2014年10月20日月曜日

20141019:番外編。六甲高山植物園。

木から赤い実が落ちて、その実から足が伸びているようです。
これ、あまりに華奢で、この赤の玉の色の具合が可憐。
頭が大きくてカラダが虚弱で、妙にいじらしい感じも。
通りすがりのおじさんに教えてもらって見つけた瞬間から、
胸がキュンキュンし通しでした。
だから、何度も何度も名前をたずねたのだけど、
悲しいことに忘れてしまいました。
カメラで姿を押さえることも大事ですが、
メモもやっぱり携帯しておかなければ。
どうせカメラに必死になりすぎるからとバスに置いてきたことを後悔しました。


その、通りすがりのおじさんとは
このドウダンツツジの前でもバッタリ遭遇。
「ボクは、中でもこのドウダンツツジが一番好きで」
と、ポツリポツリ、京都のコトバで植物を語ってくれました。
私がカメラを持っているのを見ると、
「植物の写真は、美しい、いいカタチの植物を被写体にできたら、
それだけでいい写真になる」
と、教えてくれました。
そのおじさんは、どの季節も、大事に大事に足を運ぶんだそうです。
「ま、でもやっぱり春が一番楽しいよ」
私も季節ごとに行けるようにしようと、
やんわり思ったのでした。

とは言っても、六甲の高山植物園には
たくさんの花が咲いていておもしろかった。
根も茎も葉も生きていく本分だとわかりつつも、
やはり花を愛でてしまうのは動物の性なのでしょうか。


リンドウは花盛り。
「やっぱり天然のリンドウはいい」と、
京都市の植物園で品種改良されたコスモスを嘆いていた人が喜んでいました。
ハチなんやらアブなんやら、もブイーンとやってきています。


これは何だったか。
アジサイのような気もしますが、花のカタチがまるで違う。


ツルリンドウ。
うちの薬草園ではもうすっかり終わってしまいましたが。

トリカブトやシクラメン、センブリにラッキョウやクリンソウなど、
他にもたくさん花はありましたが、このあたりにしておきます。


これはマムシグサ。奇妙です。

0 件のコメント:

コメントを投稿