with me stoned on ozone.
——DELUXE "TO DOOP"

2014年7月14日月曜日

20140714:ホップよりはじめて。


実家の庭でホップを見つけたときには、そのあまりのかわいさに驚きました。
松ぼっくりみたいに、淡い緑色の花のようなもの(本当の花ではない)をつけて
ぶら下がっているのが、なんか、いいんです。
思わず牧野植物園で働く友だちに、
「これ、なんていうの?」と写真を送ったくらい。
ホップは薬草園にもありました。


これは、タヌキマメというそうです。
産毛をいっぱい生やしたツボミが、今にも開きそう。
明日かあさってには咲くでしょう。


これはヨロイグサ。
仰々しいけど、かわいい。


これは、先生に聞いたのに忘れてしまいました。
花が終わると、このようにカラダをひねります。
花はふつうにかわいい。
ひねったコレは、不細工なのもあって、いい。
私はいつも、作り上げて完成させてしまうクセがあるけど、
本当は、そこまで完成させてしまわないで、
突っ込みどころがあるまんまのほうがいいのになと思ってしまう。
そのほうが人には愛されるし、近づきやすいのかな。

今日はこのへんにしときましょう。
明日の課題を何にもやっていませんので。
写真もイマイチなので、いつか同じものを撮ってまいります。
データはそのときに、また。

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Sheeta, where is your crystal?
The pirates stole it, oh no.
Sheeta, where did your crystal go?
——Dillon "Hey Beau"

2014年7月13日日曜日

20140713:ハブソウとエビスグサ。


先生が市民講座として開いている「薬草マイスター講座」で
よく話に登場するもので、強く覚えているのは、
トウキ、ハブソウ、エビスグサ。
トウキは、ちぎってもらったものが家で根っこをつけた、
というのでより印象深いものになっています。
ハブソウとエビスグサを覚えたのは、葉っぱのあしらいが好きだから。
それに、ハブソウは、薬草園に生えていたのを
先生といっしょに薬草園の外にある畑に植え替えたから。
やっぱり、自分の手で触れたものはよく覚えているんですね。
この花はハブソウです。

ハブソウとエビスグサは、葉っぱがよく似ているとのこと。
(“とのこと”としたのは、私は「似ている」と思ったことがないから)
ハブソウのはとんがっていて、エビスグサのはえべっさんみたく、まあるい。
私は、スマートなハブソウのほうが好き。
まあるいエビスグサもかわいいんですが。
エビスグサの花期はまだ少し先。こちらも黄色の花をつけます。
ハブソウ


エビスグサ

ちなみに、エビス茶というのは、実はハブソウの種子で作られていて、
ハブ茶というのが反対に、エビスグサの種子で作られているそう。
ハブソウで作ったお茶が先に商品化されたんでしょう。
ハブ茶と名乗るより、エビス茶と名乗ったほうが、縁起がよさそうです。

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ハブソウ(Senna occidentalis)
マメ科カワラケツメイ属
原産地は、アメリカ合衆国何部から熱帯アメリカ。
日本には江戸時代に中国から渡来。
毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入された。
葉はエビスグサに似ているが、小葉の先端が尖っていて、
数も5〜6枚あるので見分けはつきやすい。
果実の平たい鞘も、エビスグサより太く短い。
鞘の中には、扁平卵形の種子が2列に並んで入っている。
種子を採種して日干しにして乾燥させたものを生薬「望江南」と呼ぶ。
有効成分としてアントラキノン、エモジン、アンスロン、ヒスチオンなどを含み、
健胃や緩下、利尿には、適量の水で煎じて、お茶のように飲む。
虫さされのときには、生の葉を揉んで出た汁を患部に塗布する。
また、葉も煎じてお茶がわりに飲む。
(参考:Wikipediaイー草ドットコム

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エビスグサ(Senna obtusifolia)
マメ科カワラケツメイ属
中央アメリカ原産。
名前の由来には、「異国から日本に渡来したから」という説も。
小葉は先端が幅の広倒卵形。
果実は細長いさや果で弓状に曲がり、中には濃褐色で光沢のある、
やや長い六角形の種子が1列に並んでいる。
種子をしっかりと乾燥させたものを生薬「決明子」と呼ぶ。
有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、オブツシフォリン、エモジンなどで、
これらは下剤として知られる。薬効は広範囲で、
便秘、慢性胃腸病、消化不良、胃拡張、胃下垂、胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、
じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病など。
漢方では緩下、強壮薬として使用する。
(参考:Wikipedia季節の花300


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追記

まがいなりにもクリエイティブの世界の隅っこに座り、
そこで働いているうちにカタチや色の意味や、
そのことが誰かの行動に影響を及ぼすということのおもしろさに気づきました。
たとえば、メーカーカタログ(通称プロ用カタログ)は、
掲載点数が膨大な分、使いやすさが重視されるわけですが、
使いやすさを追求していくうちに、情報やデザインが削ぎ落とされていく。
味気のないところまで削って、そこから、各社の戦略プランに合わせてしかけを加えていく。
すると、なかなかステキなカタログができることが多いように思います。

そんなことを身を持って学びながら、植物をふと見たときに、
カタチや色がいろいろあることに気がつきました。
そのどれもが戦略的で、たぶん、あんまり無駄がないんだなと、すごいなーと、思いました。
ハブソウとエビスグサの小さな違いは、彼らにとってはとても大きな違いでしょう。
きっと、そのカタチのせいで生き方が違う。あるいは、生き方が違うからカタチが違う。
生き方とは、受粉の戦略や根の張り方、葉の張り方などなど。
もっと言えば、それは、化学的成分や性質の違いにまで話は及ぶのでしょう。
「どうしてこんなふうな枝分かれなんだろう」
「どうしてこんな色なんだろう」と思うとワクワクします。
たくさんありすぎて、全くもって何も整理はできていません。