2014年10月19日日曜日

20141018:番外編:武田薬品の薬草植物園。

この土日は、先生のファンクラブの方々といっしょに、
植物園巡りの一泊二日の旅でございました。
目玉は初日の武田薬品の薬用植物園。
ファンクラブの会長さんに「そうそう行けるところじゃない」と言われ、
そらそやわ、と馳せ参じたワケでございます。

さすがに研究所がいっしょになっているので、
かっちりと管理・栽培されているのでした。
たとえば、これはムラサキの栽培の様子。
ひとつずつを管に入れて、土の成分やら水分量やらが
ムラにならないようにしているんだとか。



あと、先生に「これ、ぜひうちの薬草園でもやりましょ!」と
ついコーフンして言ってしまったのが、これ。



わかるでしょうか。
それぞれ、漢方方剤に配合されている薬草をまとめて植えているんですね。
私のように初心者にもすごくわかりやすいし、
フダの横には具体的な商品を置いていたりして、想像もつきやすい。

こんなふうにもしているんです。
説明もしやすいし、親しみやすい。
こんなことをセンスよくできたら、
そら、名物の薬草園になるでしょう。

あとは、うまく撮れたヤツを並べていきます。


ゴシュユ。
ミカン科ですが、この小さな実を口に入れてみるととても苦い。
「この苦さはちょっと…」と言う人がほとんどな中、
私はこの辛みと刳みがけっこう好きなのでした。
先生曰く「漢方の場合は良薬口に甘し」。
カラダに合うものは効果がある場合が多い、ということ。
つまり、私にはゴシュユが合っているということでしょうか。

ゴシュユには、体を温める作用や鎮痛作用などがあり、
冷え症状や血行障害、頭痛や腹痛や生理痛にも。
血の巡りを助けるということになるのでしょうか。
実を食べて「けっこう好きですけど」と言うと、
研究所の人が「ほう、意外ですね」というような顔をしたのが気になるところ。


お茶の花は初めてでした。
ある人が「ね、お茶の花ってかわいいのよ。意外に」と、
胸をときめかせながら、私にかわいさを訴えてきました。
たしかに、このポチョっとした具合と、
シリアスな葉とのアンバランス感が絶妙。
こういうのをキッチュというのでしょうか。


チョウセンアサガオ。
うちの薬草園にあるチョウセンアサガオの花は
うっかり見逃してしまっていました。
というか、咲かなかったのかな?


サトウダイコンは解熱や止血、健胃に。
名前の通り、甘味料としても使われます。
しかし、ダイコンの足はどうしてこうセクシーなんでしょう。


オランダセンニチ。
この横にキバナオランダセンニチもありましたが、
こっちのほうがうまいこと撮れていました。
オランダセンニチは、世界各地で消炎や消化促進の民間薬として使われています。
インドでは頭痛や歯痛にも。


トウガラシ。
色とりどりでポップ。
トウガラシも薬用で使われることがあります。
そのときは、エキスにして温湿布剤に配合したり、
他にも筋肉痛や凍傷、養毛に使われるそうです。
この横にはハバネロ、それにこないだまでギネスに辛さ世界一と
収載されていた種もありました。

ラベンダーも薬効を持ちます。
花や葉、茎に抗菌、消毒作用があって、
神経過敏、筋肉の緊張、痛みの緩和、腸内のガス抜きに。

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