未知の環境に入り込むときにはやっぱり少し不安で、
私だって少し孤独なんてのも感じながら、
図太い顔を貫きつつ心をゆらゆらと揺らして過ごしています。
カワラナデシコは、薬草園の中でも誰にも教えてもらう必要もなく
私が名前を知る数少ない植物のひとつ。
そんなことだけでもついつい馴染みありそうげで、
はかなげに見せる淡いピンクの花とも心が通いそうで、
ふらりと吸い寄せられてしまいます。
なでしこは
咲きて散りぬと
人は言えど
我が標めし野の
花にあらめやも
——大伴家持
カメラを構えて見えたのは、カマキリがアリを捕獲する瞬間。
これは本当にそういう動作なのかわからないけど、
カマキリはアリを両手でしっかりと抱えて
自分の口へと運んでいき、うごめくアリの内蔵(あるのか?)をカプ。
アリはそれでもまだもがいています。
生きてんやなぁ、と感激してしまいました。
ギンブロウが大きくなっているその傍らには、雨上がりのこんなキノコ。
こちら、コガネキヌカラカサタケ。
全体的に黄金色の鱗片に覆われています。
こないだせっせと草引きをしているとき、
たくさんの腐植した草がここにはありましたが、
それらが栄養分になった模様。
目を離していたのは月曜と火曜のたったの2日間のみ。
どんな短期間にこんなにおっきくなるねん。
傘の部分はたぶん長さ5cmほど。
ちゃんと見ようと思うと、目が離せません。
うん。未知だろうが既知だろうが、馴染もうが馴染むまいが、
生きるということには特にモンダイないようです。
カワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. longicalycinus(Maxim.) Williams)
ナデシコ科ナデシコ属
秋の七草のひとつ。奈良時代ごろから多くの万葉歌人に愛され、
たくさんの歌にも詠まれている。
ナデシコとは「撫し子」と書く。
かわいい子どもの頭をなでる様子に共感した感情から生まれたと言われている。
草原や山地、河原等の環境は人の手により草刈や枝打ちがされ、
いわゆる里山としての利用がされてきた日当たりの良いところが
カワラナデシコが生息するのに適している。
つまり、人間と密接な関係から繁殖がなされてきたと言える。
薬用としても利用されており、開花期の全草を乾燥させたものを瞿麦(くばく)、
種子を乾燥したものを瞿麦子(くばくし)という。
顕著な利尿作用があり、塩化物の排出量が増加。むくみのときの利尿に用いる。
通経薬として、生理不順にも。ただし、妊婦には用いない。
(参考:イー薬草・ドットコム/Wikipedia)
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コラネカラカサタケ(Leucocoprinus bresadolae)
ハラタケ科キヌカラカサタケ属
熱帯系のきのこで、奄美、小笠原以南で普通に見られる。
土壌中の腐植を分解して栄養にする。
森林内の落葉や倒木は、いくつかの微生物が入れ替わりで分解していき、
この腐植分解菌が関与するのは、最終に近い部分となる。
食用というよりは観賞用。食毒は不明。
表面にある黄金色の鱗片は触ると落ちてしまう。
(参考:森林総合研究所九州支所『九州の森と林業』)
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突然ですが、今日の薬草園でのテーマ。
There was a finer life
When I was with my friends and I could always see my family
That's what I still want now
Even if I'm here and I know they won't be waiting
'Cause I don't want to be alone
I don't want to be here alone
--Toro Y Moi "Still Sound"
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