2014年7月7日月曜日

20140707:ネジバナ

雨上がり、というか、小休止。
不意の休講も、こう風雨が収まってしまっては。
ここぞとばかり飛び出して、薬草園にてぶらりぶらり。
足元を見ると、久しぶりのピンクと白の小さな螺旋。
ネジバナはここにも、ひっそりと生えていたのでした。

ネジバナを見つけるとやりたくなるのは、
そのネジリ具合の美しさについての採点。
このネジバナの場合、
技術(螺旋の角度と階数):4.5点
芸術(花の密集度):2.0点
で、10点満点中の6.5点といったところでしょうか。
花のパラつきと開いている角度が気になるところですが、
それでも、螺旋の構造は、
ネジバナのネジバナたる根本を見せられた気のするいいひねりです。

芸術点の高い例をお見せしましょう。
これは私の写真じゃなく、父が自分ちで撮ったネジバナの写真です。
写真が美しいということも大いにあるけど、
花の密度と咲いている顔の向き、そのウェーブの具合が
パーフェクトだと思いませんか。
これだと、技術点は低くても、十分美しいネジバナだと評価できるでしょう。

激しい雨の小休止にも、こっそりと、スクッと。
みちのくの
しのぶもじずり
誰ゆえに
乱れむと思ふ
我ならなくに
——『古今集』河原左大臣
※ネジバナの別名は「捩摺(もじずり)」。
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ネジバナ(Spiranthes sinensis var. amoena)
ラン科ネジバナ
学名の「amoene」とは、「愛すべき、人に好かれる」という意味
花がみんな一方向に向いてしまうと茎が傾くので、
花のほうで工夫してわざとねじるように花をつけるようになった。
巻き方の向きは、右巻き左巻きどちらも同等に。
途中でねじれる方向が変わるものも、ねじれないものもある。
通常、小型のハナバチなどが花粉塊を運んで他家受粉が起こると考えられるが、
長期にわたって花粉塊が運び去られないときには、
花粉塊が崩壊して柱頭に降りかかり、自家受粉を成立させる。
意外と考えられた設計の、ようでけた花でございます。
(参考:季節の花300Wikipedia

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