2014年10月11日土曜日

20141011:ようけとれました。



いよいよ芋の収穫。
栄養学科は11月の頭に収穫祭を予定しているそうで、
ちょっと早いけど、芋の様子をうかがってみたのでした。
これは、先生が植えていた芋。立派です。


これは先生のより10日ほど前に植えていた私の芋。
もっと立派。というか、芋ってこんな形だったっけ…?
比較するモノをいっしょに写さなかったことに後悔。
これ、片手で持つのはけっこうたいへんなくらいの重量なのです。

生物の教科書的に言うなら、サツマイモは窒素固定細菌と共生して
窒素固定が行えるために、痩せた土地でもしっかり育つとのこと。
むしろ、過剰に水や肥料を与えないほうが甘みの凝縮した芋になりそう。
こんなに大きくなってしまった芋の味はどうでしょう。
でも、たぶん、この芋は高知にいる甥と、私の父の口に入ることになるのでしょう。

これはピーナッツ。まさに鈴なり。
こないだまでキイロのかわいらしい花を咲かせていて、
葉っぱの感じとマメ科であることから、
私は完全に、エビスグサだと勘違いしておりました。
(イヤに背が低いなぁとだけ思っていました)
土を掘ってみると、中にマメがコロコロ。
これも、根粒菌といっしょに生きていたのですね!

今日は他にも、トマトやナス、ソウメンウリ、
間引いたダイコンとカブの葉っぱをゲット。
その代わりに、ハクサイとニンニク、キュウリ(秋穫れのもの)を植えました。
また収穫のころが楽しみです。

そういえば、こないだ薬学部の3年生が薬草園に遊びにきて、
雑草の集団を見回しながら「どれが薬用植物ですか?」と言っていたけど、
いやいや、どれも、薬用植物です。
どれもがちゃんと薬用植物だと崇めてもらえるように、
やっぱりきちんと整理整頓しておこう。
いらんもんはきっちり刈り取っておかねば、と気を新たにしたのでした。
それに、栄養学科のために、と、先生は野菜をせっせと植えていますが、
野菜にすら、薬効のあるものは多くあるんですね。

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サツマイモ(学名:Ipomoea batatas)
ヒルガオ科サツマイモ属
デンプンが豊富でエネルギー源として適しており、
単位面積あたりのカロリーベース収量は、コメを上回る。
ビタミンCや食物繊維、カルシウムを多く含み、加熱してもビタミンCが壊れにくい。
その一方で、タンパク質の割合が低いなどの理由から、
サツマイモばかりを摂取しても栄養失調に陥ることがある。
薬効としては、ビタミンCから、風邪の予防、シミ、ソバカス。
食物繊維(セルロース)の豊富さと、含有されているヤラピンという緩下成分から便秘解消にも。
また、黄色種のサツマイモに含まれるカロチンは体内でビタミンAに変換され、
夜盲症の予防や視力の低下を防ぐ効果もいわれている。
その他、すりおろしてガーゼに塗って湿布するとビタミンがしもやけに効果的。
あるいは、サツマイモの粘り気に含まれるビタミンKには血液凝固の作用もあるなど。
(参考:野菜の効能辞典健康で免疫力を高める食べ物・栄養食品効果効能ナビ
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ラッカセイ(学名:Arachis hypogaea)
マメ科ラッカセイ属
主に食用として。ラッカセイ、ピーナッツとして有名。
沖縄ではジーマーミと呼ばれ、沖縄料理のひとつであるジーマーミ豆腐などにも使われる。
脂肪分が多いだけでなく、ビタミンEやビタミンB1、カリウムやマグネシウムなど。
また、薄皮の部分にはレスベラトロールというポリフェノールが含まれており、
抗酸化作用の他、アンチエイジング効果や美容効果などで注目されている。
薬用部分としては、種子が生薬名で「落花生」、地上部が生薬名で「落花生枝葉」。
種子の脂肪油に含まれるオレインやアミノ酸類、ビタミンにより、
各種出血症に治療に効果がある。
(参考:JAむなかたホームページ『原色薬草図鑑』北隆館

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