2014年10月16日木曜日

20141016:お茶会という名の。

3年生女子2人とオガタと私と先生とで
(栄養学科の人も2人いたけど、時間がなくなって帰ってしまった)
ハブソウとエビスグサの種を採取してお茶の試飲。
薬草マイスター講座に参加している受講生の方々は
当然のごとく、このエビス茶(ハブソウで作る)や
ハブ茶(エビスグサで作る)のことをよく知っているみたいだけど、
私にとっては初めてのエビス茶、ハブ茶なのでした。

以下、写真たちは全てハブ茶(エビスグサで作る)の様子です。


房から種を取り出す作業。
地味だけど、これが意外とクセになる。
ダベりながら作業しつつ、チョコベビーが食べたくなってしまいました。
この種は、生薬名で「決明子」。
あのケツメイシの名前の由来として有名ですよね。

薬学部の人が多いと、ここではこの有効成分の話になります。
決明子の有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、
オブツシフォリン、エモジンなど。
下剤として知られているそうで。

表面の光沢が失われるくらいまで煎って、沸かしたお湯にドボン。

色を確かめながら、好みで。

左がエビス茶、右がハブ茶。
色の違いは、煮出した時間のせいだと思います。
ハブ茶のほうがクセがなくて飲みやすい気がしたけど、
味も、煮出した時間の影響がかなりありそう。
実験失敗です。

↓上:エビスグサの葉(8月の写真)、下:ハブソウの種。

探したらエビスグサの種もハブソウの葉も写真が出てきそうですが。

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エビスグサ(学名:Cassia obtusifolia Linn.)
マメ科カワラケツメイ属
葉が黄色になるころ、熟して茶褐色となった果実をよく乾燥させ、
中から種子を集めてさらに乾燥させたものが、生薬「決明子(ケツメイシ)」。
『本草綱目』によると、便通をととのえ、便通をよくして、
目の回りの充血を取ることによって、目がはっきりと見えることが「決明子」の由来。
他に、『神農本草経』にも収載されている。
有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、オブツシフォリン、エモジンなど。
薬効は非常に広範囲で、便秘、慢性胃腸炎、消化不良、胃拡張、胃下垂、
胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、
糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病などに効果があることが知られている。
(参考:イー薬草ドットコム

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