ヘクソカズラ。
枝や葉を揉むと屁みたいなニオイがするからヘクソカズラ。
エライコッチャな名前ですが、花自体はとてもかわいい。
昆虫たちもあんましこの匂いは好きじゃないらしい。
学名でも使われている「paederia」は語源が「paidor=悪臭」。
生き物がみんな共通で好まない、というのも不思議なもんです。
逆に、誰も食べないから、ということで
特異的に寄ってくるアブラムシもいるそうで。
その名も「ヘクソカズラヒゲナガアブラムシ」といって、
ヘクソカズラの悪臭成分を体内にため込んで、
むしろ天敵から食べられるのを防いでいるんだとか。
蓼喰ふ虫も好き好き。「臭い」の見方もそれぞれです。
そういえば、今日の政治学の講義では、
そういう虫たちとニアリーな話でしたな。
ヘクソカズラのニオイでおもしろくまとめたサイトがありました。
サイトの主は、どうやらヘクソカズラのニオイを
臭いと感じなかったことから、確認作業が始まったらしい。
ニオイのかぎ方、各図鑑はヘクソカズラのニオイをどうまとめているか、
他の人はこのニオイを実際にどう感じているか、など。
薬草マイスター講座でも、みんなでニオイを確認してみたけど、
そこでも「臭い」と感じた人、感じなかった人とがありました。
私も臭いと思ったことはありません。
サイトでは、結論として、
「臭いの感受性に関して、甚だしい個人差が存在する」
とまとめてありました。(→木のメモ帳「ヘクソカズラ」)
かはらふぢに
延(は)ひおほとれる
屎葛(くそかずら)
絶ゆることなく
宮仕へせむ
——『万葉集』高宮王
万葉集でもエライ言われようです。
待ち望んでいたタヌキマメの花が咲いていました。
このツボミが一気に開く、ということはないのかな。
でも、かわいい。
これは、火曜日に「調べてみなさい」と言われた花ですが、
調べても調べてもわかりません。一体何でしょう?
ヘクソカズラ(Paederia scandens)
アカネ科ヘクソカズラ属
蔓生の茎は左巻きで他の植物に絡み付きながら繁茂する。
葉は茎に対生し、形は楕円形で尖り、基部は心臓形。
ヘクソズラの悪臭の元凶はメルカプタンという揮発性のガス。
茎や葉が傷つけられたりして細胞が傷つくと、
細胞中に含まれるペデロシドという硫黄化合物が分解してメルカプタンを生じ、
独特のニオイをまき散らす。ちなみに、ペデロシドは昆虫が嫌う成分として機能し、
そのため、葉を食べたり茎の汁を吸う虫もなかなか寄り付かない。
薬用部分は果実と全草と根。
果実は生薬名で鶏屎藤果(けいしとうか)といい、熟したものの生汁をそのまま利用。
抗菌作用があり、あかぎれやしもやけに高価がある他、
皮膚に潤いを与える作用もあるので、化粧水としても使える。
全草と根は生薬名で鶏屎藤(けいしとう)、煎じて利用することが多い。
根は下痢止め、脚気、腎臓病に、全草は風邪、婦人病に効果がある。
(参考:イー薬草ドットコム/『原色薬草図鑑コンパクト版14(北隆館)』p.100)
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タヌキマメ(Crotalaria sessiliflora L.)
マメ科タヌキマメ属
萼が褐色の長毛に覆われている様子をタヌキに見立てて名づけられたと言われる。
薬用部分は全草。アルカロイドを含有し、抗腫瘍作用(悪性を含む)と抗炎症作用はあるが、
有毒なので注意が必要。主な副作用は、心機能障害や停止、肝障害、発ガンなど。
民間療法では、利尿剤、強心剤、鎮痛剤として使用される。
アレロパシーを含み、コンパニオンプランツとして畑作の際に、
作物の間に植えられ利用されることもある。
(参考:Wikipedia/『原色薬草図鑑コンパクト版13(北隆館)』p.142)
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You float like a feather
In a beautiful world
I wish I was special
You're so fucking special
But I'm a creep
I'm a weirdo
What the hell am I doing here?
I don't belong here
I don't care if it hurts
I want to have control
I want a perfect body
I want a perfect soul
——Radiohead "Creep"
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