2014年10月21日火曜日

20141021:ヨロイグサ再来。

この夏に咲いていたヨロイグサがいよいよ終わってしまって
はかないなぁとガッカリしていたところ、
全く思いもよらない花壇に、新しいヨロイグサがいつの間にか出てきていました。
そういえば前に先生が
「ヨロイグサは他のところにも植えた」と言っていたのを思い出して、
これのことやったんやな、とちょっとうれしくなったのでした。
相変わらずのシニカルな姿で、
ヨロイのように守っているかと思えば、
角度を変えて見てみると、パカッとヨロイの蓋を開けて
小さな子どもを背負っているようにも見えるのです。
頭にはちょびっと葉が出ていて、
自然な姿ではあるのでしょうが、どうにも笑いを誘うために
計算を施されたようにも見えてしまうのでした。
ヨロイグサのこういうところが、私は大好きです。

見回すと、薬草園にもたくさんの花が咲いています。
もう何度も同じことで驚いているように感じますが、
花は春だけじゃないんですね。
これは何だろう。

ま、どうりで、このごろになってチョウがたくさん舞っているのです。
(本音を言うと、チョウが産む卵からアオムシがたくさん孵って、
私らの植えたダイコンやカブやミズナを食べてしまうのが腹立たしいのですが)

--------------------
ヨロイグサ(学名:Angelica dahurica Benth. et Hook.)
セル科シシウド属
薬用部位は根で、これを乾燥させたものが生薬名で「白芷(ビャクシ)」。
「白芷」の「芷」が、中国語でヨロイグサを意味する。
ビャクアンゲリコールなどのフロクマリン誘導体を含み、
解熱、鎮痛、解毒、排膿作用がある。
血管拡張と消炎の作用から、肌を潤しむくみを取るとして、
古来中国の宮廷の女性たちにより美容用ともされていた。
一般用漢方製剤294処方のうち、五積散、清上防風湯など15処方に配合されている。
(参考:武田薬品ホームページWikipedia

0 件のコメント:

コメントを投稿