2014年7月13日日曜日

20140713:ハブソウとエビスグサ。


先生が市民講座として開いている「薬草マイスター講座」で
よく話に登場するもので、強く覚えているのは、
トウキ、ハブソウ、エビスグサ。
トウキは、ちぎってもらったものが家で根っこをつけた、
というのでより印象深いものになっています。
ハブソウとエビスグサを覚えたのは、葉っぱのあしらいが好きだから。
それに、ハブソウは、薬草園に生えていたのを
先生といっしょに薬草園の外にある畑に植え替えたから。
やっぱり、自分の手で触れたものはよく覚えているんですね。
この花はハブソウです。

ハブソウとエビスグサは、葉っぱがよく似ているとのこと。
(“とのこと”としたのは、私は「似ている」と思ったことがないから)
ハブソウのはとんがっていて、エビスグサのはえべっさんみたく、まあるい。
私は、スマートなハブソウのほうが好き。
まあるいエビスグサもかわいいんですが。
エビスグサの花期はまだ少し先。こちらも黄色の花をつけます。
ハブソウ


エビスグサ

ちなみに、エビス茶というのは、実はハブソウの種子で作られていて、
ハブ茶というのが反対に、エビスグサの種子で作られているそう。
ハブソウで作ったお茶が先に商品化されたんでしょう。
ハブ茶と名乗るより、エビス茶と名乗ったほうが、縁起がよさそうです。

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ハブソウ(Senna occidentalis)
マメ科カワラケツメイ属
原産地は、アメリカ合衆国何部から熱帯アメリカ。
日本には江戸時代に中国から渡来。
毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入された。
葉はエビスグサに似ているが、小葉の先端が尖っていて、
数も5〜6枚あるので見分けはつきやすい。
果実の平たい鞘も、エビスグサより太く短い。
鞘の中には、扁平卵形の種子が2列に並んで入っている。
種子を採種して日干しにして乾燥させたものを生薬「望江南」と呼ぶ。
有効成分としてアントラキノン、エモジン、アンスロン、ヒスチオンなどを含み、
健胃や緩下、利尿には、適量の水で煎じて、お茶のように飲む。
虫さされのときには、生の葉を揉んで出た汁を患部に塗布する。
また、葉も煎じてお茶がわりに飲む。
(参考:Wikipediaイー草ドットコム

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エビスグサ(Senna obtusifolia)
マメ科カワラケツメイ属
中央アメリカ原産。
名前の由来には、「異国から日本に渡来したから」という説も。
小葉は先端が幅の広倒卵形。
果実は細長いさや果で弓状に曲がり、中には濃褐色で光沢のある、
やや長い六角形の種子が1列に並んでいる。
種子をしっかりと乾燥させたものを生薬「決明子」と呼ぶ。
有効成分はアントラキノン誘導体クリソファノール、オブツシフォリン、エモジンなどで、
これらは下剤として知られる。薬効は広範囲で、
便秘、慢性胃腸病、消化不良、胃拡張、胃下垂、胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、
じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病など。
漢方では緩下、強壮薬として使用する。
(参考:Wikipedia季節の花300


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追記

まがいなりにもクリエイティブの世界の隅っこに座り、
そこで働いているうちにカタチや色の意味や、
そのことが誰かの行動に影響を及ぼすということのおもしろさに気づきました。
たとえば、メーカーカタログ(通称プロ用カタログ)は、
掲載点数が膨大な分、使いやすさが重視されるわけですが、
使いやすさを追求していくうちに、情報やデザインが削ぎ落とされていく。
味気のないところまで削って、そこから、各社の戦略プランに合わせてしかけを加えていく。
すると、なかなかステキなカタログができることが多いように思います。

そんなことを身を持って学びながら、植物をふと見たときに、
カタチや色がいろいろあることに気がつきました。
そのどれもが戦略的で、たぶん、あんまり無駄がないんだなと、すごいなーと、思いました。
ハブソウとエビスグサの小さな違いは、彼らにとってはとても大きな違いでしょう。
きっと、そのカタチのせいで生き方が違う。あるいは、生き方が違うからカタチが違う。
生き方とは、受粉の戦略や根の張り方、葉の張り方などなど。
もっと言えば、それは、化学的成分や性質の違いにまで話は及ぶのでしょう。
「どうしてこんなふうな枝分かれなんだろう」
「どうしてこんな色なんだろう」と思うとワクワクします。
たくさんありすぎて、全くもって何も整理はできていません。

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