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2014年8月2日土曜日

20140802:咲いた。


本当は、もっとちゃんと開いたのもあったけど、こっちのほうがキレイなので。
雨は、私の足を、腕を、肩を、ズブズブに濡らしてしまいます。
台風だから、傘なんて本当に意味がなくて、
全方向から私に向かって雨が降ってきます。
私にとってはイヤな雨。
でも、薬草園で、この数日の暑さを耐え忍んだ者には、
間違いなく恵みの雨だったのでした。

蓮の葉の上で水滴が踊り、真ん中に集まってきます。
蓮は、茎が空洞なので、葉枝の部分に穴を開けると、
茎から水滴を吸うようにして遊べます。

いつもションボリとうつむいていたアサガオも、
今日はうれしそうに咲き乱れていました。
それにしても、このアサガオはフツウのアサガオなのでしょうか。
先生に聞いても、「あれな、植えた覚えはない」と。
でも、健気で柄もシャープで、こんなにも正直。
「けっこうあれが、水が足りてるか、の目安になる」そうで。
アサガオは、生物でも遺伝のところで登場しますが、
江戸時代ごろから変異系統が続々と作られてきました。
今も、おもしろいアサガオがどんどんできているようです。
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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花となっている。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになった。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
茎には通気のための穴が通っている。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含む。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にもなる。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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アサガオ(学名:Ipomoea nil)
ヒルガオ科サツマイモ属
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使が種子を薬として持ち帰ったことからとされる。
アサガオの種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、
生薬名は「牽牛子(けんごし)」と呼ばれる。
中国の古医書『名医別録』では、牛を牽いて行き交換の謝礼としたことがこの名前の由来。
粉末にして下剤や利尿剤として薬用にする。
ただし、ファルビチンやコンボルブリンも含み、
嘔吐や下痢、腹痛、血圧低下を引き起こすなど毒性も強く、素人判断によらないほうがいい。
江戸時代には2度、アサガオブームがあった。
そのときに、形態が多種多様に変化したもの。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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2014年7月29日火曜日

20140729:フジマメ


昨日までハトコたちといっしょに週末から月曜にかけて
吉和でキャンプをしていた甥が帰ってきました。
甥は、うちの家系なのか、どうも出不精。
遊んでいるときにはワァーキャーと騒いでいても、
家に戻るとものすごくテンションが低くなる。
本当は、引き続き親戚の家でお泊まりする予定だったのが、
お疲れがピークに達したのでしょう、
とにかく、突然に帰ってくることになったのです。
…となると、いきなり頭を悩ますのが「今日のごはんは何にしよう」。
悩んでいるときに目に飛び込んできたのがこの紫の豆でした。

甥がいるときにごはんを作るときのポイント。
色が鮮やか。口あたりが馴染みやすい。できれば味はシンプルに。
こんな紫のキレイなものがお皿に並んだら、
ちょっとびっくりするだろうし、気をひくだろうし、
食べはしないかもしれないけど話のネタになるよなぁと思ったのでした。
名前はフジマメ。


先生によると、昔は食べるところもあった、とのことで、
どうやら食べられないわけでもないらしい。
ま、でも今回は諦めて、写真だけにいたしました。
その代わりに、先生がソウメンカボチャをくれました。
今、薬草園で実がゴロゴロと転がっています。

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フジマメ(学名:Lablab purpureus)
マメ科フジマメ属
熱帯、亜熱帯の地域で、食用や家畜の餌として栽培される。
若い莢を天ぷらや和え物、汁の実にして食べる。
種子は熟したもの、若いもの、双方食べられる。
(参考:Wikipedia)
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ボクが随分素早く汽車から降りたタメ雲を焦がしたくらいさ
梶井基次郎の檸檬の中に出てくるような街の中は
埃っぽい匂いが立ちこめる通り雨の後で
また鳴きだした蝉の声響く路地は駒絵と化したかのよう
遠くから聞こえる祭囃子 背筋を伸ばした向日葵
横をすり抜ける少年の 飛び越す水溜りを跨いでから
ちょうどそこの過度を曲がる 僕の視界に飛び込むのは
どこか大人びた君と モコモコと ソフトクリームのような入道雲
——かせきさいだぁ "じゃっ夏なんで"

2014年7月28日月曜日

20140728:ハス


薬草園のプレハブのすぐ近く、
ゴチャゴチャと道具やなんやらが置かれてある辺りを無視して、
見通してみると、すっと立つハスの蕾。
ハスの大きな緑の葉に囲まれて、
1本だけがハッとするような芸術的なピンクで、
思わずほぅっとため息がこぼれました。

テスト、テストの日々が始まりました。
席に座って始まりを待っていると、あちこちから話が聞こえます。
「あのテストは不公平だ。情報がなさすぎる」
「あれってさ、結局なんだったの」
一度目に大学生だったとき、私もほとんど授業に出ていませんでした。
今は当時を知る友人らに驚かれるくらいの皆勤賞。
全部出た、ということが誇らしくもあるけど、
私はあちこちからの話と真逆で、テストを受けることで、
先生が本当に伝えたかったことがわかっておもしろかった。
どんな話も、もしかしたらわかりにくくてつまらないこともあるけど、
それでも通底する流れがすっと立って、深くわかって、花が咲く。
そのことがやっとわかる年齢になって、
すぐにできてしまうことは、おもしろくなくなってしまいました。
でもやはりそれは、ちょっと孤高すぎるのでしょうか。

今はまだ、1年生の前期。
はー、私はいつまで続けられるのだろう。


これは、栄養学科の1年生が育てているスイカ。
やっと実がなったと思ったら、直径がほんの4cmほどの。
小さくてかわいい。
でもまだまだ。
もうひとつ、ちゃんとなるかな。

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ハス(学名:Nelumbo nucifera)
ハス科ハス属
アジアの多くの国の国花となっている。
仏教では、西方浄土の極楽は神聖な蓮の池と信じられているため、
寺の境内いハス池をつくって植えるようになった。
多くの仏典に「蓮華」の名で登場し、仏像の台座にもこの形がよく使われる。
原産地はインド亜大陸とその周辺。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
茎には通気のための穴が通っている。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。
薬用部分は葉、雄しべ、果実、種子。
生薬名はそれぞれ、「荷葉(かよう/葉)」「蓮鬚(れんしゅ/雄しべ)」
「蓮実(れんじつ/果実)」「蓮肉(れんにく/種子)」。種子は多量のでんぷんを含む。
関節痛によいほか、下痢止めや強壮薬にもなる。
(参考:季節の花300/Wikipedia/『原色薬草図鑑 I』p.54)
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スイカ(学名:Citrullus lanatus)
ウリ科スイカ属
果実は園芸分野では果菜(野菜)とされるが、
青果市場での取り扱いや栄養学上の分類では果物と分類されている。
薬用部分は果実、果皮、種子。
生薬名はそれぞれ「西瓜(せいか/果実」「西瓜皮(果皮)」「西瓜仁(種子)」。
果実に果糖、ブドウ糖、種子にククルビトールなどを含む。
西瓜は急・慢性腎炎、小便不利、水腫などに役立ち、
果実をとろ火で煮詰めた西瓜糖を服用する。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑 II』p.110)
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Say my name
Sun shines
through the rain
A whole life so lonely
And then come and
ease the pain
I don’t want to
lose this feeling
——Bangles "Eternal Flame"

2014年7月24日木曜日

20140724:ギンブロウ


今朝、甥に水について説明しました。
水がどうして沸騰するのか、水の平衡状態についてとか。
自分がちゃんとわかっているかどうか確認するのに
ときどき甥を利用させてもらっています。
甥は今、小学2年生。
多少のことは理解してくれるけど、
専門用語なんか、当たり前にわかりません。
水のことを絵に書いて物語を考えるみたいに説明しながら、
ついつい、別のことに頭が向かっていきます。
カタチは物理やら化学で説明できるんだろうな、
もっとようわかったら説明できたらかっこいいやろな。
そういえば、昨日は甥が、蚊の雄と雌について、とか、
季節ごとの蚊の違いについてしっかり教えてくれました。
お返しに、蚊は吐いた息に寄ってくることを教えてあげました。

私がいつぞやに蒔いたギンブロウは、順調に育っています。
ただ、最近は暑すぎて、どうも弱ってきているようにも見えないことはないですが。
ちょうど先週には、ツルを巻くための「柱」も立ちましたよ。
ツルは、どうして何かにしがみつきながら伸びていくんでしょう。

これ↑は先週の写真。
今は、これより大きくなっています。

これ↑は今日。
ツルが伸びてきています。

昨日のわからない花について、名前を教えてもらったけど、
早くも忘れてしまいました。

先生が言っていた名前とはかなり違うし、
どうもどんな写真を見ても一致しないんだけど、
カワミドリに近いのかなー。
また聞いてみます。

テストが始まりました。
レポートもいっぱいあります。
今日は水まきだけと侮っていたら、
蚊に大量に刺されてしまった。
ゲンナリです。

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ギンブロウ(学名:Phaseolus vulgaris)
マメ科
特に品種としての固有名はなく、一般にギンブロウと呼ばれ、
それぞれの家単位で個別に採種されている。
特定の地域で隔離栽培に近い状態で長年にわたって栽培採種されているため、
品質的には純粋な品種といってよいと考えられる。
(参考:「地方品種をめぐる2」西悦子著)※PDF
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解決じゃなくて忘れさすだけで
事実は消えずに鎖になって巻き付く
今日の記憶だけ返すわ
教えて、記憶はどこへ消えた
暗くなる世界にひとり取り残された
はじけた音の粒が鼓膜に貼り付いて
私の記憶をしらっとしてかき混ぜる
——daoko "UTUTU"

2014年7月17日木曜日

20140717:ヘクソカズラよりはじめて。


ヘクソカズラ。
枝や葉を揉むと屁みたいなニオイがするからヘクソカズラ。
エライコッチャな名前ですが、花自体はとてもかわいい。
昆虫たちもあんましこの匂いは好きじゃないらしい。
学名でも使われている「paederia」は語源が「paidor=悪臭」。
生き物がみんな共通で好まない、というのも不思議なもんです。
逆に、誰も食べないから、ということで
特異的に寄ってくるアブラムシもいるそうで。
その名も「ヘクソカズラヒゲナガアブラムシ」といって、
ヘクソカズラの悪臭成分を体内にため込んで、
むしろ天敵から食べられるのを防いでいるんだとか。
蓼喰ふ虫も好き好き。「臭い」の見方もそれぞれです。
そういえば、今日の政治学の講義では、
そういう虫たちとニアリーな話でしたな。

ヘクソカズラのニオイでおもしろくまとめたサイトがありました。
サイトの主は、どうやらヘクソカズラのニオイを
臭いと感じなかったことから、確認作業が始まったらしい。
ニオイのかぎ方、各図鑑はヘクソカズラのニオイをどうまとめているか、
他の人はこのニオイを実際にどう感じているか、など。
薬草マイスター講座でも、みんなでニオイを確認してみたけど、
そこでも「臭い」と感じた人、感じなかった人とがありました。
私も臭いと思ったことはありません。
サイトでは、結論として、
「臭いの感受性に関して、甚だしい個人差が存在する」
とまとめてありました。(→木のメモ帳「ヘクソカズラ」)
かはらふぢに
延(は)ひおほとれる
屎葛(くそかずら)
絶ゆることなく
宮仕へせむ
——『万葉集』高宮王
万葉集でもエライ言われようです。


待ち望んでいたタヌキマメの花が咲いていました。

このツボミが一気に開く、ということはないのかな。
でも、かわいい。


これは、火曜日に「調べてみなさい」と言われた花ですが、
調べても調べてもわかりません。一体何でしょう?


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ヘクソカズラ(Paederia scandens)
アカネ科ヘクソカズラ属
蔓生の茎は左巻きで他の植物に絡み付きながら繁茂する。
葉は茎に対生し、形は楕円形で尖り、基部は心臓形。
ヘクソズラの悪臭の元凶はメルカプタンという揮発性のガス。
茎や葉が傷つけられたりして細胞が傷つくと、
細胞中に含まれるペデロシドという硫黄化合物が分解してメルカプタンを生じ、
独特のニオイをまき散らす。ちなみに、ペデロシドは昆虫が嫌う成分として機能し、
そのため、葉を食べたり茎の汁を吸う虫もなかなか寄り付かない。
薬用部分は果実と全草と根。
果実は生薬名で鶏屎藤果(けいしとうか)といい、熟したものの生汁をそのまま利用。
抗菌作用があり、あかぎれやしもやけに高価がある他、
皮膚に潤いを与える作用もあるので、化粧水としても使える。
全草と根は生薬名で鶏屎藤(けいしとう)、煎じて利用することが多い。
根は下痢止め、脚気、腎臓病に、全草は風邪、婦人病に効果がある。
(参考:イー薬草ドットコム/『原色薬草図鑑コンパクト版14(北隆館)』p.100)
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タヌキマメ(Crotalaria sessiliflora L.)
マメ科タヌキマメ属
萼が褐色の長毛に覆われている様子をタヌキに見立てて名づけられたと言われる。
薬用部分は全草。アルカロイドを含有し、抗腫瘍作用(悪性を含む)と抗炎症作用はあるが、
有毒なので注意が必要。主な副作用は、心機能障害や停止、肝障害、発ガンなど。
民間療法では、利尿剤、強心剤、鎮痛剤として使用される。
アレロパシーを含み、コンパニオンプランツとして畑作の際に、
作物の間に植えられ利用されることもある。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑コンパクト版13(北隆館)』p.142)
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You float like a feather
In a beautiful world
I wish I was special
You're so fucking special
But I'm a creep
I'm a weirdo
What the hell am I doing here?
I don't belong here
I don't care if it hurts
I want to have control
I want a perfect body
I want a perfect soul
——Radiohead "Creep"

2014年7月14日月曜日

20140714:ホップよりはじめて。


実家の庭でホップを見つけたときには、そのあまりのかわいさに驚きました。
松ぼっくりみたいに、淡い緑色の花のようなもの(本当の花ではない)をつけて
ぶら下がっているのが、なんか、いいんです。
思わず牧野植物園で働く友だちに、
「これ、なんていうの?」と写真を送ったくらい。
ホップは薬草園にもありました。


これは、タヌキマメというそうです。
産毛をいっぱい生やしたツボミが、今にも開きそう。
明日かあさってには咲くでしょう。


これはヨロイグサ。
仰々しいけど、かわいい。


これは、先生に聞いたのに忘れてしまいました。
花が終わると、このようにカラダをひねります。
花はふつうにかわいい。
ひねったコレは、不細工なのもあって、いい。
私はいつも、作り上げて完成させてしまうクセがあるけど、
本当は、そこまで完成させてしまわないで、
突っ込みどころがあるまんまのほうがいいのになと思ってしまう。
そのほうが人には愛されるし、近づきやすいのかな。

今日はこのへんにしときましょう。
明日の課題を何にもやっていませんので。
写真もイマイチなので、いつか同じものを撮ってまいります。
データはそのときに、また。

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Sheeta, where is your crystal?
The pirates stole it, oh no.
Sheeta, where did your crystal go?
——Dillon "Hey Beau"

2014年6月30日月曜日

20140630:ギンブロウ


これ、なんだかわかりますか?
先週の水曜日にせっせと蒔いたアレ。
ギンブロウです。


もう一度、冒頭の写真に戻ると、
「うーんしょっ」という声が聞こえてきそうです。
カラダを起こそうとしているところでしょう。

それにしても、先生からは「4〜5日で出てくる」と言われていたのですが、
本当にこんなにすぐに出てくるなんて。
昨日の朝にはまだお目見えしておりませんでした。
私のこの、ウキウキしている気持ちがわかりますか??

さて、見回してみると、木々は新芽ラッシュでした。



昨日お寺でいっしょに話をしていた人が、
「時間ができて、毎日散歩するようにしたら、
近所のケヤキに新芽が芽吹いていることに初めて気がついた。
ケヤキは季節ごとにすっかり様子を変える木で、
この新芽が芽吹いている様子は、数日見逃すと
もうその年には見ることができない。
同じところでずっと暮してきたのに、
見落としてきたことがたくさんあるんやな、て、なんか思った」
と、すっかり浄化された顔でおっしゃってました。
ええ話やな、と感化されて、今日は改めて薬草園をじいっと見回してみた次第。

このうちのどれひとつとして、
この場で名前をお知らせできないことは、本当に残念なのですが。
…精進します。(明日また先生に聞こうっ)

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ギンブロウ(学名:Phaseolus vulgaris)
マメ科
特に品種としての固有名はなく、一般にギンブロウと呼ばれ、
それぞれの家単位で個別に採種されている。
特定の地域で隔離栽培に近い状態で長年にわたって栽培採種されているため、
品質的には純粋な品種といってよいと考えられる。
(参考:「地方品種をめぐる2」西悦子著)※PDF

2014年6月26日木曜日

20140626:初夏の満開。


「花になる」は、植物にとっては、
ただ花粉の媒介者を呼ぶための戦略のひとつでしかない。
こないだも、BSチャンネルD-LIFEの映画でそんな話をしていた。
よくわかっているんだ、そんなこと。
人間だってある種の媒介者なんだから
「キレイ」やら「カワイイ」って思うということは、
その戦略にハマってるってことなんだろう。

これ、たぶんキク科だろうと思ってしつこく調べてみると、
似た写真のもので「ホソバムラサキバレンギク」というのが。
たぶんこれでしょう。

ガクがフレアーの層みたいに、こんなに。

名前のわからない花は他にも。
これなんて、どうでしょう。

これはツル性。
新芽が赤いのが、花に見えるのですね。
渋い朱色と、産毛に包まれた感じがカワイイ。

次に紹介するのは、知ってますよ。

ゴボウ。
アザミのような、実のような、そんな花が開きました。


これはクチナシ。
アリが営みの最中でした。

詳しいことは調べて、近々、またアップします。


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ホソバムラサキバレンギク(学名:Echinacea pallida Britton)
キク科ムラサキバレンギク属
北米原産の多年草で、耐乾性、耐寒性、耐暑性などがあり、極めて育てやすい植物。
初夏から晩秋まで赤紫色の花を咲かせる。
根(生薬:エキナセア根)の成分が免疫系を亢進することが分かり、
体の防御機能が低下した際にかかり易い風邪や感染症、
皮膚病治療や予防、傷の回復力を高めるなど、
「免疫力向上に有効なハーブ」として世界中で愛飲されるサプリメントにも。
(参考:武田薬品工業)

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ゴボウ(学名:Arctium lappa L.)
キク科ゴボウ属の多年草
ゴボウを水にさらすと出てくる茶色はクロロゲン酸。
クロロゲン酸はポリフェノールで、抗酸化作用がある。
その他、食物繊維、特に水溶性食物繊維が豊富。
イヌリンが水溶性食物繊維の主体を成している。
日本には薬草として中国から伝来し、
生薬、漢方薬に用いられ、利尿、発汗、血液浄化、皮膚疾患の薬の材料としても使われる。
薬草としては発汗利尿作用のある根(牛蒡根:ゴボウコン)のほか、
浮腫、咽頭痛、解毒に用いる種子(悪実:アクジツ、牛蒡子:ゴボウシ)を用いる。
(参考:Wikipedia)

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クチナシ(学名:Gardenia jasminoides Ellis)
アカネ科クチナシ属の常緑低木
果実は漢方薬の原料(三梔子)。煎じて黄疸などに使われる。
黄連解毒湯などの漢方方剤に使われる。
果実にはカロチノイドの一種、クロシンが含まれ、乾燥させた果実は
古くから黄色の着色料として用いられた。発酵させることによって青色の着色料にもなる。
これは繊維を染める他、食品にも用いられ、サツマイモや栗、和菓子、たくあんなどを
黄色に染めるのに用いられる。
(参考:Wikipedia)

2014年6月25日水曜日

20140625:ギンブロウ


今日は、銀不老という豆を植えました。
…というか、銀不老って、ご存じ?
どうやら高知・大豊の特産らしいのですが、
私(高知出身)は恥ずかしながら知りませんでした。
社団法人農山漁村文化協会のホームページ「故郷に残したい食材」によると、
県内でもこの地域だけで伝えられてきた豆。
いぶし銀のような光沢を放つ。
黒大豆の旨味と金時豆の甘味を併せもつやさしい風味。
とあります。
さらに、同じホームページによると、
「銀不老」という名前の由来は、
「ぎん」はこの豆が黒色で艶があること、
「ふろう」は「不老」で、多くの機能性成分が体に活力を
与え若さを保つことにちなむと考えられている。
と。

つい先日、先生から、「あんた、高知やったら知っとるか?」
と言われたんだけど、全然知りませんでした。
地元ではこれを、ロールケーキ入れたり、
アイスクリームに入れたりして地域おこしの一端を担っているとのこと。
古くからは、おにぎりや混ぜご飯、お寿司などに混ぜられていたとか。

マメ科でツル性だと、見た目のインパクトにはやや欠けるので、
一度聞いただけでは忘れてしまいます。
だから今日も「先生、銀不老って、どれでした?」。


今日はフジマメと比較して見てみました。
(フジマメは写真を撮らず。迂闊でした)
フジマメは葉脈まで赤紫っぽいのに対し、
こちらはもうちょっと緑。
でも、葉のカタチはほとんど同じようです。

植えたのは、冒頭の写真の3〜4倍ほどの量の豆(種)。
薬草園はまた、豆だらけになってしまいそうです。苦笑。

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ギンブロウ(学名:Phaseolus vulgaris)
マメ科
特に品種としての固有名はなく、一般にギンブロウと呼ばれ、
それぞれの家単位で個別に採種されている。
特定の地域で隔離栽培に近い状態で長年にわたって栽培採種されているため、
品質的には純粋な品種といってよいと考えられる。
(参考:「地方品種をめぐる2」西悦子著)※PDF

2014年6月18日水曜日

20140618:枯れ木と新しい芽吹き。


















「角が生えとるみたいじゃろ。それで『頭の治療にええ』て使い始めたらしい」
と先生が教えてくれたのは、カギカズラ。
確かに、茎にたくさんのカギ。
なぜか、1つ角と2つ角とが交互になっている。
こんなの、何かの道具にあったよなー、みたいなカタチ。
鎮痙剤や鎮痛剤の他、認知症にも薬効があるとされているとのこと。
生薬名は「釣藤駒(チョウコウトウ)」。
昔の人は発想が豊かやなーと驚きました。

薬草園のは残念ながら枯木になってしまっていますが、それでも“カギ”は健在。
調べてみると、この“カギ”、本来は枝だったと考えられているそうです。
↓この写真は、中国新聞の文化センターで行われた市民講座報告のサイトから拝借。
「広島の薬用植物と漢方」

















枯木と言えば、昨日の雨の中で気になったのがこれ。

















朱色の鮮やかさが際立って、薬草園で異彩を放っているのです。
これはウコンザクラ。
先生に「この葉の色は正しいのでしょうか」と聞くと、
やっぱりこれは葉が枯れているようでした。
枯れたと言われても、この朱色はちょっと美しい。
しなーっと力が抜けて垂れて、気だるそうなのがかえって艶っぽい。
枝はまだ弾力があり枯れておらず、
だったら、この葉が散ったら新しい芽吹きがあるのかな。

今日は雨上がりにピーナッツやらハブソウの苗を横っちょの畑へと移しました。
畑は学生たちの植えたイモに、トウモロコシにトマトに…と賑やかです。
先生がトマトの枝を切って分けてくれたので、その場で挿し木にしてきました。
栄養学科の人たちの植えたトマトやナスは、もうかなり立派になっています。
賑やかな畑は、それだけでウキウキと未来に満ちている。
なんて、枯れたものを少し意識すると、ちょっと浸ってしまったり。

新しい命と枯れた命。
私はどこか、不完全なものを好む傾向があるみたい。

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カギカズラ
アカネ科カギカズラ属
千葉県や神奈川県、京都や島根など、
分布が北の地域では絶滅危惧種に類するランクが与えられ、
特に京都市では「松尾大社カギカズラ野生地」は市の天然記念物に指定されている。
それ以南の地域では普通種、むしろ実生活では害木扱いされることも。
よく枝を出し、節々に鉤があるので、駆除するのもやっかい。
薬用としては、鉤は「釣藤鉤」と呼ばれる生薬として使われる。
成分としては、リンコフィリン,イソリンコフィリン、
コリノキセイン、ヒルスチン,ヒルステインなどのアルカロイドを含有し、
鎮痙剤や鎮痛剤として用いられる。
釣藤鉤を含む漢方処方である釣藤散を
アルツハイマー認知症型モデルのラットに投与した実験において、
優位な症状の改善が見られたほか、
脳血管障害型の痴呆モデルでも有効性が報告されている。
(参考:Wikipedia)
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ウコンザクラ
バラ科サクラ属
サクラの栽培品種。花弁に葉緑体を持ち、淡黄色の花を咲かせる。
ウコンの根を染料に用いた鬱金色と色が似ていることから
「ウコンザクラ」と呼ばれる。